目次
使用教材
できるようになること(Can-do)
数量、人数、時間、期間などを言い表すことができる。
PにNが1つあります。
導入
T:(机の上に消しゴムを並べて) 机の上に何がありますか。
S:消しゴムがあります。
T:そうですね。机の上に消しゴムがあります。
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・。机の上にここのつ消しゴムがあります。
物を変えてもう一度する。
T:これはなんですか。
S:りんごです。
T:そうですね。りんごです。りんごがあります。
T:りんごが、ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・・やっつ。りんごが8つあります。
他にも、卵、時計、カバンなどの絵、もしくは実物を用意して繰り返す。数える前は数える物の名前を確認すること。
1:ひとつ
2:ふたち
3:みっつ
4:よっつ
5:いつつ
6:むっつ
7:ななつ
8:やっつ
9:ここのつ
10:とお
練習
●ひとつ〜とおまで、スラスラ言えるように発話練習をする。
●絵を見せて、物がいくつあるか答える。
T:これはなんですか。
S:時計です。
T:はい、時計です。時計が4つあります。じゃあ、S1さん?
S1:みかんがここのつあります。
●教科書の問題(B−1)
いくつありますか。
T:(WBにりんごを5つ描いて)これはなんですか?
S:りんごです。
T:りんごがひとつ、ふたつ・・・。
S:5つあります。
T:そうですね。りんごが5つあります。りんごを2つキムさんにあげます。りんごがいくつありますか。
S:3つあります。
→ みっつ あります。
練習
●絵を見せて、物がいくつあるか答える。(チェーンドリルで)
T:S1さん、これはなんですか。
S1:みかんです。
T:はい、みかんですね。みかんがいくつありますか。
S1:みかんが3つあります。
T:そうですね。じゃあ、S1さん、S2さんに。
Nが1枚あります。/ Nが1台あります。
導入
T:これは何ですか。
S:パソコンです。
T:そうですね。じゃあ、これは?
S:切手です。
T:はい、そうです。
(順に単語の確認をしたのちに、絵カードを2つのグループ(枚グループ / 台グループ)に分類する。)
T:(再度)これは何ですか?
S:パソコンです。
T:そうですね。パソコンです。パソコンが5台あります。じゃあ、これは何ですか?
S:自転車です。
T:はい、自転車です。自転車が3台あります。じゃあ、これは何ですか?
S:バスです。
T:はい、バスです。バスが?
S:4台あります。
T:はい、バスが4台あります。
T:(再度)これは何ですか?
S:切手です。
T:そうですね。切手です。切手が4枚あります。じゃあ、これは何ですか?
S:紙です。
T:そうですね。紙です。紙が6枚あります。じゃあ、これは何ですか?
S:お皿です。
T:はい、お皿です。お皿が?
S:お皿が5枚あります。
練習
●絵を見せて、「枚」を使うのか、「台」を使うのか答える練習
T:(車の絵を見せて)「枚」or「台」?
S:「台」
●絵を見せて、物がいくつあるか答える。始めは「〜枚」、「〜台」それぞれ別で練習し、定着したら、混ぜて練習をする。
T:これはなんですか。
S:車です。
T:はい、車です。車が3台あります。じゃあ、S1さん?
S1:バイクが6台あります。
T:そうですね。じゃあ、S1さん、S2さんに。
何台 / 何枚
導入
T:これはなんですか?
S:自転車です。
T:自転車が1台、2台・・・?
S:3台あります。
T:そうですね。自転車が3台あります。あ、私は昨日、友達に自転車を1台もらいました。自転車は何台ありますか。
S:4台あります。
T:そうですね。4台あります。
→ 4だい あります。
同じような形で、「何枚」も導入して、板書する。
→ 3まい あります。
練習
●絵を見せて、物がいくつあるか答える。(チェーンドリルで)
T:S1さん、これはなんですか。
S1:電車です。
T:はい、電車ですね。電車が何台ありますか。
S1:2台あります。
T:そうですね。じゃあ、S1さん、S2さんに。
●「いくつありますか。」も混ぜて練習する。
●教科書の問題(Bー2)
Nを〜(つ/枚/台)〜ます。
導入
T:そうですね。私は昨日、スーパーへ行きました。スーパーでりんごを買いました。(写真を見せて)これです。りんごを1つ、2つ、3つ・・・。りんごを5つ買いました。
練習
●既習の動詞(食べます、買います、あげます、もらいます)を使って文を作る練習
T:(物、数、動詞の絵カードを見せて)車を 3台 買います。S1さん?
