使用教材

げんき2 初級日本語

できるようになること (Can-do)

・いやな経験について話すことができる。
・決心したことを述べることができる。
・思い出について話すことができる。
・お別れの言葉を述べることができる。
・何かの手順を聞いたり、説明したりすることができる。

文法を教える前に

げんきの教科書では文法解説がセットになっているので、事前に読んできてもらうとスムーズに授業を進めるできるだろう。また、授業の開始時に第23課の会話ビデオを見せて、この課でどういったことを学ぶのか考えさせると、学習者のゴールが明確化されて、いいのではないでしょうか。

動画はこちらからダウンロード可能

語彙の導入

新出語彙は事前に宿題として、読む練習+暗記をしてきてもらう。ただし、数が多く学習者の負担になる場合は、必要最低限覚えてきて欲しい単語をこちらから提示する。

授業のはじめに、絵カードを見せて、Tのリピート、 Sだけといった流れで習熟度を確認する。絵カードは自作が面倒な方には、教科書準拠の絵カードが出版されているので、こちらを使うことをオススメする。

げんきな絵カード2

文法の導入

1.Causative-passive Sentences

●使役受身:命令されて嫌々する

導入

●学生が嫌いな食べ物を用意しておく。(納豆、わさび、梅干しなど)

T:みなさんにプレゼントです。食べてください。
S1:え、、、、私は梅干しが嫌いです。
T:食べなさい。
S1:(食べる)
T:みなさん、先生はS1さんに梅干しを?
S:食べさせました。
T:そうですね。S1さん、嬉しいですか。
S1:嬉しくないです。嫌いですから。
T:そうですか。じゃあ、どうして食べたんですか?
S1:先生が食べなさいと言ったから。
T:そうですね。Jun先生はS1さんに梅干しを食べさせました。S1さんはJun先生に梅干しを食べさせられました。

板書
ノッチ先生はS1さんに梅干しを食べさせました。
S1さんはノッチ先生に梅干しを食べさせられました。

T:はい、みなさんはLesson22でCausative Setences(使役形)を勉強しましたね。今日は、その受身形を勉強します。

板書

【Ru-verb】
食べる→食べさせられる
(る→させられる)

【U-verb that end with す】
話す→話させられる
(す→させられる)

【All the other U-verbs】
書く→書かされる
読む→読まされる
(u→aされる)

【Irregular verbs】
する→させられる
くる→こさせられる

練習

●変換練習(単語レベル)

T:食べる
S:食べさせられる

寝る、やめる、受ける、とる、作る、待つ、持つ、習う、歌う、話す、迎えにいく、世話をする、戻ってくる

●変換練習(文レベル)

T:みちこさんはひろしさんに荷物を持たせます。
S:ひろしさんはみちこさんに荷物を持たされます。
T:友達は私に宿題を手伝わせました。
S:私は友達に宿題を手伝わされました。

●絵を見て文で答える練習

●Q&A(教科書の問題)

T:子供の時、買い物に行かされましたか。
S:はい、行かされました。/ いいえ、行かされませんでした。


2.  〜ても

導入

【Vても】
T:私の趣味は写真を撮ることです。明後日、京都で写真をとります。(天気予報を見せて)明後日は雨です。でも、私は京都へ写真を取りに行きます。明後日、雨が降っても、写真を撮りに行きます。

【いAても】
T:みなさんは、もうすぐ試験があります。毎日勉強しなければいけません。眠いですか。
S:はい。
T:そうですか。でも勉強しなければいけません。眠くても勉強しなければいけません。

【なAでも】
T:みなさんは土曜日、暇ですか。
S:はい。
T:何をしますか。
S:買い物します。テレビを見ます。
T:私も土曜日暇です。でも出かけません。テレビを見ません。
T:私は暇でも、出かけません。暇でもテレビを見ません。

T:私は今、英語を勉強しています。明後日テストがあります。
S:頑張ってください。
T:はい。。。とても大変です。でも勉強します。眠くても勉強します。

【Nでも】
T:20歳になったら、ビールを飲めますね。
S:え?違いますよ。18歳になったら飲めますよ。
T:え、そうですか。18歳でも飲めますか。
S:はい、私の国では、飲めますよ。
T:そうですか。フィリピンでは18歳でもお酒を飲めます。

T:みなさん、これは何ですか。
S:Rose?
T:そうですね。日本語でバラです。バラの感じはこれです。
S:えー、難しいです。書けません。
T:そうですね。難しいですね。日本人でも、あまり書けません。

T:今、何月ですか。
S:2月です。
T:そうですね。毎日寒いですね。
S:はい、とても。
T:みなさんはコートを来ますか。
S:はい、寒いですから。
T:そうですか。私はコートを来ません。寒いですが、来ません。2月でも、コートを来ません。

板書

〜ても / でも:even if

【Vても】
雨が降っても、写真をとりに行きます。【いAても】
眠くても勉強しなければいけません。【なAでも】
暇でも、出かけません。【Nでも】
2月でもコートを来ません。「~ても」のForm
[Affirmative]

