目次
使用教材
できるようになること (Can-do)
・欲しいもの、したいことが伝えられる。
・移動の目的が言える。
- 私は〜が欲しいです。
- 私はVたいです。
- (場所)へ(目的)に行きます。
文型1:私は〜が欲しいです
導入
T:(「のどが乾きました」の絵を見せて)私です。のどが渇きました。
T:うぅ・・・、水、水、水、水が・・・水が欲しいです。
T:見てください。新しいですか。古いですか。
S:とても古いです。
T:そうですね。私の財布はとても古いです。
T:(新しくてカッコ良い財布を見せて)いいですね。私は新しい財布が欲しいです。
T:皆さんは今日、何で学校へきましたか。
S:歩いてきました。/ 電車できました。
T:私は歩いてきました。40分かかりました。
S:たくさん歩きましたね。
T:はい。車がありませんから、とても大変です。
T:(車の写真を見せて)いいですね。私は車が欲しいです。
T:これは私のパソコンです。10年前に買いました。新しいですか?
S:いいえ、とても古いです。
T:はい、とても古いです。とても古いですから、新しいパソコンが欲しいです。
T:これは私の財布です。(中身を見せて)お金がありません。お金が欲しいです。
練習
●絵を見せて「〜が欲しいです。」の文を言わせる。
●教科書の問題(B−1)
展開:何が欲しいですか。
導入
導入例1
T:私は今、i-padが欲しいです。S1さんは(?カードを持って)何が欲しいですか。
S1:時計が欲しいです。
T:S1さんS2さんに
S1:S2さん、今、何が欲しいですか。
S2:お金が欲しいです。
導入例2
T:私は今、英語の本が欲しいです。S1さんも英語の本が欲しいですか。
S1:いいえ。
T:そうですか。じゃあ、宿題が欲しいですか。
S1:いいえ。
T:じゃあ、何が欲しいですか。
練習
●ペアで今欲しいものを質問し合う。
●教科書の問題(C−1)
展開:どんなNが欲しいですか。
導入
T:もう一度聞きます。
T:S1さんは今、何が欲しいですか。
S1:車が欲しいです。
T:赤い車ですが、黒い車ですか。どんな車が欲しいですか。
S1:黒い車が欲しいです。
T:S2さん、誕生日はいつですか。
S2:4月8日です。
T:そうですか。じゃあ、誕生日に何が欲しいですか。
S2:時計が欲しいです。
T:どんな時計が欲しいですか。
S2:セイコーの時計が欲しいです。
練習
●絵カードを見せて、Ss同士で会話練習
T:(Panasonicのパソコンを見せて)どんなパソコンが欲しいですか。
S1:Panasonicのパソコンが欲しいです。
T:(写真を渡して) S1さん、S2さんに。
S2:S1さん、どんなカメラが欲しいですか。
S1:黒いカメラが欲しいです。
●教科書の問題(B−2)
文型解説と例文:「〜が欲しい」
文型2:私はVたいです
導入
T:私は朝ごはんを食べませんでした。昼ごはんもまだです。(写真を見せて)おなかが空きました。ご飯を食べます。欲しいです。私はご飯を食べたいです。
T:今日はとても暑いですね。(写真を見せて)喉が乾きました。水、、、水、、、水を飲みます。欲しいです。水を飲みたいです。
(わたしは)____が(を) Vたいです。
練習
●動詞をVたいで答える練習
飲みます / 見ます / 行きます / 帰ります / 会います / 勉強します / 読みます / 結婚します / 泳ぎます / 遊びます / 買い物します / 食事します / 休みます / テニスをします / あげます / 習います / 吸います / 買います / 書きます。
●変換練習
ラーメンを食べます。→ ラーメンを食べたいです。
コーヒーを飲みます。
東京へ行きます。
ビールを飲みます。
家へ帰ります。
国の友達に会います。
日本語をもっと勉強します。
早く結婚します。
映画を見ます。
タバコを吸います。
本を読みます。
友達と食事します。
テニスをします。
カバンを買います。
中国語を勉強します。
家へ早く帰ります。
海で泳ぎます。
明日は休みですから、
●イラストを見て、「Vたいです」を使った文章を作る練習
●Q&Aで練習(夏休みや長期休みについて予定を尋ねる。)
T:みなさん、夏休み どこへいきたいですか。
S:沖縄へいきたいです。
●教科書の問題(B−3 / B−4 / C−2)
展開:〜たいですか。 / 〜たくないです。
導入:〜たくないです
T:S1さんは旅行が好きですか。
S1:はい、好きです。
T:そうですか。もう、韓国へ 行きましたか。
S1:いいえ、まだです。
T:韓国へ行きたいですか。
S1:はい、行きたいです。
T:私は2年前、フィリピンへ行きました。そして、バロットを食べました。これです。(写真を見せる。)
S:えぇ。
T: S1さん食べたいですか。
S:食べないです。
T:食べたくないです。
練習
●動詞を「Vたくないです。」の形で答える練習
T:食べたいです。
S:食べたくないです。
飲みます / 見ます / 行きます / 帰ります / 会います / 勉強します / 読みます / 結婚します / 泳ぎます / 遊びます / 買い物します / 食事します / 休みます / テニスをします / あげます / 習います / 吸います / 買います / 書きます。
●文章を否定形で答える。
T:本屋へ行きたいです。
S:本屋へ行きたくないです。
●文作り(後件作成)
T:お腹がいっぱいですから、食べたくないです。
T:昨日、たくさんお酒を飲みましたから、今日は?
