使用教材

1. 絵を見て考えよう

1. どんな家に住みたいですか? / 家を選ぶときに何が一番大切ですか?

T:皆さんは、将来どんな家に住みたいですか?
S1:広い家に住みたいです。
S2:大きい家に住みたいです。
T:でも色々なタイプの家がありますね。例えば、(高層マンションの写真を見せて)こんな家、それから(アパートの写真を見せて)こんな家、そして(一戸建ての家を見せて)こんな家。

T:みなさんは3つの中でどこに住みたいですか。
S1:それ
S2:あれ
T:どれですか?
S1:それです。
T:これですね。この建物は何といいますか。
S:コンドミニアム?
T:それは英語ですね。日本語で「マンション」と言います。
T:このマンションは高いですか、低いですか。
S:とても高いです。
T:そうですね。高いマンションのことを「高層マンション」と言います。

T:(アパートの写真を見せて)じゃあ、これは何と言いますか。
S:アパート?
T:そうですね。じゃあ、これは?
S:家。
T:家ですね。でも、家は住むところのことですから、マンションもアパートも家です。
T:このタイプの家を「一戸建ての家」と言います。

T:じゃあ、皆さん家を借りたいです。家を選ぶとき何が一番大切ですか?
S1:値段。
S2:部屋の数。
S3:広さ

T:じゃあ、部屋を借りたい時、どこへ行きますか。
S:紹介してくれるところ。
T:紹介してくれるところを日本語で何と言いますか。
S:わかりません。
T:「不動産屋」と言います。

②どこにありますか? / 部屋はいくつありますか? / 家賃はいくらですか?

T:家を買いたい時、借りたい時は「不動産屋」に言って、家を紹介してもらいます。そして、住みたい場所、値段、部屋の広さなどを伝えます。
T:そして不動産屋に伝えたら、お店の人がこのような物を見せてくれます。これは何だと思いますか。
S:家のマップですか。
T:そうですね。家のマップですね。これを日本語で「間取り」と言います。

T:じゃあ、教科書の間取りを見てください。どんなことが書いてありますか。
S1:LDK
S2:和4.5
T:そうですね。
T:じゃあ、LDKはどんな意味かわかりますか。
S:Lはリビング、Dはダイニング、Kはキッチンです。
T:そうですね。LDKはリビングとダイニングキッチンが1つの部屋の中にあります。

T:じゃあ、いくつか漢字がありますね。どんな漢字がありますか。
S:「和」、「洋」、「収」、「玄」、「浴」
T:そうですね。意味はわかりますか?
S:いいえ。
T:「和」は「和室」という意味です。「和室」はどんな意味ですか。
S:日本の伝統的な部屋?
T:そうですね。

 写真を見せて説明する

T:じゃあ、「洋」は何ですか。「和」は和室でしたね。
S:洋室?
T:そうですね。じゃあ、洋室はどんな部屋だと思いますか。
S:普通の部屋。和室じゃないない部屋。
T:そうですね。

T:じゃあ、「浴」は何ですか。何をする部屋ですか。
S:シャワーを浴びる?
T:そうですね。シャワーを浴びる部屋ですね。お風呂のことです。
T:
お風呂を他の言葉で「浴室」と言います。

T:じゃあ、(「玄」と板書して)何と読みますか。
S:わかりません。
T:家の入り口のことを何と言いますか
S:玄関?
T:
そうですね。これは、「玄関」のことです。「玄」は「玄関」の「玄」です。

T:じゃ、WCは何だと思いますか。
S:トイレ?
T:そうですね。

T:じゃあ、「収」は何だと思いますか。
S:・・・
T:これは「収納」と言います。服を入れたり、荷物を入れたりするところです。

T:じゃあ、もう少し「間取り」を見てください。他にどんなことが書いてありますか。
S:数字があります。
T:そうですね。この数字は何だと思いますか。
S:部屋の広さ?
T:はい、部屋の広さです。でも、6とか4.5とか書いてありますが、広さがわかりますか。
S:いいえ。
T:日本では、部屋の広さを表す時に、畳の大きさを使います。

 畳の大きさについて説明する

T:6は畳6枚分の大きさです。
T:単位(Counter)は「畳」と言います。

T:じゃあ、このマンションはどこにあると思いますか。
S:東駅から15分ぐらい?
T:どうしてわかりますか。
S:東駅徒歩15分と書いてあります。
T:どこに書いてますか?
S:立地?
T:そうですね。立地のところに徒歩15分と書いてあります。
T:「徒歩15分」はどんな意味だと思いますか。
S:歩いて?
T:はい「徒歩」は「歩いて」という意味です。
T:S1さんの家から駅まで徒歩何分ですか?
S1:徒歩10分です。

