初中級向けの漢字教材として以下の記事で「KANJI LOOK AND LEARN」を紹介しました。
この本では漢字を覚えやすいように一つ一つイラストや語呂合わせなどが書いてありました。
今回は同じような教材で、かつ中級漢字に特化した教材「どんどんつながる漢字練習帳 中級」を紹介します。
「どんどんつながる漢字練習帳 中級」ってどんな本
「どんどんつながる漢字練習帳 中級」はアルクから出版されている日本語中級者向けの漢字教材です。
JLPT N3レベルの漢字が収録されているので、初級日本語が終わった学習者にちょうど良いでしょう。
本書の特徴としては、「KANJI LOOK AND LEARN」と同様に1つ1つの漢字にイラストと覚えやすい語呂合わせがついているので、漢字を覚えるのが苦手な学習者でも覚えやすいように作られています。
KANJI LOOK AND LEARNとの違いは?
漢字にイラストや語呂合わせがついているという点では「KANJI LOOK AND LEARN」と共通していますが、こちらの本でさの似たような漢字がグループ化され、紹介されているというのが最大の特徴です。
例えば、上の写真では、「日」を使った漢字として「昔」、「借」、「景」が紹介されています。
本書では、同様に「貝」を使った漢字、「車」を使った漢字とグループごとに紹介されているので、バラバラに1つずつ覚えるよりも効率よく学習することが可能です。
練習問題はゲーム感覚で楽しく学べる
一般的な漢字教材の練習問題ではひらがなを漢字に直したり、漢字をひらがなに直したりすることが多いですが、本書ではちょっとゲーム感覚で楽しく学べるような工夫がされています。
本書のデメリット
漢字の練習教材は一般的に、漢字を書いたり、漢字の読み方を書いたりした後に、漢字を使ったちょっと長い文章を読む場合が多いのですが、本書では残念ながらそういったものがありません。
読む練習にもなるので、そういったものもあるともっとよかったのになぁと思いました。
最後に
今回は中級レベル(JLPT N3相当)の漢字学習におすすめの本「どんどんつながる漢字練習帳 中級」を紹介しました。
効率良く漢字を覚えることができるので、非漢字圏の人や漢字が苦手という人にはとてもおすすめです。
もし身近に、漢字学習で苦労されている人がいらっしゃったらこちらの本を紹介してみてはいかがでしょうか。