【書籍紹介】スピーキングのレベルアップに「シャドーイング 日本語を話そう」

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話す練習でシャドーイングは有効な練習方法の一つですね。

私たち日本人も英語が話したいと思って、シャドーイングの練習をしたことがあるのではないでしょうか。

今回は日本語を勉強している外国人の会話力アップにおすすめの本「シャドーイング 日本語を話そう」とシャドーイングのやり方を紹介します。

シャドーイングとは?

まず、「シャドーイング」を知らない人のために、どういったものなのか説明しておきます。

シャドーイングとは同時通訳のための練習法の1つで、最近、英語の学習でも注目されている学習法です。

やり方はとてもシンプルで、流れてくる音声を聞きながら、ほぼ同時進行でそれを復唱するだけです。

音声に合わせて、影(シャドー)のように追いかけていくことから「シャドーイング」と呼ばれるようになりました。

期待される効果は?

「シャドーイング」の効果はネットで検索すれば、いくらでも出てくるので、詳しい説明は割愛しますが、音声に合わせて声を出すので、イントネーションがよくなったり、リスニング力の向上などに繋がります。

また、何度もフレーズを声に出して言うので、自然と日本語表現も覚え、会話力も向上します。

シャドーイング練習におすすめの本

シャドーイング 日本語を話そう 初〜中級編

さて、日本語学習者向けのシャドーイング教材ですが、こちらの「シャドーイング 日本語を話そう 初〜中級編」がおすすめです。

というのも、「初級〜中級向け」ということもあり、ほとんどが短い会話文となっているので、初めてシャドーイングにチャレンジする人でも使いやすく、継続して練習しやすいからです。

「短い文ばかりで大丈夫?」と思われる方もいるかも知れませんが、CDのスピードはネイティブ並、もしくはそれ以上あるので、短い文でもけっこう難しく、練習になります。

この本では、1つのセクションに約10の会話があり、フォーマルな話し方のみならず、友人同士のカジュアルな物も混ざっているので、偏りがなく、バランスよく練習することが可能です。。

シャドーイングのやり方

この本を使ったシャドーイングのやり方の流れは以下です。

シャドーイング授業の流れ
  1.  シャドーイングとは何かを説明する。(初回のみ)
  2. シャドーイングのやり方について説明する。(初回のみ)
  3.  今日のセクションの文と意味を確認する。Sを指名して、文を読ませ、意味を確認する。
  4. プリントを見ながらCDを聞く。
  5. プリントを見ながら全体でシャドーイングを実施(1-2回)
  6. クラスを半分にわけ、グループ1はパートA、グループ2はパートBをシャドーイングを実施。時間があれば、個人練習の時間も設ける。
  7. プリントを見ないでシャドーイングを実施(1-2回)

学習者がまだ初級で、日本語で上記の1、2の説明が難しい場合は、英訳もあるので安心です。

尚、シャドーイングはあくまでも、ウォーミングアップ教材なので、何十分もする必要はありません。10分程度でいいでしょう。できるだけ毎日、継続してやることがとても大切ですので、毎回授業の最初か最後にやるといいと思います。

  会話文自体は短いので、単調な作業になりがちです。学習者が飽きてしまわないように、全体練習、個人練習、 パート練習など、うまくバリエーションを変えて練習すると良いと思います。

関連教材

中級〜上級向けや、就職・アルバイト・進学面接向けも出ているようです。興味がある方はチェックしてみてください。

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