【日本語教師の副業】YouTubeで収益を得るための仕組みや方法

  • このページではYouTubeで収益を得る方法を紹介しています。

日本語教師の方ならご存知の通り、年々JLPT(日本語能力試験)を受験する日本語学習は増えつつあり、現在では1年で100万人を超える人が受験しています

つまり、日本語学習者をターゲットにYouTubeでレッスン動画やJLTPの解説動画を投稿すると収益が得られるチャンスが大いにあるということです。

そこで、このページではYouYubeで、収益を得るための仕組みや方法について触れていきたいと思います。

教材を作るのが得意な人、動画編集が好きな人、英語が得意な人はチャンスです。


YouTubeで収益を得る仕組み

YouTubeで稼ぎたいと思っている人の中には「YouTubeって基本的に無料でできるのに、どうやってお金を得るの?」といった疑問を持っている人もいるかもしれません。

実は、YouTubeの収益構造はシンプルで、自分が投稿した動画に広告が掲載された場合に報酬として収益が支払われるようになっています。

あなたもYouTubeを見ているときに、動画の始めや動画の途中で、こう言った広告を見たことがありませんか?

これはあくまでも一例ですが、実はこういった広告は企業がYouTube(Google)にお金を払って掲載しているものなのです。

ですから、企業がお金を払って掲載した広告が自分が投稿した動画に掲載された場合、報酬としていくらかお金が支払われることになります。

広告によって報酬金額は異なり、また広告がクリックされ、商品が購入された場合にはもっと報酬を得られるようですが、具体的な金額についてはGoogleの内部の方しかわかりません。

YouTubeで収益を得るための条件は?

投稿した動画に広告が表示されれば、お金がもらえることはわかりましたが、じゃあ、全ての動画に対して広告が掲載されるかと言えば、そうではありません。

昔は条件は特に設けられておりませんでしたが、最近ではテキストベースの動画や違法アップロードが目立つようになり、以下のように条件が厳しくなりました。

  1. チャンネル登録者数:1,000人以上
  2. 動画の総再生時間:4,000時間以上(過去12ヶ月の総再生時間)

上記を見て、絶望した人もいるかもしれませんが、ニーズをきちんと捉えて、少しずつ動画を投稿して行けば時間は掛かりますが条件をクリアすることは可能です。

ですから、ちょっと時間が空いた時にでも、動画を撮影して、アップロードしていくと良いでしょう。

そもそも一般人がYouTubeをやっても本当に稼げるの?

日本のトップYouTuberと言えば、HIKAKINやはじめしゃちょーですね。登録者数は数百万人にも及び、1年で数億円以上も稼いでいるという噂です。

あなたがこのレベルを目指すのは相当難しいと思いますが、例えばチャンネル登録5万ぐらいならどうでしょうか。

5万でも決して少ない数字ではありませんが、JLPTの受験者数が毎年100万人を超えていると考えれば、できそうな気もして来ませんが。

なぜ、5万人かというと、それぐらいのチャンネル登録者数がいれば、月20万円以上を狙えるからです。

参考 【YouTube】収益公開!チャンネル登録3万人でいくら稼げたか?もふもふ不動産

上記の記事を読んでもらえればわかりますが、チャンネル登録者数が3万〜5万人の人でも、月々30万円ほど稼いでいる人がたくさんいます。

また、これからは動画の時代と言われていて、GoogleもますますYouTubeに力をいれていくことが予想されているので、YouTubeでお金を稼いでみたい人は、今からでも少しずつ動画を作っていった方がいいでしょう。


日本語教師はどんなジャンルのコンテンツを作れば良いの?

アイデアとしては次のようなものが挙げられます。

動画のアイデア
  1. JLPT文法解説動画 / JLPT対策動画
  2. 日本語レッスン動画
  3. 日本文化の紹介

1. JLPT文法解説動画 / JLPT対策動画

日本語教育関連の動画でも、一番需要が高いのがJLPTに関する動画でしょう。特にテストが行われる7月、12月あたりはかなりアクセスが見込めます。

一度、動画を作って作ってしまえば、あとは何度も繰り返し再生されるので、長期的に再生され続けます。

内容としては、JLPTに出てくる文法の意味や接続を解説したり、例文を出したりといったことや、JLPTの出題形式と同じようなクイズビデオも需要があるでしょう。

動画の内容案
  • JLPTの文法の意味や接続を解説し、例文も提示
  • JLPTのクイズを出して、解説も加える

最近では、JLPTに関する動画を投稿する人も増えつつあるので、いくつか参考のビデオを貼っておきます。

①日本語の森
日本語教師の中でも、かなり有名なチャンネルですね。ほとんどがJLPTの文法解説動画で、全て日本語のみを使って解説されています。

②Learn Japanese online with BondLingo
2017年にスタートしたYouTubeチャンネルで、徐々に登録者数を増やしています。

③ゆみせんせい
現役日本語教師の方の文法解説動画です。直説法でJLPTの文型を解説しています。日本語教師の方でも参考になる動画で、けっこう面白いです。

2. 日本語のレッスン動画

発展途上国では、日本語を学びたくてもお金がなくて学校に行けないという人もたくさんいます。そういった人は基本的に無料のサイトや動画、アプリなどを使って勉強する人が多いです。

ですから、そういった人をターゲットに無料で学べる日本語の動画を作成し投稿してみてはいかがでしょうか。動画の投稿者にはお金が入り、閲覧者には無料で日本語が学べるので、お互いにメリットしかありません。

また、海外では現地の人が日本語を教えている学校も多く、少し発音が不自然だったり、日本語のレベルが低い場合もあります。(私の知っている限りでは、N5レベルの先生がいる学校もありました。)