他のSにも「徒歩」を使って確認する。

T:じゃあ、次に「立地」はどんな意味だと思いますか。
S:・・・。
T:「立」は何ですか。
S:立つ
T:そうですね。何が立ちますか。
S:家?
T:そうですね。じゃあ、立地はどんな意味だと思いますか。
S:家がある場所ですか。
T:はい、家がある場所を「立地」と言います。

T:じゃあ、この家を借りたかったら、毎月、いくら払わなければいけませんか。
S1:7万円
S2:28万円?
T:どこに書いてありますか。
S:賃貸費用のところです。
T:そうですね。じゃ、「賃貸費用」はどんな意味だと思いますか。
S:家を借りるときに必要なお金?
T:そうですね。家を借りるために必要なお金を「賃貸費用」と言います。

T:じゃあ、賃貸費用には何がありますか。
S:家賃
T:そうですね。じゃあ、家賃はいくらと書いてありますか。
S:7万円です。
T:はい。じゃあ、この家を借りたら、毎月、いくら払わなければいけませんか。
S:7万円です。
T:そうですね。

T:じゃあ、7万円の横に何か書いてありますね。何と書いてありますか。
S:共益費、管理費込み
T:「共益費」は何ですか。
S:わかりません。
T:これは、マンションを綺麗にしたり、修理したりするときに使われるお金です。
T:マンションに住む人は毎月、共益費を払わなければいけません。

T:じゃあ、「管理費」は何ですか。
S:マンションを管理する人のために払うお金ですか。
T:そうですね。

T:じゃあ、共益費、管理費込みとはどういう意味だと思いますか。
S:共益費と管理費が家賃の中に入っている。
T:そうですね。

T:賃貸費用には家賃の他に他のお金について書いてありますね。どんなことが書いてありますか。
S1:敷金
S2:礼金
T:そうですね。じゃあ、「敷金」はどんなお金だと思いますか。
S:わかりません。
T:家に住む時に最初に払わなけらばいけません。
S:デポジット?
T:デポジットは何ですか。
S:例えば、家に住みます。そして、壁を壊してしまいました。他の家に引っ越す時にその壁を直すために使います。
T:そうですね。何かを壊してしまった時、直すために使うお金ですね。これを「敷金」と言います。

T:じゃあ、「礼金」はどんなお金だと思いますか。
S:・・・。
T:「礼」はどんな漢字ですか。
S:お礼
T:そうですね。お礼は何ですか。
S:ありがとう。感謝など。
T:そうですね。「礼金」はお礼のお金です。
T:ここに住みます。大家さんにありがとうの気持ちとしてお金をあげます。

T:敷金と礼金は家に住む時1回だけ払います。
T:家賃は毎月払いますね。

同じように他の言葉についても導入する。

その他の単語まとめ

入居
→アパートやマンションに入って住むこと

築年数
→家やマンションが建てられてから経過した時間

設備
→必要な機械や建物

物件
→(契約して)借りたり、買ったりするための家やマンション、オフィスのこと

③マンションはどこにありますか? / 部屋の数は? / 家賃は?

T:じゃあ、もう一度質問です。家を借りたい時、どこにいきますか。
S:不動産屋
T:そうですね。不動産屋に行きました。いい家が見つかりました。どうしますか。
S:契約。
T:そうですね。契約します。
T:じゃあ契約する時にどんな書類が必要だと思いますか。
S:わかりません。
T:これです。(レアリアを見せて説明する。)

 住民票や印鑑証明書などは見たこともない学生が多いと思うので、ここはレアリアをみせて、どういったものか説明する。

T:これは住民票です。どこに住んでいるか書いてあります。
T:これは所得証明書と言います。1年間でどのぐらい給料をもらったか、書いてあります。
T:家を借りたり、買ったりするときはこれらが必要です。

T:じゃあ、契約する時、書類を出したら終わりですか。
S:はい。
T:書類を出したらすぐに住めると思いますか。
S:いいえ。
T:どうしてですか。
S:書類のチェックがありますか。
T:そうですね。後で詳しく勉強しましょう。



