使用教材

みんなの日本語 初級2

できるようになること (Can-do)

・相手の状況について説明を求めたり、自分の状況やその理由を説明したりすることができる。
・理由や事情を説明して、丁寧な依頼ができる。
・理由や事情を説明して、助言や指示を求めることができる。

〜んですか(推量確認)

導入

①動詞
導入例1
T:パスポート、OK。(外国の)お金、OK。ガイドブック、OK。
S:先生、旅行に行きますか。
T:え?どうしてわかりますか?旅行に行くと言いましたか?
S:いいえ、でもパスポート・・・。
T:S1さんは今、パスポート、お金、ガイドブックをみました。そして、私は旅行に行くと思いました。旅行に行きますか?行きませんか?知りたいです。確認します。
T:旅行に行くんですか?

導入例2
T:じゃあ、今日は終わりましょう。
S:え?
T:(帰る準備をして)みなさん(びっくりの絵カード)ですか?(びっくりしていないカード)ですか?
S:(びっくりのカードを指す)
T:そうですか。みなさん、私に何と言いますか。
S:先生、帰りますか。
T:そうですね。先生、帰りますか。もう勉強しました。
T:でも、みなさんは(びっくりの絵カード)です。本当ですか知りたいです、確認したいですから、言います。
T:「先生、帰るんですか」です。

 

②形容詞
導入例1
T:(お腹がいたそうなジェスチャーをして)う〜。
S:お腹が痛いですか?
T:え?どうしてわかりますか?お腹が痛いと言いましたか?
S:いいえ、でも・・・。
T:S1さん、私はお腹が痛いと思いました。本当ですか?違いますか?確認します。
T:お腹が痛いんですか?

導入例2
T:私は昨日、デパートに行きました。見てください。(猫の時計や皿、鞄など、猫グッズをたくさん見せる。)
S:先生は猫が好きですか。
T:どうしてですか?
S:たくさん猫がありますから。
T:たくさん猫がありますから、私は猫が好きだと思いましたね。
S:はい。
T:猫が好きだと思いました。本当ですか?わかりません。確認します。
T:「先生は猫がが好きですか。」じゃありません。
T:先生は猫が好きなんですか?

 

③名詞
導入例1

T:皆さんは明日何をしますか。
S:勉強します。
T:みなさんは明日、休みですか?
S:いいえ。
T:そうですか。私は・・・・(にこにこしながら)ヘッヘッヘ。
S:え?先生は明日、休みですか?
T:どうして、わかりましたか?私は、休みと言いましたか?
S1:いいえ。
T:S1さんは休みと思いました。本当ですか、知りたいです。確認します。
T:明日は休みですか。じゃありません。
T:明日は休みなんですか?です。

導入例2
T:(マスクをして体調が悪そうに)みなさん、おはようございます。
S:おはようございます。
S:先生風邪ですか?
T:え?どうしてわかりますか。
S:マスク。
T:先生は風邪ですか、風邪じゃありませんか。もっと知りたいです。確認します。
T:風邪ですか。じゃありません。
T:風邪なんですか。です。

板書
りょこうに いくんですか。
おなかが いたいんですか。
ねこが すきなんですか。
やすみなんですか。

T:私は旅行に行きますか。行きませんか。わかりません。でも、S1さんは旅行に行くと思いました。本当ですか。知りたいです。確認します。旅行に行くんですか。
T:私はお腹が痛いですか。わかりません。でも、お腹が痛いと思います。確認します。お腹が痛いんですか。
T:私は猫が好きですか。わかりません。でも、好きだと思います。確認します。先生は猫が好きなんですか。
T:私は明日休みですか。休みじゃないですか。わかりません。でも、明日、休みだと思います。確認します。明日、休みなんですか。

T:本当ですか、本当じゃないですか、知りたいです。確認したい時、「〜んですか」を使います。

T:「~んですか」の前、「行く」は形容詞ですか?名詞ですか?動詞ですか?
S:動詞です。
T:「痛い」は何ですか?
S:イ形容詞。
T:好きな、は何ですか?
S:ナ形容詞。
T:休み、は何ですか?
S:名詞。
T:そうですね。「~んですか」のまえは、動詞、イ形容詞、ナ形容詞、名詞、全部使うことができます。
T:全部、普通形を使います。普通形ですが、ナ形容詞と名詞は気をつけてください。
T:「好きです」の普通形はなんですか?
S:好きだ。
T:休みです、の普通形はなんですか?
S:休みだ。
T:ナ形容詞と名詞の普通形、「~だ」は「~な」を使います。

