【教案】みんなの日本語初級1:第13課

使用教材

できるようになること (Can-do)

・欲しいもの、したいことが伝えられる。
・移動の目的が言える。

私は車が欲しいです。

導入

T:(「のどが乾きました」の絵を見せて)私です。のどが渇きました。
T:うぅ・・・、水、水、水、水が・・・水が欲しいです。

T:見てください。新しいですか。古いですか。
S:とても古いです。
T:そうですね。私の財布はとても古いです。
T:(新しくてカッコ良い財布を見せて)いいですね。私は新しい財布が欲しいです。

T:皆さんは今日、何で学校へきましたか。
S:歩いてきました。/ 電車できました。
T:私は歩いてきました。40分かかりました。
S:たくさん歩きましたね。
T:はい。車がありませんから、とても大変です。
T:(車の写真を見せて)いいですね。私は車が欲しいです。

T:これは私のパソコンです。10年前に買いました。新しいですか?
S:いいえ、とても古いです。
T:はい、とても古いです。とても古いですから、新しいパソコンが欲しいです。

T:これは私の財布です。(中身を見せて)お金がありません。お金が欲しいです。

板書
わたしは Nounが ほしいです。

練習

●絵を見せて「〜が欲しいです。」の文を言わせる。

カメラ、お金、パソコン、車、家、友達、自転車、バイク、時計、靴、テレビ、冷蔵庫、服、電話、カバンなど

●教科書の問題(B−1)

何が欲しいですか。

導入

導入例1
T:私は今、i-padが欲しいです。S1さんは(?カードを持って)何が欲しいですか。
S1:時計が欲しいです。
T:S1さんS2さんに
S1:S2さん、今、何が欲しいですか。
S2:お金が欲しいです。

板書
何が ほしいですか。

導入例2
T:私は今、英語の本が欲しいです。S1さんも英語の本が欲しいですか。
S1:いいえ。
T:そうですか。じゃあ、宿題が欲しいですか。
S1:いいえ。
T:じゃあ、何が欲しいですか。

練習

●ペアで今欲しいものを質問し合う。

●教科書の問題(C−1)

どんなNが欲しいですか。

ポイント
学習者に欲しいものを質問し、さらに詳細を尋ねる。

導入

T:もう一度聞きます。
T:S1さんは今、何が欲しいですか。
S1:車が欲しいです。
T:赤い車ですが、黒い車ですか。どんな車が欲しいですか。
S1:黒い車が欲しいです。

T:S2さん、誕生日はいつですか。
S2:4月8日です。
T:そうですか。じゃあ、誕生日に何が欲しいですか。
S2:時計が欲しいです。
T:どんな時計が欲しいですか。
S2:セイコーの時計が欲しいです。

板書
どんな Nが ほしいですか。
  どんなの後には、色、形、ブランドなど色々なものが出てくるので、たくさん例を提示して理解させること。

練習

●絵カードを見せて、Ss同士で会話練習
T:(Panasonicのパソコンを見せて)どんなパソコンが欲しいですか。
S1:Panasonicのパソコンが欲しいです。
T:(写真を渡して) S1さん、S2さんに。
S2:S1さん、どんなカメラが欲しいですか。
S1:黒いカメラが欲しいです。

  色、形(形容詞)で答えるパターンとブランド名(名詞)で答えるパターンの両方、練習すること。

●教科書の問題(B−2)

 人に物を勧める時は「〜が欲しいですか」と言うと失礼なので「〜いかがですか」と言うように指導する。


〜を(が)たいです。

導入

T:私は朝ごはんを食べませんでした。昼ごはんもまだです。(写真を見せて)おなかが空きました。ご飯を食べます。欲しいです。私はご飯を食べたいです。

T:今日はとても暑いですね。(写真を見せて)喉が乾きました。水、、、水、、、水を飲みます。欲しいです。水を飲みたいです。

板書

(わたしは)____が(を) Vたいです。

Vたい = want to verb.

