使用教材

できるようになること (Can-do)

・上下、親疎の人間関係に基づく敬語全体の体系を理解し、謙譲語を適切に使うことができる。

お/ご〜します

導入

●目上の人に対し、何か手助けをする場面を提示する。

T:(絵を見せて)みなさん、見てください。これはS1さんと、S2さんです。S1さんはたくさん荷物を持っています。S2さんは何といいますか。
S2:鞄を持ちましょうか。
T:そうですね。じゃあ、これは社長です。S2さんは何と言いますか。
S2:鞄をお持ちになりましょうか?
T:(板書して)S2さん、誰が鞄を持ちますか?
S2:私
T:そうですね。「私」がしますから、尊敬語はだめです。「荷物をお持ちします」、です。

T:S1さんは鉛筆を忘れてしまいました。S1さんは困っています。S2さんはS1さんを見ます。貸してあげようと思います。何といいますか。
S:鉛筆を貸してあげましょうか。
T:そうですね。じゃあ、私は消しゴムを忘れてしまいました。う~んどうしよう。
S:消しゴムを貸してあげましょうか。
T:私は先生ですから、もっと丁寧な言葉を使いましょう。消しゴムをお貸しします。です。

T:あ、教科書も忘れてしまいました。。どうしよう。
S:先生、お貸しします。
T:そうですね!

板書

鞄をお持ちします。

教科書をお貸しします。

お+V(ます)+する : I (humbly) do...

●3グループの謙譲語の形は「ご+V(ます)+する」となる。

T:3グループの動詞は何がありますか。
S:案内する、説明する、電話する。
T:そうですね。じゃあ、丁寧に言います。何ですか?
S:お案内する、お説明する、お電話する。
T:ご案内する、ご説明する、お電話するです。3グループの動詞は、「ご〜する」と「お〜する」があります。

板書

【ご〜する】
紹介する→ご紹介する
案内する→ご案内する
説明する→ご説明する

【お〜する】
電話する→お電話する

練習

●動詞を与えて、「お〜する」、「ご〜する」の形で答える練習。
会う→お会いする
借りる→お借りする
返す→お返しする
送る→お送りする
とる→お取りする
話す→お話する
読む→お読みする
貸す→お貸しする
説明する→ご説明する
紹介する→ご紹介する
電話する→ご電話する

●変換練習
T:私は昨日、先生に会いました。
S:私は昨日、先生にお会いしました。

私は先生に本を貸します。
私は先生に辞書を借りました。


特別な謙譲語(目上のための行為)

導入

●あげる→差し上げる、もらう→いただく

物の授受の絵カードを見せて導入する。

T:復習です。これはS1さんです。これはS2さんです。S1さん、私は?
S1:私はS2さんにプレゼントとあげました。
T:そうですね。じゃあ、S2さんは会社の社長です。S1さん、私は?
S1:私はS2さんにプレゼントをおあげしました。
T:「プレゼントをさしあげました」です。

T:じゃあ、S2さん。S1さんにプレゼントをもらいます。私は?
S2:私は、S1さんにプレゼントをもらいました。
T:そうですね。じゃあ、S1さんは社長です。S2さん、私は?
S2:私はS1さんにプレゼントをおもらいました。
T:「プレゼントをいただきました」です。

板書
あげる→さしあげる
もらう→いただく

「~てもらう → ~ていただく」についても同様に絵カードで導入する。

●to ask / to visit → 伺う

T:これ、宿題です。
S:え、、、たくさん漢字があってわかりません。
T:どうしますか。
S:先生に聞きます。
T:先生に伺います。

T:今日は私の家でパーティーをします。みなさん、来ませんか?
S:はい、行きます。何時ですか。
T:6時です。
S:わかりました。
T:S1さん、私は Jun先生の家に?
S:行きます。
T:伺います。

板書

先生に伺います。
先生の家に伺います。

伺う:to ask / to vist

T:これはスペシャルケースです。覚えてください。

練習

●変換練習
T:私は先生にテストについて聞きました。
S:私は先生にテストについて伺いました。

特別な謙譲語(自分自身のこと)

導入

ポイント
改たまった場面などで自分自身のことを述べるときに、丁寧さを強調するために特別な謙譲語が使われる。

T:みなさん、久しぶりに自己紹介の練習をしましょう。今からみなさんは会社の面接を受けます。自己紹介してください。いいですか。じゃあ、S1さん。
S1:初めまして、私はマークです。フィリピンから来ました。どうぞよろしくお願いします。
T:ダメです。クラスメイトに、「はじめまして、私はマークです」はいいですが、面接の時は、もっと丁寧な言葉を使います。
T:「初めまして、私はマークと申します。フィリピンから参りました。」です。

板書
私はマークと申します。フィリピンから参りました。

練習

●変換練習
T:いる
S:おります
T:行く
S:参ります

食べる→いただきます
言う→申します
来る→参ります
する→いたします
いる→おります
ある→ございます

●自己紹介や電話のロールプレイで練習
(例)
ビル・ブラウンと言います → ビル・ブラウンと申します
インドから来ました → インドから参りました
パナソニックに勤めています → パナソニックに勤めております
どうぞよろしくお願いします → どうぞよろしくお願いいたします。

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