練習

●「〜んですか」の形の練習

●教科書の問題(B−1)


<いつ/どこで/だれと>〜んですか

導入

T:S1さん、すてきな時計ですね。私はもっと知りたいです。S1さんに聞きます。何と言いますか。
S1:どこで買いましたか?
T:とても知りたいですから、「どこで買いましたか」じゃありません。
T:「どこで買ったんですか?」です。
T:S1さん、素敵な時計ですね。どこで買ったんですか。
S:デパートで買いました。
T:そうです。いいですね。

T:S1さんは、沖縄に行ったことがありますか?
S:はい、ありますよ。
T:え〜、本当ですか。私はもっと知りたいです。S1さんに聞きます。いつ行ったんですか?
S:10月に行きました。
T:そうですか。誰と行ったんですか?
S:彼女と行きました。

板書
どこで かったんですか。
・・・デパートで かいました。いつ いったんですか。
・・・10月に いきました。

他のSにも同じような質問をする。

T:「〜んですか」はもっと知りたい時、とても知りたい時に使います。
T:友達、家族、誰かと話す時、たくさん使います。「〜ですか」よりたくさん使いますから、たくさん練習しましょう。

 相手からまだ何も情報を得ていない場合には「〜んですか」を使わない。例えば、自己紹介で「初めまして、アントンです」と言った後に、聞き手が「アントンさんはアメリカ人なんですか」というような質問はできない。

練習

●教科書の問題(B−2)

どうして〜んですか。

導入

T:きょう、S1さんは学校に遅れました。わたしはとても知りたいです。どうして遅れたんですか?
S1:すみません。電車が遅れました。
T:電車が遅れたんです。

T:(板書してから)私は知りたいです。どうして遅れたんですか?
T:電車が遅れました。S1さんは「先生、知ってください。」と思っていますから、「電車が遅れたんです。」です。

  遅刻した生徒がいなければ、眠そうな生徒に「眠いんですか」と聞いたり、国へ帰る計画をしている生徒に「国へ帰るんですか」と聞いたり、クラスや学生の状況を話題に導入する。
板書
どうして おくれたんですか。
・・・でんしゃが おくれたんです。

練習

●Q&Aで練習

・どうして日本語を勉強するんですか。
・どうして昨日、休んだんですか。

●教科書の問題(B−4 / C−1)

どうしたんですか。〜んです。

導入

●いろいろな絵を見せて何と言っているか考えさせる

T:これはS1さんです。何と言いますか。
S:どうしましたか。
T:そうですね。でも、とても知りたいですね。
S:どうしたんですか?
T:はい、そうですね。

T:女の人は言います。頭が?
S:頭が痛いんです。

板書
どうしたんですか。
・・・頭が痛いんです。

練習

●教科書の問題(B−3)

〜ません。〜んです。

導入

T:みなさんは日本語を勉強していますね。
S:はい。
T:毎日、勉強しますか?
S:いいえ、勉強しません。
T:どうしてですか。
S:忙しいですから。
T:わたしは質問します。毎日、日本語を勉強しますか?S1さんは言いました。「いいえ、勉強しません。忙しいですから。
T:いいえ、勉強しません。忙しいんです。

T:S2さんも毎日勉強しません。どうしてですか?
S:時間がないんです。

板書
まいにち、べんきょうしますか。
・・・いいえ、しません。いそがしいんです。(結果)。(理由)んです。

練習

・よく料理を作りますか。
・先週の土曜日、出かけましたか。
・日曜日、パーティーをしませんか。
・今晩、一緒にレストランで食事しませんか。
・ワインをいかがですか。
・よくレストランで食事しますか。
・明日、一緒に映画を見ませんか。


