目次
使用教材
会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ
トピック/目的
トピック
注文の間違いを言う
目的
・店で注文に間違いがあったとき、苦情を言うことができる。
ウォーミングアップ
T:皆さん、こんにちは。 お元気ですか。
S:はい、元気です。
T:いいですね。 じゃあ、今日のレッスンを始めます。よろしくお願します。
S:よろしくお願いします。
1. 注文と違った料理が運ばれてきたことがあるか質問する。
T:みなさんは時々、レストランや居酒屋で食事をしますか。
S:はい、時々、友達とレストランで食事します。
T:お店の雰囲気はどうでしたか。
S:雰囲気?
T:静かでしたか?賑やかでしたか?うるさかったですか?
S:少し賑やかでしたね。
T:じゃあ、注文した料理と違う料理が運ばれてきたことがありますか。
S:はい、あります。
T:その時、どうしましたか。
S:料理が違いますと言いました。
T:日本語で言いましたか?
S:はい。
T:何と言いましたか?
S:注文が間違っています。
T:そうですか。Sさんが「注文が間違っています」と行った時、店の人は何と言いましたか。
S:「すみません」と言って料理を交換してくれました。
T:(プリントを配って)、はい、今日のトピックは「注文の間違いを言う」です。お店に人が持ってくるものを間違えた時、日本語でどうやって言いますか。今日は、それを勉強しましょう。
T:じゃあ、はじめに今回の目的をチェックしましょう。みなさん、読んでください。
S:(目的を読む)
ロールプレイの実施(1回目)
T:じゃあ、今から、ロールプレイをしましょう。S1さんとS2さんはペアです。S3さんとS4さんはペアです。・・・・。今からタスクカードを配ります。見てください。お互いに見せないでくださいね。
(タスクカードを配る。)
T:はい、じゃあ、タスクカードを声に出さないで、読んでください。後で、やってもらいます。
S:(タスクを確認する。)
T:読み方がわからない言葉や、意味がわからないところはありませんか。
●ロールプレイで使う語彙(必要に応じて説明)
語彙 | 意味 |
苦情 | complaint |
雰囲気 | atmosphere |
親睦会 | socializing party |
幹事 | organizer for drinking party |
注文票控え | order sheet |
大勢 | a great number of people |
注文票 | copy of the order sheet |
生ビール | draft beer |
鳥唐揚げ | fried chicken |
揚げ出し豆腐 | deep-fried tofu |
和風サラダ | Japanese style salad |
おでん | Japanese stew |
済み | ordered |
T:じゃあ、今からペアで練習しましょう。
S:ペアでロールプレイを実施。
T:はい、みなさんどうでしたか?
S:難しかったです。
T:じゃあ、S1さんS2さん、前にきてやってください。
S:(ロールプレイ実施)
T:みなさんどうですか。どんなところがよかったですか。
S:声が大きかった。発音が綺麗だったなど。
他、2、3グループ発表する。
会話を考えよう
<会話を考えよう>のプリントを配布し、下線に入る言葉や表現を学習者と考える。
T:プリントを見てください。誰が話していますか。
S:学生とお店の人です。
T:そうですね。学生とお店の人が話しています。じゃあ、はじめに、私が文章を読みますから聞いてください。
(Tが文章を読む。下線部は飛ばす。)
T:みなさん、意味がわかりますか。
S:だいたいわかります。
T:どんな会話でしたか。
S:(内容について話す)
T:じゃあ、線のところにどんな言葉を入れますか。書いてみてください。
T:書けましたか?
S:はい。
T:①はどんな言葉を入れましたか?
S:4つですよ。
他の回答も少し確認して、CDで答え合わせ。
T:じゃあ、CDを聞いてみましょう。どんな言葉が入るか聞いてください。
S:(CDを聞く)
T:はい、じゃあ、①はどんな言葉でしたか。
S:4つです。
T:そうですね。
(他の答えもチェックする。)
教科書の答えが一番いいというものではない。学習者の意見も大切にすること。
T:じゃあ、もう一度、会話を聞いてみましょう。今度はイントネーションや話し方を聞いてください。
S:(CDを聞く)
CDを聞いた後に、Sに意見を求める。
・何か気づいたことばありますか。
・会話の流れはどうでしたか。
・学生やお店の人の話し方はどうでしたか。 など。
オーバーラッピング/シャドーイング/ペア練習
教科書の練習項目には無いが、時間があれば実施する。
①オーバーラッピング
CDの音に合わせて、教科書を見ながら音読させる。
②シャドーイング
CDの音に少し遅れて、復唱する。教科書を見ずに復唱すること。
③モデル会話を使ってペアで練習
表現・語彙
プリントを配布して、練習する。
苦情を言う時の表現例
・〜んですけど・・・
・〜じゃなくて、〜んですけど・・・
・何とかしてもらえませんか。
・〜んですが、どうなっているんでしょうか。
・どうしてなんでしょうか。
語彙 | 意味 |
頼む | to order |
傷む | to bruise |
邪魔になる | to get in the way |
先日 | the other day |
使用料金 | usage fee |
振り込む | to pay / to transfer |
督促状 | demand letter |
何とかしてもらえませんか。 | Please do something about it. |
どうなっているんでしょうか。 | What's going on? What's happening? |
ロールプレイの実施(2回目)
T:じゃあ、もう一度、ロールプレイをしましょう。1回目と同じトピックでもいいし、トピックを変えたい人は、他のタスクカードをあげます。
S:(各自タスクカードを見る)
T:じゃあ、ペアで少し練習しましょう。後で発表してもらいます。
S:(各々練習する。)
T:はい、じゃあ、S1さんとS2さん前でやってください。
S:(前で発表する)
T:よくできました。
他のグループも発表する。
発表が終わったら、どうだったか見ていた生徒からコメントをもらう。
まとめ
T:はい、みなさんどうでしたか?
S:難しかったです。
T:そうですか。今日のトピックはなんでしたか?
S:注文の間違いを言う。です。
T:そうですね。みなさん、できましたか?
S:難しかったです。まぁまぁ、できました。など。
T:もし、お店の人が注文を間違ったら、どんなことを言いますか。
S:あのう、これじゃないんですけど。
T:いいですね。もし、お店の人が間違えたら、今日の言葉を使って説明してくださいね。
S:はい。
T:じゃあ、今日の授業は終わります。ありがとうございました。
S:ありがとうございました。