練習

●動詞をVたいで答える練習

飲みます / 見ます / 行きます / 帰ります / 会います / 勉強します / 読みます / 結婚します / 泳ぎます / 遊びます / 買い物します / 食事します / 休みます / テニスをします / あげます / 習います / 吸います / 買います / 書きます。

●変換練習
ラーメンを食べます。→ ラーメンを食べたいです。
コーヒーを飲みます。
東京へ行きます。
ビールを飲みます。
家へ帰ります。
国の友達に会います。
日本語をもっと勉強します。
早く結婚します。
映画を見ます。
タバコを吸います。
本を読みます。
友達と食事します。
テニスをします。
カバンを買います。
中国語を勉強します。
家へ早く帰ります。
海で泳ぎます。

●後件作成
今日は天気がいいですから、
明日は休みですから、
本が好きですから、

●イラストを見て、「Vたいです」を使った文章を作る練習

●Q&Aで練習(夏休みや長期休みについて予定を尋ねる。)
T:みなさん、夏休み どこへいきたいですか。
S:沖縄へいきたいです。

●教科書の問題(B−3 / B−4 / C−2)

〜たいですか。 / 〜たくないです。

導入:〜たくないです

T:S1さんは旅行が好きですか。
S1:はい、好きです。
T:そうですか。もう、韓国へ 行きましたか。
S1:いいえ、まだです。
T:韓国へ行きたいですか。
S1:はい、行きたいです。

T:私は2年前、フィリピンへ行きました。そして、バロットを食べました。これです。(写真を見せる。)
S:えぇ。
T: S1さん食べたいですか。
S:食べないです。
T:食べたくないです。

板書
______を Vたくないです。
  「〜たいですか」は目上の人や親しくない人に対して使うと、失礼になる場合があるので、気をつけるよう指導する。正しくは「〜はいかがですか」。

練習

●動詞を「Vたくないです。」の形で答える練習
T:食べたいです。
S:食べたくないです。

飲みます / 見ます / 行きます / 帰ります / 会います / 勉強します / 読みます / 結婚します / 泳ぎます / 遊びます / 買い物します / 食事します / 休みます / テニスをします / あげます / 習います / 吸います / 買います / 書きます。

●文章を否定形で答える。
T:本屋へ行きたいです。
S:本屋へ行きたくないです。

その他の例
ラーメンを食べたいです。→ ラーメンを食べたくないです。
コーヒーを飲みたいです。
東京へ行きたいです。
ビールを飲みたいです。
家へ帰りたいです。
国の友達に会いたいです。
日本語をもっと勉強したいです。
早く結婚したいです。
映画を見たいです。
タバコを吸いたいです。
本を読みたいです。
友達と食事したいです。
テニスをしたいです。
カバンを買いたいです。
中国語を勉強したいです。
家へ早く帰りたいです。
海で泳ぎたいです。

●文作り(後件作成)

T:お腹がいっぱいですから、食べたくないです。
T:昨日、たくさんお酒を飲みましたから、今日は?
S:飲みたくないです。

その他の例
本が嫌いですから、
お金が全然ありませんから、
今日は暑いですから、

導入:疑問詞 + たいですか。

どこへ
T:私は旅行が好きですから、ドイツへ行きたいです。フランスへ行きたいです。韓国へ行きたいです。S1さんは旅行が好きですか。
S1:はい。
T:どこへ行きたいですか。
S1アメリカへ行きたいです。
T:そうですか。
他のSにも同じような質問をする。

何を
T:私はお金があります。If I have a lot of money, パソコンを買いたいです。それから、カメラを買いたいです。 S1さんは何を買いたいですか。
S1:車を買いたいです。
T:いいですね。S1さん、S2さんに。
S1:S2さん、If I have a lot of money, 何を買いたいですか。

練習

●教科書の問題(B−4)



PlaceへVに行きます。

メモ
導入の前に場所の名前の復習をしておく。

導入

T:S1さん、週末どこへ行きますか。
S1:デパートへ行きます。
T:デパートで何を買いますか。
S1:服を買います。
T:S1さんは週末、デパートへ行きます。服を買います。
T:S1さんは週末、デパートへ服を買いに行きます。

他のSにも同じような質問をした後、板書するが、生徒から導入に必要な返答が得られない場合は、自分のことについて話す。

T:私は来週の土曜日、京都へ行きます。京都で写真を撮ります。京都へ写真を撮りに行きます。

板書
デパートへ 行きます。/  服を買います。
→デパートへ 服を買いに 行きます。_Place_へ V 行きます。

板書後に、文章をリピート(全体→個別)

練習

●〜に行きますの形の練習
絵カードを見せて「〜に行きます」で答えさせる。

  見に行きます。 / 買いに行きます。 / 教えに行きます。 / 食べにいきます。 / 習いに行きます。など

●文作り:Tが言葉を与えて、Sが文を作る。
T:コンビニへ行きます。水を買います。コンビニへ水を買に行きます。S1さん、図書館へ行きます。本を借ります。
S1:図書館へ本を借りに行きます。

