みんなの日本語 第1課を教える前に(サバイバルジャパニーズ)

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使用教材

・挨拶や日常で使う言葉の絵カード。
・教室で使う言葉をまとめたプリント。
・数字カード

できるようになること (Can-do)

・初対面の人と簡単な挨拶や自己紹介ができる。


学習者から出る質問例

  1. 「初めまして」と「どうぞよろしくお願いします」の違いは何ですか。

自己紹介

導入

T:(教室に入ったら、WBに自己紹介の様子の絵カードを貼る。)
T:(自己紹介をしている人の絵を指して)初めまして。
T:(自分の名前カードを見せて)ノッチです。どうぞよろしくお願いします。
T:(何度も、繰り返して、Sが自己紹介をするようにジェスチャーをする。)
S:はじめ・・・。
T:初めまして。
S:初めまして。アントンです。どう。
T:どうぞよろしくお願いします。
S:どうぞよろしくお願いします。

ある程度、言えるようになるまで何度も繰り返す

[T⇆Sで練習]
T:(S1を立たせて)初めまして。ノッチです。どうぞ、よろしくお願いします。
S1:初めまして。アントンです。どうぞよろしくお願いします。

[S⇆Sで練習]
T:(S1とS2を立たせて、自己紹介をするよう指示)
S1:初めまして、アントンです。どうぞよろしくお願いします。
S2:初めまして。セーラです。どうぞよろしくお願いします。

上記を繰り返した後に板書

板書
はじめまして。
_________です。
どうぞ よろしく おねがいします。

板書が終わったら、表現を説明しリピートさせてから、もう一度練習する。

直接法での自己紹介の導入はこちらの動画を参考にすると良いでしょう。

メモ
海外で日本語を教える場合、「はじめまして」と「どうぞよろしくお願いします」の意味と違いを必ず聞かれるので、媒介語で説明すること。説明が難しい場合は事前に説明プリントを用意し、練習後に配布する。

あいさつの言葉

導入

「おはようございます。」、「こんにちは」など絵カードを見せて、Tが発話。Sがリピートという流れで導入。

絵カードは以下の「げんきな絵カード」がおすすめ。

ある程度、言えるようになるまで何度も繰り返す。言えるようになってきたらペアで練習させ、それから板書。

板書
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
さようなら。

板書後にリピートでさらに練習する。

言えるようになったら、初級日本語「げんき」のワークブックの第1課に挨拶表現のリスニング問題があるので、これを使って聞き取り練習を行う。

「げんき」のリスニング問題は他の教材よりもスピードがゆっくりなので、初めて日本語を勉強する人にはおすすめです。

日常で使う言葉

導入

これも同様に、挨拶と同様に絵カードを用いで導入する。

板書
ありがとう。どういたしまして。
すみません。

教室の言葉

導入

プリントを配布し、見ながら、一緒にリピートしていく。

T:もっとゆっくり言ってください。
S:もっとゆっくり言ってください。

言葉意味
始めましょうLet's start the class
終わりましょうLet's finish the class
休みましょうLet's take a break.
質問がありますか。
・・・はい、あります。
・・・いいえ、ありません。
Do you have any questions?
・・・Yes, I have.
・・・No, I don't
もう一度言ってください。Again, please.
もっとゆっくり言ってください。Please speak more slowly.
書いてくださいPlease write (this book).
聞いてくださいPlease listen.
見てくださいPlease look (at the book).
言ってくださいPlease say it.
読んでくださいPlease read.
わかりませんI don't understand.

練習

英語(or 学習者の国の言葉で)で書いた文章を見せて、日本語で答えさせる。

その他

小さい数字(1〜10)や時間など、みんなの日本語の課の中で教えるか、事前に教えるかコースの時間によって判断すると良い。

教える時間がなければ、プリントだけでも先に配っておき、軽くリピートさせるといいだろう。プリントを配っておくことで、中には自分で勉強してくる生徒もいるのでオススメする。

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