【JLPT N1】文法・例文:〜までもない / 〜までもなく

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文型:〜までもない / 〜までもなく〜

[意味]
わざわざ〜する必要はない

[英訳]
"there is no need to do"
It includes the speaker's feeling that this is obvious.

[接続]
V(辞書形) + までもない
V(辞書形) + までもなく〜

[JLPT レベル]
N1

例文

〜までもない

・簡単な計算だから、電卓を使うまでもない

・こんな傷、病院に行くまでもありません

・彼が犯人であることは、疑うまでもない

・スーパーはここから歩いて5分ぐらいです。タクシーを使うまでもないですよ

・この前のJLPTはとても簡単だったから、結果を聞くまでもないだろう

・この病気は軽度ですから、手術するまでもありません

〜までもなく〜

・紹介するまでもなく、彼は日本を代表する作家だ。

・言うまでもないことですが、道にゴミを捨てないでください。

・言うまでもなく、喫煙は健康に大きな害を及ぼします。

「〜までもない」と「〜なくてもいい」の違い

「〜までもない」は「〜なくてもいい」と同様に「〜する必要がない」という意味ですが、不必要ということを述べるだけでなく、それよりも簡単な別の行為で用が足りるという意味を含んでいます。

では、例文をチェックしてみましょう。

・簡単な計算だから、電卓を使うまでもない
→この文は「簡単な問題だから、頭で計算した方が早い。電卓を使う必要がない。」という意味になります。

・こんな傷、病院に行くまでもありません
→この文は「傷は小さいから、絆創膏を貼っておけばいい。病院に行く必要がない。」という意味になります。

このように他の行為で用が足りる場合は、「〜までもない」を使います。

 

では、次の例文はどうでしょうか。

・定期券を持っているので、毎回、切符を( 買わなくてもよい / 買うまでもない )

「切符を買わなくてもよい」が自然な文ではないでしょうか。こちらの文では定期券を持っている = 単に切符を買う必要が必要ないということを表しているので、「買わなくてもよい」を使った方が自然な文になります。

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