Verbs:買う → 買っても
いA:暑い → 暑くても
なA:元気な → 元気でも
Nouns:学生 → 学生でも

[Negative] Verbs:買わない → 買わなくても
いA:暑くない → 暑くなくても
なA:元気じゃない → 元気じゃなくても
Nouns:学生じゃない → 学生じゃなくても

練習

●〜てもの形を確認する

●結合練習

【Vても】
覚えます・すぐ忘れます
考えます・わかりません
練習をします・上手になりません
お金があります・使いません
学校が終わります・勉強します
勉強します・上手になりません
薬を飲みます・よくなりません
雨が降ります・出かけましょう
熱があります・学校に行きます。
風邪を引きます・旅行します。

【いAても】
高いです・買います
安いです・買いません
おいしいです・食べません
忙しいです・勉強します
古いです・好きです
暗いです・散歩します
お腹が痛いです・お酒を飲みます
眠たいです・勉強します
寒いです・泳ぎます
駅が近いです・車で行きます

【なAても】
元気です・運動しません
タクシーは便利です・使いません
勉強が大変です・がんばります

【Nでも】
日本人・この漢字は読めません
雨です・運動します

●文作り(教科書の問題)

●ワークブック(翻訳)

●Q&A(教科書の問題+α)
・朝寝坊したら、学校をサボりますか。
・授業がつまらなかったら、先生に文句を言いますか。
・道に迷ったら、誰かに聞きますか。
・電車の中で子供がうるさかったら、注意しますか。
・先生に怒られたら、泣きますか。
・宝くじに当たったら、みんなにおごってあげますか。
・友達と喧嘩したら、自分から謝りますか。
・友達が作った料理が不味かったら、食べませんか。
・誕生日のプレゼントが靴下だったら、がっかりしますか。

3. 〜ことにする

導入

T:私は毎日、肉を食べています。あまり野菜を食べません。
S:えー。野菜を食べたほうがいいですよ。
T:そうですね。健康のために野菜を食べたほうがいいですね。私は決めました。明日から、毎日、野菜を食べることにします。

T:最近、朝早くに起きられないんです。どうしたらいいですか。
S:早く寝たらどうですか。
T:そうですね。今日から、早く寝ます。私は決めました。今日から、早く寝ることにします。

T:私は今、この本を読んでいます。
S:とても厚いですね。
T:はい、そうですね。まだ、30ページしか読んでいません。でも、私は決めました。○月までにこの本を全部読みます。私は○月までにこの本を全部読むことにします。

板書

今日から、早く寝ることにします。

Vことにする:decide to do...

T:1年前、毎日、本を読むことにしました。それから、毎日、忙しくても本を読みます。私は、毎日、本を読むことにしています。

T:1年前、私は朝7時に起きることにしました。それから、毎日、朝7時に起きます。私は毎朝、朝7時に起きることにしています。

板書
Vことにしている:do .... as a regular practice / make it a rule to do

練習

●文作り(教科書)
絵や英語の文を見て、文を作る。

●ワークブック(英語から日本語へ翻訳)

●ワークブック(後件作成)

●Q&A

・毎日、何をすることにしていますか。
・何をしないことにしていますか。どうしてですか。



4. 〜まで

導入

T:みなさんは1年前から日本語を勉強していますね。
S:はい。
T:(時間軸を書いて)いつまで?
S1:3月まで
T:3月までですか?4月は勉強しませんか?
S1:します。
T:じゃあ、いつまで?
S1:上手になったらやめます。
T:S1さんは日本語が上手になるまで日本語を勉強をします。

他のSにも質問する。

T:私は日本語の先生です。今、30歳です。(時間軸を書いて)65歳になります。仕事をやめます。65歳になるまで、働きます。

T:今、喫茶店にいます。コーヒーを飲んでいます。外を見ます。雨が降っています。いつ雨がやみますか?わかりません。私は喫茶店で待ちます。雨がやむまで、喫茶店で待ちます。

板書
雨がやむまで きっさてんで まちます。
V(short form)まで:till 〜

練習

●結合練習

日本語がぺらぺらになります・勉強します
雨がやみます・喫茶店で待ちます
漢字を覚えます・ノートに書きます
綺麗になります・手を洗います
65歳になります・仕事を続けます
30歳になります・結婚しません
JLPT N1をとります・あきらめません
宿題が終わります・寝ません

●前件作成/後件作成(教科書の問題)

●ワークブック(翻訳)

●Q&A

・いつまで、日本語の勉強を続けるつもりですか。
・いつまで、今の街にいるつもりですか。
・いつまで、親と住むつもりですか。/ 住んでいましたか。

5. 〜方

導入

T:これは何ですか。
S:牛丼です。
T:そうですね。これは牛丼です。作ったことがありますか。
S:はい。ありますよ。
T:そうですか。私は作ったことがありません。どうやって作りますか。知りたいです。牛丼の作り方を教えてください。

T:私はABCデパートへ行きたいです。どこにありますか。
S:近くにありますよ。
T:そうですか。実は、私は行ったことがありません。どうやって行きますか。知りたいです。ABCデパートへの行き方を教えてください。

板書

牛丼の作りかたを教えてください。

作りかた:How to cook
Verb(ます)かた:How to verb / the way in which the action is performed.