S1:みかんを 4つ食べました。
●算数クイズ
T:昨日、チョコレートを5つもらいました。今日、3つ食べました。今、いくつありますか?
S1:2つあります。
●教科書の問題(B−3 / C−1)
Nが1人います。
導入
●「4人」の発音に注意。「一人」、「二人」は後回し。
T:(人の絵を板書して)人です。人が三人、四人・・・九人います。
3:さんにん
4:よにん
5:ごにん
6:ろくにん
7:しちにん
8:はちにん
9:きゅうにん
10:じゅうにん
T:今、人が9人いますね?
S:はい。
T:今から、AさんとBさんと・・・、Gさんはうちへ帰ります。(板書を指して)S1さん?
S:人がににんいます。
T:人がふたりいます。Hさんもうちへ帰ります。(板書を指差して)S2さん?
S:人がいちにんいます。
T:人がひとりいます。
1:ひとり
2:ふたり
3:さんにん
4:よにん
5:ごにん
6:ろくにん
7:しちにん
8:はちにん
9:きゅうにん
10:じゅうにん
練習
●絵を見せて、「〜が〜人います。」を練習する。
T:(外国人の絵を見せて)アメリカ人がいます。アメリカ人が3人います。S1さん?
S:中国人が4人います。
何人いますか。
導入
T:(写真を見せて)インドネシア人です。
T:インドネシア人がひとり、ふたり・・・?
S:5人います。
T:そうですね。インドネシア人が5人います。あ、インドネシア人がふたり帰りました。インドネシア人は何人いますか。
S:3人います。
T:そうですね。3人います。
→ 3にん います。
練習
●絵を見せて、人が何人いるか答える。(チェーンドリルで)
T:S1さん、これは?
S1:学生です。
T:はい、学生ですね。学生が何人いますか。
S1:5人います。
T:そうですね。じゃあ、S1さん、S2さんに。
●教科書の問題(B−4)
●「何台/何枚/いくつ」も混ぜて練習する。
兄弟/家族は〜人です。
導入
T:(写真を見せて)これは私の家族です。
T:父、母、私、姉、弟
T:私の家族は5人です。
T:S1さんの家族は何人ですか。
S1:6人です。
他のSにも質問する。
T:じゃあ、もう一度写真を見てください。
T:私、弟、姉。
T:私の兄弟は3人です。
T:S1さんの兄弟は何人ですか。
S:3人です。
T:お姉さん、お兄さん、誰ですか?
S:私と兄と姉です。
他の学習者にも質問する。
練習
●教科書の問題(Cー2)
●Q&A
兄弟は何人ですか。
家族は何人ですか。
[期間]に [~回] 〜ます。/ 〜ぐらい
導入
●最初にカレンダーの復習をする。(曜日、何月何日)
T:(曜日を指さして)みなさん。日曜日・・・。
S:月曜日、火曜日、水曜日・・・土曜日。
T:(1週間を括って)1週間。
T:(1日を指さして)みなさん。ついたち・・・。
S:二日、三日、四日・・・三十一日。
T:(1ヶ月を括って)1ヶ月。
同様に1月〜12月で1年
英語圏のクラスの場合は、英語で説明して練習して定着させる方が早いかもしれません。
1 month : いっかげつ
1 year:いちねん
T:わたしは 映画が好きです。 土曜日にみます。1週間に1回みます。
S:月曜日、火曜日、水曜日・・・土曜日。
T:(1週間を括って)1週間。
T:わたしは、ジョギングが好きです。水曜日と日曜日にジョギングをします。
S:1週間に2回、ジョギングをします。
T:S2さんはゴルフが好きですね。
S2:はい、好きです。
T:5月は何回ゴルフをしましたか?
S2:4回しました。
T:6月は?
S2:2回しました。
T:7月は?
S2:3回しました。
T:S2さんは1ヶ月に3回ぐらいゴルフをします。
練習
●文作り:単語を与えて文章を作らせる。
T:1ヶ月・4回・図書館 ・行きます。
S:1ヶ月に4回、図書館へいきます。
何回
導入
T:S1さんは映画が好きですか。
S1:はい、好きです。
T:1ヶ月に何回(?カードを見せる)、映画をみますか?