〜んですが、〜ていただけませんか。

導入

T:みなさん、旅行へ行きました。京都へ行きました。京都でおいしいものをたくさん食べました、お土産をたくさん買いました。あ、お金がなくなりました。
T:みなさんは銀行へ行きたいです。でも銀行はどこですか。わかりません。日本人に聞きます。なんと言いますか。
S:銀行はどこですか。道を教えてください。
T:銀行へ行きたいんですが、道を教えていただけませんか。

T:わたしは漢字を書きます・・・・(難しい漢字を書いて)何ですか?
S:わかりません。
T:わかりませんから、私に聞きます。聞いてください。
S:教えてください。
T:わからないんですが、教えていただけませんか。

T:京都の日本人は、みなさんの友達ですか?
S:いいえ。
T:初めて会いましたか?
S:はい。
T:そうですね。初めて会いましたから、道を教えてください。じゃありません。道を教えていただけませんか。です。
T:私はみなさんの友達ですか?家族ですか?
S:先生です。
T:そうですね。先生です。先生に聞くとき、教えてください。じゃありません。もっと丁寧な言葉を使います。教えていただけませんか。です。

練習

●変形練習(単語レベル)

T:教えます。
S:教えていただけませんか。

説明する、案内する、書く、話す、待つ、来る、開ける、作る、閉める、教える、調べる、運ぶ、連れてくる、運転する、紹介する、助ける、手伝う、直す、消す、持つ、つける、訳す、連れていく

● 変形練習(文レベル)

・えんぴつを貸す。
・お金を返す。
・8時に起こす。
・10分待つ
・ドアを開ける。
・エアコンをつける。
・宿題を手伝う。
・日本語に訳す。
・漢字を教える。
・作文を直す。
・京都に連れて行く。
・空港に迎えに来る。
・窓を閉める。
・ゆっくり話す。
・荷物を持つ。
・机を運ぶ。
・自転車を貸す。
・写真を取る。

● Q&Aで練習

・消しゴムを忘れました。友達に借りたいです。何と言いますか。
・S1さんは日本に行きました。駅に行きたいです。道がわかりません。
・今、とても暑いです。S1さんはエアコンをつけたいです。先生に何と言いますか。
・今、たくさん荷物があります。運べません。友達にリクエストします。何と言いますか。
・漢字を勉強しています。でも、漢字が読めません。先生に聞きます。何と言いますか。
・田中さんと友達になりました。田中さんは日本を話します。とても早いです。リクエストします。何と言いますか。
・S1さんは日本人の友達が欲しいです。S2さんは日本人の友達がたくさんいます。S1さんはS2さんに言います。何と言いますか。
・友達とインドへ旅行に行きました。写真を撮りたいです。人にリクエストします。何と言いますか。

〜んですが、疑問詞〜たらいいですか。

導入

T:みなさん、わたしは韓国へ行きたいですが、韓国をあまり知りません。みなさん、教えてください。韓国へ行きたいんですが、いつ行ったらいいですか?
S:6月がいいです。
T:6月に行ったらいいですよ。
T:ソウル、釜山、どこに行ったらいいですか?
S:ソウルがいいです。
T:ソウルに行ったらいいですよ。
T:お土産を買いたいんですが、何を買ったらいいですか?
S:キムチを買ったらいいですよ。

板書

かんこくへ いきたいんですが、 いつ いったらいいですか。
・・・6月に いったらいいですよ。

どこにいったら いいですか。
・・・ソウルに いったらいいですよ。

何を かったら いいですか。
・・・キムチを かったらいいですよ。

練習

●Q&Aで練習

・(学習者の国)で美味しい料理を食べたいんですが、何を食べたらいいですか。
・(学習者の国)でお土産を買いたいんですが、何を買ったらいいですか。
・(〜人)の友達の誕生日なんですが、何を買ったらいいですか。

会話練習

できる日本語 第12課 - トピック1:体の調子 / トピック3:病院で

トピック1では、症状を簡単に話して早退を申し出たり、欠席の理由を言う練習ができる。トピック3では、病院で簡単に症状を話したり話したり、医者の指示を聞いたりする練習ができる。

トピック3では、この課で学習する「〜んです」に加えて、既習文型「〜てから」、「前に」も使うので、それらの文型の復習にもなって良いでしょう。

まとめ練習

教科書の「問題」を使ってリスニング、文作りなど、第26課の総まとめ問題を解かせる。

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