そのため、レッスン動画は現地の日本語学校に通う学生にも需要があるでしょう。

ただし、初級のレッスン動画を作るのであれば、直説法で教えるのは難しいので、英語の字幕を入れるか、英語を使って進めたほうが良いです。

①Japanese Ammo with Misa
海外在住のYouTuberです。英語を使って日本語の文法について色々解説されています。

②Learn Japanese with JapanesePod101.com
おそらく日本語教育関連のビデオの中でもトップクラスのチャンネルでしょう。チャンネル登録者数は100万人を超えており、知名度も他のどのチャンネルよりも高いです。

日本語のフレーズや文法だけでなく、日本の文化や習慣などについても紹介されています。

3.日本文化紹介

文化紹介といっても、単に紹介するだけでは見てもらえないでしょう。

ではどうするかと言えば、体験型の動画を作りましょう

一番、簡単なのは定番ですが、「折り紙」で折り鶴や手裏剣などは海外でも手軽に作れて、人気があるのでこういったものの折り方を紹介してみてはいかがでしょうか。

他にも例を挙げると「割り箸鉄砲」、「風呂敷」、「けん玉」などいくらでもあります。

アイデアがなくて困ったら、インターネットで調べてみたり、日本文化に関する本を1冊買ってみるのも良いと思います。

以下の動画は単に折り紙で手裏剣の作り方を紹介しているだけの動画ですが、100万回以上再生されています。

こういった動画は顔出しなしでもできますし、難易度は低いでしょう。



YouTubeへ投稿するまでの流れ

YouTubeで収益を得る仕組みや作るべき動画がわかったところで、最後にYouTubeへ動画を投稿するまでの流れをみていきましょう。

基本的な流れとしては、以下のようになります。

  1. 動画の内容を考える
  2. 動画を撮影する
  3. 動画を編集する
  4. YouTubeに投稿する

1. 動画の内容を考える

まずは、いきなり動画を撮影するのではなく、「動画の内容」、「時間」、「必要な道具」をしっかりと考えてから撮影に入りましょう。

例えば、初級の単語を紹介するのであれば、事前に絵カードを用意することが必要です。また、単語を紹介するにしても、どういったジャンルの単語を紹介するのか、どういう日本語あるいは英語で紹介するのか、事前に構成を練っておいたほうが、スムーズに撮影に入れます。

2. 動画を撮影する

どんな動画を撮るか構成ができたら、実際に撮影してみましょう。始めは緊張してうまく話せないかもしれませんが、回数を重ねていくと徐々に慣れていきます。

尚、動画撮影に必要なカメラですが、わざわざ高価なカメラを買わなくても、スマホで十分です。最近のスマホは高画質なものが多く、よっぽど古いものでなければスマホでも綺麗な動画が撮影できます。

ただし、スマホのマイクですと、少し音が小さくなったりこもってしまうので、お金があればマイクは買っておきたいところです。

また、撮影するときには、スマホ専用の三脚があると、安定して撮影できます。

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3. 動画を編集する

動画の撮影が終わったら、いらない部分をカットしたり、必要に応じて文字を入れましょう。

動画編集にはiMovieがおすすめです。

iMovieはMacのパソコンに無料で搭載されているアプリで、文字を入れたり、動画を切って繋いだりする作業が直感的にでき、スムーズに編集することが可能です。

iMovieの基本的な使い方に関しては以下のサイトを見ればだいたいわかると思います。

参考 iMovieの使い方カンタン動画入門

4. YouTubeに投稿する

動画の編集が終わったら、最後にYouTubeに投稿しましょう。

YouTubeへ

上のボタンを押すと、YouTubeのトップ画面に飛ぶので、画面の右上にあるビデオカメラマークを押して、「動画をアップロード」を押してください。

YouTubeのTOP画面

するとアップロード画面が表示されるので、こちらに編集した動画をアップロードします。

YouTubeアップロード画面

動画のアップロードを開始すると次のような画面が表示されるので、「タイトル」、「説明」、「タグ」を入力していきます。

MEMO

①タイトル
動画のタイトルです。パッと見て内容がわかりやすいものにしましょう。

 

②説明
動画内容について詳しく説明を書きましょう。

 

③タグ
動画と関連するキーワードです。例えば、日本語の単語に関する紹介ビデオであれば、「単語」、「JLPT N5」などといったキーワードを入力します。

説明やキーワードの入力は面倒かもしれませんが、きちんと書いておいた方がいいです。

そのほうが、YouTubeの検索ボックスから検索した時にヒットする可能性が上がり、またGoogleやYahooの検索ツールで検索した時の結果として表示されることもあります。

「タイトル」、「説明」、「タグ」の入力ができたら、最後に画面下にある「サムネイル」を設定します。

サムネイルは動画を検索した時に表示される画像で、パッと見てわかりやすいものを設定しておいた方がいいでしょう。

サムネイルを設定しなかった場合は、動画のどこかの場面が切り取られて、それがサムネイルとして設定されます。

以上で、YouTubeへの動画の投稿は完了です。

あとは、自然と見られるのを待ってもいいですが、チャンネル登録や閲覧時間を稼ぎたいという人はTwitterやFacebookなどのSNSを使って、宣伝しましょう。

最後に

このページではYouTubeで収益を得る仕組みや、日本語教師がYouTubeとして稼ぐためにどういったことができるのかなどを紹介してきました。

一度、投稿してしまえば基本的には放置で再生され、またビデオの数が増えてくると見られる回数も増えてきます。

最初は大変ですが、波に乗れば安定した収入を得るチャンスもあるので、動画制作が好きな方やオンライン動画教材を作ってみたい方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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