使用教材

げんき2 初級日本語

できるようになること (Can-do)

・人と会う約束ができる。
・理由を述べることができる。
・できること/できないことを述べることができる

文法を教える前に

げんきの教科書では文法解説がセットになっているので、事前に読んできてもらうとスムーズに授業を進めるできるだろう。また、授業の開始時に第13課の会話ビデオを見せて、この課でどういったことを学ぶのか考えさせると、学習者のゴールが明確化されて、いいと思います。

動画はこちらからダウンロード可能

語彙の導入

新出語彙は事前に宿題として、読む練習+暗記をしてきてもらう。ただし、数が多く学習者の負担になる場合は、必要最低限覚えてきて欲しい単語をこちらから提示する。

授業のはじめに、絵カードを見せて、Tのリピート、 Sだけといった流れで習熟度を確認する。絵カードは自作が面倒な方には、教科書準拠の絵カードが出版されているので、こちらを使うことをオススメする。

げんきな絵カード2

文法の導入

1. Potential Verbs

導入

T:(インク切れのマジックを渡して)S1さん、ホワイトボードに好きな漢字を書いてください。
S1:はい。
S1:あれ、、、先生?
T:早く書いてください。
S1:先生、書きません
T:書いてください。
S1:書きません。
T:書けません。
T:じゃあ、これを使って書いてください。
S1:先生、書きました。
T:書けました。

T:今日はPotential Verbsを勉強します。

●動詞の復習をしながら、導入する。

T:はじめに、Verbを復習します。Short formで答えてください。
S:食べる、起きる、・・・。

●可能動詞の導入(1グループ)

T:はい、いいですね。じゃあ、これはu-verbですか? ru-verbですか?Irreguarですか?
S:u-verbです。
T:はい、そうですね。

T:じゃあ、みてください。(canカードを持ってきて)

T:買う、買える、買う、買える。
T:飲む、飲める
T:読む、読める
T:会う...?
S:会える
T:行く...?
S:行ける

板書
U-verb
かう → かえる
のむ → のめる
[u → eる]

T:ます form は 買う → 買える → 買えます。
T:飲む → 飲める → ???
S:飲めます
T:読む → 読める → ???
S:読めます

板書
U-verb
かう → かえる → かえます
のむ → のめる → のめます。
[u → eる → eます]

T:Short formの negative formは? 買う?
S:買わない
T:飲む?
S:飲まない

T:じゃあ、買う→買わない、買える?
S:買えない?
T:はい、そうです。

板書
U-verb
かう → かえる → かえます
のむ → のめる → のめます。
[u → eる → eます]かわない → かえない
のまない → のめない

T:じゃあ、masu formは?
S:かえません?
T:はい、そうですね。

板書
U-verb
かう → かえる → かえます
のむ → のめる → のめます。 [u → eる → eます]
かわない → かえない → かえません
のまない → のめない → のめません

Ru-verbs、Irregular-verbsについても同じような流れで導入する。

●〜は〜が Potential verb。

T:私は日本人です。日本を話します。(can カードを持ってきて)日本語が話せます。

T:S1さんは韓国人です。韓国語を話します。(canカードを持ってきて)S1さん?
S1:韓国語が話せます。
T:S2さんは中国人です。韓国語が?
S1:話せません。

T:(5000円を見せて)5,000円あります。デパートへ行きます。カバンは4,000円です。私はカバンが?
S:カバンが買えます。
T:ジーンズを買いたいです。7,000円です。ジーンズが?
S:買えません。

板書

____は _____が(を) Potentical verb。

____は__________が できます。

練習

●動詞を見せて可能形で答える。

T:買う、買える、買えます。飲む?
S:飲める、飲めます。

●変形練習

T:中国語を話します。
S:中国語が話せます。

・車を運転します
・ビールを飲みます
・日本語の本を読みます
・日本語で手紙を書きます
・漢字を読みます
・サッカーをします
・料理を作ります
・100m泳ぎます
・辛い料理を食べます
・英語を教えます
・中国語を話します
・日本の料理を作ります
・この人の名前を思い出します。
・テニスをします
・ギターを弾きます
・ピアノを弾きます
・電車を運転します
・日本の歌を歌います。