S:飲みたくないです。
今日は暑いですから、
導入:疑問詞 + たいですか。
どこへ
T:私は旅行が好きですから、ドイツへ行きたいです。フランスへ行きたいです。韓国へ行きたいです。S1さんは旅行が好きですか。
S1:はい。
T:どこへ行きたいですか。
S1アメリカへ行きたいです。
T:そうですか。
他のSにも同じような質問をする。
何を
T:私はお金があります。If I have a lot of money, パソコンを買いたいです。それから、カメラを買いたいです。 S1さんは何を買いたいですか。
S1:車を買いたいです。
T:いいですね。S1さん、S2さんに。
S1:S2さん、If I have a lot of money, 何を買いたいですか。
練習
●教科書の問題(B−4)
文型解説と例文:「〜たい」
文型3:(場所)へ(目的)行きます。
導入:Vに行きます
T:S1さん、週末どこへ行きますか。
S1:デパートへ行きます。
T:デパートで何を買いますか。
S1:服を買います。
T:S1さんは週末、デパートへ行きます。服を買います。
T:S1さんは週末、デパートへ服を買いに行きます。
他のSにも同じような質問をした後、板書するが、生徒から導入に必要な返答が得られない場合は、自分のことについて話す。
T:私は来週の土曜日、京都へ行きます。京都で写真を撮ります。京都へ写真を撮りに行きます。
→デパートへ 服を買いに 行きます。_Place_へ Vに 行きます。
板書後に、文章をリピート(全体→個別)
練習
●〜に行きますの形の練習
絵カードを見せて「〜に行きます」で答えさせる。
●文作り:Tが言葉を与えて、Sが文を作る。
T:コンビニへ行きます。水を買います。コンビニへ水を買に行きます。S1さん、図書館へ行きます。本を借ります。
S1:図書館へ本を借りに行きます。
●場所を見せて何をしに行くか答えさせる。
T:これはどこですか。
S:コンビニです。
T:コンビニで何をしますか。
S:水を買います。
T:コンビニへ行きます。コンビニへ水を買いに行きます。S1さん、(他の写真を見せる)
S1:図書館へ本を借りに行きます。
●教科書の問題(B−6)
導入:Nに行きます
T:私は今週の土曜日、デパートへ行きます。デパートで服を買います。靴を買います。食べ物を買います。買い物します。私は今週の土曜日、デパートへ買い物に行きます。
→デパートへ 買い物に 行きます。
✖︎買い物しに_Place_へ Nに 行きます。
Noun | Verb |
買い物 | 買い物をします |
カラオケ | カラオケをします |
スキー | スキーをします |
つり | つりをします |
花見 | 花見をします |
旅行 | 旅行をします |
食事 | 食事をします |
練習
●〜に行きますの形の練習
絵カードを見せて「Nに行きます」で答えさせる。
●文作り:Tが言葉を与えて、Sが文を作る。
T:私は公園へ行きます。散歩します。公園へ散歩に行きます。S1さん、京都へ行きます。旅行します。
S1:京都へ旅行に行きます。
・デパートへ買い物に行きます。
・レストランへ食事に行きます。
・川へ釣りに行きます。
・大阪へ花見に行きます。
●教科書の問題(B−6)
導入:疑問詞を使った文作り
T:(写真を見せて)佐藤さんは明日、どこへ 買い物に行きますか。デパートへ買い物に行きます。
T:(写真を見せて)黒田んは明日、誰と 買い物に行きますか。黒田さんと行きます。
同じような感じで写真を見せて行き、Sに答えを言わせる。慣れてきたら、S1が質問、S2が回答。
[デパートへ 買い物に 行きます。]
どこへ 買い物に 行きますか。
誰と 買い物に 行きますか。
いつ 買い物に 行きますか。
なにで 買い物に 行きますか。
練習
●教科書の問題(B−7 / Bー8)
文型解説と例文:「〜に行きます/来ます/帰ります」
まとめ練習
教科書の「問題」を使ってリスニング、文作りなど、第13課の総まとめ問題を解かせる。
会話練習
教科書の会話:別々にお願いします
②二人のセリフを考えさせる。
③スクリプトを見せて、会話をチェックする。
④ペアで練習。練習後、前で発表する。
②Tがもう一度読む、Sはリピートする。
③意味をチェックする。
④ペアで練習。練習後、前で発表する。
「Nが欲しい」、「Vたい」を教えるときの注意点まとめ
みんなの日本語第13課の文型「Nが欲しい」、「Vたい」を教えるときの注意点は以下です。
- 第三者を主題にして言うことができない。
- 目上の人に「欲しいですか」、「~たい」ですかと聞くと失礼になる。
→「ご覧になりたいですか」、「召し上がりたいですか」のように敬語を使っていてダメ - する動詞(旅行する、結婚する)は「旅行が欲しい」のように「~が欲しい」の文型は使えない。 ただし、「連絡する」、「電話する」などのように可能なものもある。
- 「Vたい」を使う場合、助詞は「が」と「を」が使えるが、片方しか使えない場合もある。
◯ 彼女にプレゼントをあげたい。
× 彼女にプレゼントがあげたい。「を」のほうが使用範囲が広いので、学習者から質問があった場合は、迷ったら「を」を使えばいいと伝えると良い。