S1:5回見ます。
→ 4かい(ぐらい) ゴルフをします。
練習
●疑問文作り:単語を与えて疑問文を作らせる。
T:1ヶ月 映画をみます
S:1ヶ月に何回映画をみますか。
●Q&Aで練習
・1週間に何回(ぐらい)コンビニへ行きますか。
・1ヶ月に何回(ぐらい)デパートへ行きますか。
・1週間に何回(ぐらい)テレビをみますか。
・1週間に何回(ぐらい)日本語を勉強しますか。
・1ヶ月に何回(ぐらい)レストランで食事しますか。
●教科書の問題(Bー5)
[期間]Vます。
導入
T:S1さんは毎晩、何時に寝ますか。
S1:11時に寝ます。
T:(11:00と板書して)じゃあ、何時に起きますか。
S1:7時に起きます。
T:(7:00と板書して)S1さんは毎日、11時から7時まで寝ますね。
S1:はい。
T:(11:00〜7:00の下に8hoursと書いて)S1さんは毎日8時間寝ます。
他の生徒にも同じような質問をして、今度はSが「〜時間寝ます。」と答えさせる。
T:S1さん、いつ、日本に来ましたか。
S1:1月に来ました。
T:いつ国へ帰りますか。
S1:11月に帰ります。
T:S1さんは11ヶ月、日本にいます。
練習
●文作り:単語を与えて文章を作らせる。
T:日本・4年・勉強する。
S:日本で4年勉強しました。
何時間・何週間・何ヶ月・何年 )/どのぐらい
導入
T:S1さんは毎日7時間寝ますね。
S1:はい、そうです。
T:S2さんは毎日、何時間寝ますか?
S1:8時間寝ます。
同様に何日、何週間、何ヶ月、何年を導入・板書したあと、WBの「何時間・何日、何週間、何ヶ月、何年」を四角で囲み「=どのぐらい」と書く。
練習
●文作り:単語を与えて文章を作らせる。
T:にほん / ? / います。
S1:日本にどのぐらいいますか。
●Q&Aで練習
T:S1さんはどのぐらい日本語を勉強しましたか。
S1:50時間勉強しました。
T:S2さんはおとといどのぐらい寝ましたか。
S2:9時間ねました。
●教科書の問題(B−6 / Bー7)
導入
●WBに2つの大阪駅と京都駅を書いて、線で結びその下に9:00、9:30と書く。
T:私は京都へいきます。電車で行きます。大阪から京都まで電車で30分かかります。
T:マレーシアへいきます。日本からマレーシアまで飛行機でいきます。日本からマレーシアまで?
S:7時間かかります。
日本から韓国まで1時間半です。
練習
●学習者の国から日本までどれぐらいかかるのか質問する。
T:S1さんの国から日本までどのぐらいかかりますか。
S:6時間ぐらいかかります。
→スーパー、郵便局、図書館、駅
ここから、〇〇デパートまでどのぐらいかかりますか。
●文作り:単語を与えて文章を作らせる。
T:うち、駅、バス、20分
S:うちから駅までバスで20分かかります。
東京、大阪、バス、10時間
私の町、京都、バス、1時間半
大阪、京都、電車、40分
うち、駅、歩いて、10分
●Q&Aで練習(T→S、S→S)
T:私のうちから学校まで歩いて20分ぐらいかかります。S1さんはどうですか。
S1:電車で30分ぐらいかかります。
T:じゃあ、S1さんS2さんに。
●教科書の問題(C−3)
まとめ練習
教科書の「問題」を使ってリスニング、文作りなど、第11課の総まとめ問題を解かせる。
会話練習
教科書の会話:これ、お願いします。
②二人のセリフを考えさせる。
③スクリプトを見せて、会話をチェックする。
④ペアで練習。練習後、前で発表する。
②Tがもう一度読む、Sはリピートする。
③意味をチェックする。
④ペアで練習。練習後、前で発表する。
郵便局で国際便を使って荷物を送りたいワンさんが、航空便、船便の値段や配送に掛かる日数などを質問する。
できる日本語 第4課 - トピック1:どこ?
この課では、自分の国や町の位置や日本までの時間などを言ったり、相手に質問したりする練習できる。新出語彙としては方角を表す言葉「北・南・東・西」が登場する。