目次
使用教材
会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ
トピック/目的
トピック
先生を飲み会に誘う
目的
・友達や先生を飲み会などに誘うことができる。
・相手によって話し方を変えて誘うことができる。
ウォーミングアップ
T:皆さん、こんにちは。 お元気ですか。
S:はい、元気です。
T:いいですね。 じゃあ、今日のレッスンを始めます。よろしくお願します。
S:よろしくお願いします。
1. 今までに日本人や目上の人を誘ったり、誘われたりした経験があるか話す。
T:みなさんはよく誰かと飲み会をしたり、食事したりしますか。
S:はい、よく飲み会をしますよ。
T:へぇ、そうですか。誰としますか。
S:友達とします。
T:じゃあ、年上の人と飲み会をしたことがありますか。例えば、先輩や先生と。
S:はい、何回かあります。
T:誰としましたか。
S:先生としました。
T:飲み会をしたとき、S1さんが先生を誘いましたか。先生に誘われましたか?
S:先生に誘われました。
T:そうですか。じゃあ、楽しかったですか。
S:はい、楽しかったです。
T:いいですね。S1さんの国では、時々、先生と生徒が交流しますか。例えば、一緒に飲みにいったり、食事をしたりしますか。
S1:時々、しますよ。
T:先生と交流するとき、どんな時ですか。
S1:例えば、試験が終わった後です。
T:どんなことをしますか。
S1:一緒にレストランで食事をしたり、お酒を飲んだりします。
T:いいですね。学生が先生を誘いますか?先生が学生を誘いますか?
S1:どちらもあります。
T:じゃあ、先生を誘うとき、どんなことに気をつけますか?
S1:特に気をつけないです。
T:そうですか。じゃあ、日本ではどうですか?何か気をつけなければいけませんか?一緒に考えましょう。
T:(プリントを配って)、はい、今日のトピックは「先生を飲み会に誘う」です。
T:じゃあ、はじめに今回の目的をチェックしましょう。みなさん、読んでください。
S:(目的を読む)
ロールプレイの実施(1回目)
T:じゃあ、今から、ロールプレイをしましょう。S1さんとS2さんはペアです。S3さんとS4さんはペアです。・・・・。今からタスクカードを配ります。見てください。お互いに見せないでくださいね。
(タスクカードを配る。)
T:はい、じゃあ、タスクカードを声に出さないで、読んでください。後で、やってもらいます。
S:(タスクを確認する。)
T:読み方がわからない言葉や、意味がわからないところはありませんか。
●ロールプレイで使う語彙(必要に応じて説明)
語彙 | 意味 |
飲み会の幹事 | organizer for drinking party |
前期 | first half |
囲む | to surround |
飲み会 | drinking party |
再来週 | the week after next |
帰省する | to go back to one's hometown |
行う | to hold |
未定 | undecided |
都合 | convenience of schedule |
交流する | to interact |
補講 | makeup class |
研究会 | workshop |
T:じゃあ、今からペアで練習しましょう。
S:ペアでロールプレイを実施。
T:はい、みなさんどうでしたか?
S:難しかったです。
T:じゃあ、S1さんS2さん、前にきてやってください。
S:(ロールプレイ実施)
T:みなさんどうですか。どんなところがよかったですか。
S:声が大きかった。発音が綺麗だったなど。
他、2、3グループ発表する。
会話を考えよう
<会話を考えよう>のプリントを配布し、下線に入る言葉や表現を学習者と考える。
T:プリントを見てください。誰が話していますか。
S:先生と学生です。
T:そうですね。先生と学生が話しています。じゃあ、はじめに、私が文章を読みますから聞いてください。
(Tが文章を読む。下線部は飛ばす。)
T:みなさん、意味がわかりますか。
S:だいたいわかります。
T:どんな会話でしたか。
S:(内容について話す)
T:じゃあ、線のところにどんな言葉を入れますか。書いてみてください。
T:書けましたか?
S:はい。
T:①はどんな言葉を入れましたか?
S:おじかんありあすか。
他の回答も少し確認して、CDで答え合わせ。
T:じゃあ、CDを聞いてみましょう。どんな言葉が入るか聞いてください。
S:(CDを聞く)
T:はい、じゃあ、①はどんな言葉でしたか。
S:ちょっとよろしいでしょうか。
T:そうですね。
(他の答えもチェックする。)
●会話にでてくる単語・表現
語彙 | 意味 |
ちょっとよろしいでしょうか。 | Can I talk with you for a second? |
いつごろ | around when |
教科書の答えが一番いいというものではない。学習者の意見も大切にすること。
T:じゃあ、もう一度、会話を聞いてみましょう。今度はイントネーションや話し方を聞いてください。
S:(CDを聞く)
CDを聞いた後に、Sに意見を求める。
・何か気づいたことばありますか。
・会話の流れはどうでしたか。
・学生や警察官の人の話し方はどうでしたか。 など。
オーバーラッピング/シャドーイング/ペア練習
教科書の練習項目には無いが、時間があれば実施する。
①オーバーラッピング
CDの音に合わせて、教科書を見ながら音読させる。
②シャドーイング
CDの音に少し遅れて、復唱する。教科書を見ずに復唱すること。
③モデル会話を使ってペアで練習
表現・語彙
プリントを配布して、練習する。
ロールプレイの実施(2回目)
T:じゃあ、もう一度、ロールプレイをしましょう。1回目と同じトピックでもいいし、トピックを変えたい人は、他のタスクカードをあげます。
S:(各自タスクカードを見る)
T:じゃあ、ペアで少し練習しましょう。後で発表してもらいます。
S:(各々練習する。)
T:はい、じゃあ、S1さんとS2さん前でやってください。
S:(前で発表する)
T:よくできました。
他のグループも発表する。
発表が終わったら、どうだったか見ていた生徒からコメントをもらう。
まとめ
T:はい、みなさんどうでしたか?
S:難しかったです。
T:そうですか。今日のトピックはなんでしたか?
S:先生を飲み会に誘う。
T:そうですね。みなさん、できましたか?
S:難しかったです。まぁまぁ、できました。など。
T:そうですか。じゃあ、先生を飲み会に誘いたいとき、始めに何といいますか。
S:先生、ちょっとよろしいでしょうか。
T:それから。どうやって誘いますか。
S:今度、飲み会をするんですが、ぜひ参加していただけませんでしょうか。
T:そうですね。これから、学校や会社で先輩や部長を飲み会に誘いたいときは、今日勉強した言葉を使ってみてくださいね。
S:はい。
T:じゃあ、今日の授業は終わります。ありがとうございました。
S:ありがとうございました。