●Q&Aで練習

T:S1さんはギターが弾けますか。
S1:はい、弾けます。

T:(店の場所を見せて)ここはどこですか。
S:コンビニです。
T:そうですね。コンビニです。コンビニで何ができますか。
S:ノートが買えます。/水が買えます。



2. 〜し、〜し、理由

導入

T:S1さんは日本語の勉強が好きですか。
S1:はい。
T:どうしてですか。
S1:面白いですから。
T:Do you have any other reasons?
S1:先生がいいですから。
T:ありがとうございます。
T:日本語は面白いし、先生はいいし、私は日本語の勉強が好きです。

T:S1さんはお母さんが好きですか。
S:はい、好きです。
T:どうしてですか。
S:やさしいですから。料理が上手ですから。
T:やさしいし、料理が上手だし、お母さんが好きです。

T:私は、先週の土曜日、何をしましたか。
S:友達と映画をみました。
T:and then?
S:家族と食事しました。
T:そうですか。先週の土曜日は良い日でしたか?
S:はい、とても良い日でした。
T:先週の土曜日、友達と映画をみたし、家族と食事したし、良い日でした。

板書

__reason1_し、__reason2___し、situation。
(short form)

situation。__reason1_し、__reason2___し。 is also ok

T:When you want to say two or more reasons, you can use this  grammar pattern . But you can also use only one し clause to imply that there are more than one reason.

板書
__reason1_し( reason2し、reason3し......)、situation。
メモ

「どうして」の質問に答える時は、「~から」で終わせることもできる。

ex.
A:どうして、この大学を選びましたか。
B:この大学は有名だし、安いから。

「~し、~し」は「~し、~から」に比べて少しくだけた感じになる。

練習

●Q&Aで練習する。

T:S1さんは日本の料理が好きですか?
S:はい。美味しいし、新鮮だし、好きです。

その他の質問例
・S1さんはいい人ですか。
・(海外で日本語を教えている場合)日本に住みたいですか。
・将来、日本で働きたいですか。
・日本語の勉強は大変ですか。
・今、どこに行きたいですか。どうしてですか。
・あなたの国が好きですか。
・今、幸せですか。
・どうして日本語を勉強しますか。
・どうしてこの学校で日本語を勉強しますか。
・◯◯先生はいい先生ですか。

3. 〜そうです。(It looks like... / seemingly)

●様態の「〜そうです。」

導入

T:(ケーキの写真を見せて)ケーキです。このケーキは美味しいですか。
S:はい、美味しいです。甘いです。
T:美味しいですか。わかりますか。食べましたか?
S:いいえ、食べません。美味しいと思います。
T:ケーキを見ます。でも、食べません。美味しいと思います。このケーキは美味しそうです。

T:これはカレーです。辛いですか。
S:はい、辛いです。
T:どうして辛いですか。食べましたか。
S:いいえ、食べてません。
T:食べてませんから、わかりません。でも、見ます。このカレーは辛そうです。

T:(写真を見せて)田中さんです。田中さんはレストランで働いています。田中さんは忙しいですか。わかりません。でも、田中さんをみます。う〜ん、田中さんは暇そうです。

T:これは時計です。高いですか。わかりません。でも見ます。goldです。この時計は?
S:高そうです。

板書

この時計は 高そうです。 〜そうです。 = it looks like 〜

AffrimativeNegative
い - adjectiveおいしそうですおいしくなさそうです
Exception:いいよさそうですよくなさそうです
な-adjectivesげんきそうですげんきじゃなさそうです

練習

●変形練習

T:美味しいです。美味しそうです。甘い?
S:甘そうです。

い形容詞

いい、暑い、寒い、辛い、甘い、怖い、優しい、面白い、高い、安い、つまらない、新しい、古い、楽しい、寂しい、厳しい、眠い

な形容詞
便利、元気、簡単

●写真を見せて「〜そうです」で答えさせる

T:(指輪の写真を見せて)
S:その指輪は高そうです。

4. 〜てみる

導入

T:私はジーンズが欲しいです。デパートへいきます。ジーンズを見ます。これが欲しいです。でも、サイズがわかりません。長いですか、短いですか、わかりません。私はジーンズを履いてみます。

T:この料理はなんですか。
S:それはトッポギです。
T:へぇ、美味しそうですね。美味しいですか?
S:はい、美味しいです。
T:私は食べたことがありませんから、美味しい?、美味しくない?わかりません。今度、私はトッポギを食べて見ます。

T:この映画、知っていますか?
S:はい、みました。
T:私は見たことがありません。面白いですか。
S:はい、面白いですよ。
T:そうですか。じゃあ、今度、この映画を見て?
S:見てみます。

板書

今度、トッポギを食べてみます。

Vてみます:"will try", "try doing".