練習

●動詞を与えて「〜方」で答える。

T:泳ぎます
S:泳ぎ方

読む、使う、行く、予約する、勉強する、食べる、書く、泳ぐ、考える、
作る、アイロンをかける、自転車になる

●変換練習

牛丼を作る→牛丼の作り方
漢字を読む→漢字の読み方
はしを使う→はしの使い方
空港に行く→空港の使い方
お風呂に入る→お風呂の入り方
日本を勉強する→日本語の勉強し方
ホテルを予約する→ホテルの予約のし方

●ワークブック(英語→日本語へ翻訳)

●尋ね方の練習
すみませんが、〜方を教えてください。

●ペアワーク
料理の作り方、切符の買い方、お茶の入れ方などと一人の学生が質問し、もう一人の学生が答える。


会話練習

教科書のダイアログ読む。Tが読んでリピートさせたり、ペアで読んだりして練習する。それあkら、前に出て、それぞれの役になりきって読ませたり、シャドーイングをするなど、たくさんアウトプットをさせる。

読み書き編

漢字

基本的には宿題とする。教室の中で練習する場合は、WBに大きく板書して書き順を見せながら、学習者にもノート(ワークブック)に書かせる。学習者が書いている時は、机間巡視して書き順や漢字の間違いがないかチェックする。

読み方は音読み、訓読みを紹介したのち、その漢字を使った熟語も一緒に紹介する。そのあと、覚えるべき熟語をフラッシュカードで練習する。すぐに全部を覚えるのは難しいので、事前・事後の宿題にして時間を有効活用した方が良い。

読解

できる限り、直訳は避け、質問や言い換えなどで内容理解の促進を図る。最初はテーマに関する質問をして、未修語彙の導入や背景知識の活性化を図ってから本文に入る。

本文ははじめにTが全部読み、そのあと、一文or段落ごとに生徒に音読させる。その後、適切な長さごとに本文の内容について質問し、意味の確認に入る。

全部読み終えたら、本文の後にある質問を使って、さらに内容を確認する。

教科書の英訳:これはどんな顔?

Whenever I receive e-mails from my friend, a strange mark is sometimes written. In e-mails that came from America and Australia, I see marks such as “:-D” , “:-)” and “ : -(”. The first two marks are happy and smiling faces. The last mark is the face used when you are not happy very much. These marks are called “Kaomoji” We think that it is difficult for others to understand our feelings with only characters. It is difficult to explain “This is a joke, Do you know that I am writing this with a smile?” but if we use kaomoji, we can convey the same feeling very easily.

Japanese people also often use kaomoji in e-mails. The face used when we are happy is ( ^_^ ) and (^ ^). When we feel happier, we raise hands and it is written like this \(^o^) . (^ ^)v is also the face when we feel happy. People who have seen Japanese people taking picture probably understand the meaning of the “v” next to the (^ ^).

If we compare English kaomoji and Japanese kaomoji, we notice interesting things. First, English kaomoji faces are sideways but Japanese kaomoji faces are vertical. In addition, in English the mouth of the face is smiling but in Japanese, the eyes of face is smiling.

Like this example, depending on the language and culture, the kaomoji are different but how about a human’s facial expression? When you see a facial expression from other countries, do you understand what they are feeling?

According to recent research, even if the language and culture are different, the face when you are happy and the face when you are surprised are almost the same. However, we understand the face when you are sad and the face when you are angry are very different depending on the country and society.

Let’s see the result of one survey. In this survey, we showed the picture to Japanese college students and the exchange students from America and they answered what emotion the face expresses.

When they looked at the first picture, Japanese and America, almost everyone answered that this is the facial expression of happiness. However, when they looked at the second picture, the answers were a little different depending on their countries. The Japanese people looked at this picture and most of them answered “angry” but the American people who answered angry was only 66 percent. According to other surveys, The American people looked at one picture and 9 out of 10 American people thought the feeling expressed “scary” but 6 out of 10 Japanese people answered “sad” feeling.

When you are studying the Japanese language and are talking with Japanese people, do you think “the Japanese people are very much different from me” and “oh Japanese people are also the same as me after all” ? We might be able to say the same things regarding facial expressions and gestures.

できる日本語 第15課 -トピック2:雑誌を見て町へ

第15課トピック2では、人や雑誌などの情報から、いろいろな条件を考えながら友達とどう行動するか考える。

文型
・〜たら
・〜ても
・〜と思います
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