2. ことばを増やそう

① 物件探し

T:じゃあ、もう一度単語を確認しましょう。
T:家を借りたい時、家を買いたい時はどこへいきますか。
S:不動産屋
T:そうですね。

T:じゃあ、どんな建物の家がありますか。
S1:アパート
S2:マンション
S3:一戸建て
T:そうですね。高いマンションを何と言いますか。
S:高層マンション
T:そうですね。
T:じゃあ、このマンションは20階まであります。20階まであるマンションを何と言うと思いますか。
S:20階マンション
T:20階建てのマンションと言います。

同じ様に他の単語についても会話を通して説明していく。

② 契約の流れ

T:じゃあ、今度は契約する時の流れを見てみましょう。
T:皆さん、教科書を見てください。まず、何をしますか。
S:内覧する。
T:そうですね。「内覧する」はどんな意味だと思いますか。
S:わかりません。
T:「内」はどんな意味ですか。
S:中。
T:そうですね。家の中をどうしますか。
S1:見る?
S2:見学する?
T:そうですね。家の中を見ることを「内覧する」と言います。

T:じゃあ、内覧しました。そしてこの家を借りたいと思いました。
T:次にどうしますか。
S:申し込む。
T:はい、この家を借りたいと申し込みますね。

同じ様に他の単語についても会話を通して説明していく。

3. 練習しましょう

T:じゃあ、今、言葉と表現を勉強しましたから、少し練習しましょう。

プリントを配布し、学生に記入させて、答え合わせをする。

4. 聞いてみよう

メモ
CDを聞く前に(    )に入る言葉や表現を考えさせる。

T:じゃあ、ある人の将来住みたい家を聞いて見ましょう。

T:じゃあ、CDを聞くまでに、文章を読んで、(    )の言葉を考えてみてください。
S:(答えを考え、記入する)

T:わからない言葉や漢字がありましたか。
S:いいえ、ありませんでした。
T:じゃあ、CDを聞いてみましょう。
S:(CDを聞く。)
T:はい、全部聞けましたか。
S;はい。
T:じゃあ、答えを確認しましょう。

答えを確認できたら、「契約手続きの流れ」も同じ流れですすめる。

もう一歩!

学習者が将来住みたい家について質問する。

T:今、将来住みたい家のリスニングをしましたね。
S:はい。
T:じゃあ、みなさんが将来住みたい家はどんな家ですか。
S1:庭つきの一戸建てが欲しいです。週末は家族や友達と庭でBBQをしたいです。

5. やってみよう

メモ
この課のゴール。学習した言葉を使って物件探しのロールプレイを実施する。

T:じゃあ、最後にロールプレイで「物件探し」にチャレンジしましょう。
T:となりの人がペアです。皆さんはペアの人とルームシェアをしようと思っています。どんな家を借りたいですか、ペアで話して決めてください。そして後で、前で発表してもらます。

T:じゃあ、始めに例を見てみましょう。美紀さんと玲子さんが話します。二人はルームシェアをしたいと思っています。どんな家を借りるか話しています。

T:S1さん読んでください。
S1:(読む)

他のSも指名し全部読ませ、意味を確認する。

T:じゃあ、今度はCDを聞いてみましょう。
S:(CDを聞く)
T:はい、CDを聞きましたね。じゃあ、今度はみなさんに発表してもらいます。

T:今からプリントを配ります。
T:このプリントにペアでどんな意味を借りるのか話て理想の間取りを書いてください。

T:書いたあとで、練習してから、前で発表してもらいます。わかりましたか。
S:はい。
T:じゃあ、書いてください。

準備ができたら、発表する。発表中は他の学生がきちんと聞いているか確認するために、発表内容について質問する。

授業メモ!
友達とルームシェアを検討している場面なので、友達言葉を使って会話をしていない学生がいたら注意する。

発表が終わったら第2課のCan-doをチェックする。

T:みなさん、発表しました。今日のゴールは何でしたか?覚えていますか。
S:どんな家に住みたいか説明することができる、物件広告を読んで、内容を理解することができる。です。
T:そうですね。できましたか。
S1:はい。
S2:まぁまぁ。
S3:難しかったです。
T:S3さん、何が難しかったですか。
S3:まだ、言葉をちゃんと覚えていません。
T:そうですね。もう少し言葉を覚えていれば、上手に発表できたと思います。

T:今日は、家探しの勉強をしました。日本で家を借りたり、買ったりする機会があったら、今日勉強した言葉や表現を使ってくださいね。

T:それでは、今日の授業は終わります。
S:ありがとうございました。

全体を通して・・・
この課では「保証人承諾書」や「内覧する」など難しい単語が多いので、使用頻度の低い単語、それほど重要では無いは単語は参考程度にとどめておくと学習者の負担も減って良いと思います。

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