練習

●動詞を見せて「〜てみる」の形で答える練習

●お店に行って許可を求める練習:Vてもいいですか

●Q&Aで練習
・If you have a lot of money, どこに行ってみたいですか。
・何をしてみたいですか。


5. なら

導入

T:(WBにギター、ピアノ、バイオリンと書く)

T:(楽器の絵カードを見せて)S1さんはギターが弾けますか?
S1:はい、少しだけ。 (WBのギターの横に○と書く。)
T:ピアノが弾けますか。
S1:いいえ、弾けません。(WBのピアノの横に×と書く。)
T:バイオリンが弾けますか。
S1:いいえ、弾けません。(WBのピアノの横に×と書く。)
T:ピアノが弾けますか。

T:S1さんが楽器ができますか?ギターならできます。

T:メアリーさんは、ひらがながわかります。カタカナがわかりません。漢字もわかりません。
T:メアリーさんは日本語がわかりますか。ひらがなならわかります。

T:ゴルフをしますか。
S1:いいえ。
T:テニスをしますか。
S1:いいえ。
T:サッカーをしますか。
S1:時々します。
T:S1さんはスポーツをしますか。
S1:はい、サッカーをします。
T:サッカーならします。

板書

日本語がわかりますか。

ひらがなならわかります。    → ×かたかな、漢字
 NounA   PredicateX

the predicate "X" aplliies only to "A"

練習

●Q&Aで練習する。

T:S1さんは本を読みますか。
S:漫画なら読みます。

他の質問例
・今朝、コーヒーを飲みましたか。
・車に乗りますか。
・スポーツをしますか。
・料理ができますか。
・楽器ができますか。
・アルバイトをしたことがありますか。
・肉をよく食べますか。
・ペットを買ったことがありますか。
・外国に行ったことがありますか。
・お金が貸せますか。

6. 一週間に三回

導入

T:みなさん、日本語の授業は何曜日ですか。
S:月曜日から金曜日までです。
T:そうですね。月曜日から金曜日まで、1、2、3、4、5回ありますね。1週間に5回、日本語の授業があります。

T:私は映画が好きです。毎週、土曜日にみます。1週間に1回みます。
T:私は、旅行が好きです。7月と12月に旅行します。1年に2回旅行します。

T:S1さんはスポーツが好きですか。
S1:はい。
T:何のスポーツが好きですか。
S1:バスケットボールが好きです。

T:毎週しますか。
S1:土曜日だけします。
T:1週間に?
S1:1週間に1回バスケットボールをします。

板書
1週間1回、バスケットボールをします。

(period) に (frequency)

練習

●Q&Aで練習

T:S1さんはよく漫画を読みますか。
S:はい。
T:一ヶ月に何回読みますか。
T:4回読みます。

他の質問例
・1日に何回、ご飯を食べますか。
・1日に何回、シャワーを浴びますか。
・1日に何時間、勉強しますか。
・1日に何時間、寝ますか。
・1日に何時間、テレビを見ますか。
・1週間に何回ゲームをしますか。
・1週間に何回学校へ来ますか。
・1ヶ月に何回、掃除しますか。
・1ヶ月に何回、映画を見ますか。
・1ヶ月に何回、デパートへ行きますか。

●文作り:単語を与えて文章を作らせる
T:1ヶ月・4回・図書館 ・行きます
S:1ヶ月に4回、図書館へいきます。

読み書き編

漢字

基本的には宿題とする。教室の中で練習する場合は、WBに大きく板書して書き順を見せながら、学習者にもノート(ワークブック)に書かせる。学習者が書いている時は、机間巡視して書き順や漢字の間違いがないかチェックする。

読み方は音読み、訓読みを紹介したのち、その漢字を使った熟語も一緒に紹介する。そのあと、覚えるべき熟語をフラッシュカードで練習する。すぐに全部を覚えるのは難しいので、事前・事後の宿題にして時間を有効活用した方が良い。

読解

できる限り、直訳は避け、質問や言い換えなどで内容理解の促進を図る。最初はテーマに関する質問をして、未修語彙の導入や背景知識の活性化を図ってから本文に入る。

本文ははじめにTが全部読み、そのあと、一文or段落ごとに生徒に音読させる。その後、適切な長さごとに本文の内容について質問し、意味の確認に入る。

全部読み終えたら、本文の後にある質問を使って、さらに内容を確認する。

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