●場所を見せて何をしに行くか答えさせる。
T:これはどこですか。
S:コンビニです。
T:コンビニで何をしますか。
S:水を買います。
T:コンビニへ行きます。コンビニへ水を買いに行きます。S1さん、(他の写真を見せる)
S1:図書館へ本を借りに行きます。

●教科書の問題(B−6)

PlaceへNに行きます。

メモ
導入の前に「Nします」が使える言葉を確認しておく。
  食事、散歩、買い物、勉強、旅行、花見、カラオケ、映画、コンサート

導入

T:私は今週の土曜日、デパートへ行きます。デパートで服を買います。靴を買います。食べ物を買います。買い物します。私は今週の土曜日、デパートへ買い物に行きます。

板書
デパートへ 行きます。/  買い物します。
→デパートへ 買い物に 行きます。
✖︎買い物しに_Place_へ Nに 行きます。
 NounVerb
買い物買い物をします
カラオケカラオケをします
スキースキーをします
つりつりをします
花見花見をします
旅行旅行をします
食事食事をします

練習

●〜に行きますの形の練習
絵カードを見せて「Nに行きます」で答えさせる。

食事に行きます。 / 散歩に行きます。 / 買い物に行きます。/ 勉強に行きます。 / 旅行に行きます。 / 花見に行きます。 / カラオケに行きます。 / 映画に行きます。/ コンサートに行きます。

●文作り:Tが言葉を与えて、Sが文を作る。
T:私は公園へ行きます。散歩します。公園へ散歩に行きます。S1さん、京都へ行きます。旅行します。
S1:京都へ旅行に行きます。

・デパートへ買い物に行きます。
・レストランへ食事に行きます。
・川へ釣りに行きます。
・大阪へ花見に行きます。

●教科書の問題(B−6)

導入:疑問詞を使った文作り

T:(写真を見せて)佐藤さんは明日、どこへ 買い物に行きますか。デパートへ買い物に行きます。
T:(写真を見せて)黒田んは明日、誰と 買い物に行きますか。黒田さんと行きます。

同じような感じで写真を見せて行き、Sに答えを言わせる。慣れてきたら、S1が質問、S2が回答。

板書
[デパートへ 買い物に 行きます。]

どこへ 買い物に 行きますか。

誰と 買い物に 行きますか。

いつ 買い物に 行きますか。

なにで 買い物に 行きますか。

練習

●教科書の問題(B−7 / Bー8)

まとめ練習

教科書の「問題」を使ってリスニング、文作りなど、第13課の総まとめ問題を解かせる。

会話練習

教科書の会話:別々にお願いします

進め方の例1
①絵を見せて、シチューションを説明する。(Sに考えさせても良い)
②二人のセリフを考えさせる。
③スクリプトを見せて、会話をチェックする。
④ペアで練習。練習後、前で発表する。
進め方の例2
①絵を見せて、Tが一度読む。
②Tがもう一度読む、Sはリピートする。
③意味をチェックする。
④ペアで練習。練習後、前で発表する。

できる日本語 第5課 - トピック3:今度の休みに。

この課では、休みの日にすることを話す活動ができる。出てくる文型はちょうどみん日13課と同じ、「〜が欲しい」、「Vたいです」、「〜へ〜にいきます」なので、みん日13課で学んだことを使う練習にはもってこいだろう。

会話の中では「(理由)から」も使われるので、既習文型の復習にもなる。

「Nが欲しい」、「Vたい」を教えるときの注意点まとめ

みんなの日本語第13課の文型「Nが欲しい」、「Vたい」を教えるときの注意点は以下です。

教えるときのポイント
  1. 第三者を主題にして言うことができない。
  2. 目上の人に「欲しいですか」、「~たい」ですかと聞くと失礼になる。
    →「ご覧になりたいですか」、「召し上がりたいですか」のように敬語を使っていてダメ
  3. する動詞(旅行する、結婚する)は「旅行が欲しい」のように「~が欲しい」の文型は使えない。 ただし、「連絡する」、「電話する」などのように可能なものもある。
  4. 「Vたい」を使う場合、助詞は「が」と「を」が使えるが、片方しか使えない場合もある。
    ◯ 彼女にプレゼントをあげたい。
    × 彼女にプレゼントがあげたい。「を」のほうが使用範囲が広いので、学習者から質問があった場合は、迷ったら「を」を使えばいいと伝えると良い。
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