このページでは、学生のリーディング練習におすすめのサイトや本を紹介します。
目次
リーディング練習や多読におすすめのサイト
初級〜中級向け
1. NHK NEWS WEB EASY
最新ニュースをやさしい日本語で読むことができるサイトです。
文型は簡単なものが使用されていて、漢字にはルビが振ってあります。また、難しい言葉は日本語の説明を読むことも可能です。
内容は毎日更新されるので、トピックが尽きることはありませんし、ニュースを読む練習にもなります。
N4ぐらいの学生なら、わからない単語がなければスラスラ読めると思います。
2. MATCHA
英語、スペイン語、韓国語、中国語など、他言語に対応していますが、その他に「やさしい日本語」もあります。
内容は日本の衣・食・住に関するものなので、読んでいて楽しいですし、学生の興味を引くものばかりです。
初級文型を学習し終えた学生に紹介してあげると良いと思います。
3. にほんごたどく
日本語多読の専門サイトでレベル0〜4まであります。
サイトが綺麗で見やすく、各本にレベルが表示されているので、学習者のレベルに合った本が探しやすいです。
一部無料で読めるものがあるので、お金をかけたくない場合は、先にそちらを読むといいと思います。
上級向け
1. 青空文庫
青空文庫(あおぞらぶんこ)は、著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館です。
ですから、無料でたくさんの小説を読むことができます。
夏目漱石や太宰治、芥川龍之介などの有名な小説を無料で読むことができるので、小説が好きな学生や日本の小説に興味がある学生に紹介してあげると良いと思います。
ただし、古い作品の場合、難しい日本語が使われているので、かなり高い日本語レベルが要求されます。
リーディング練習や多読におすすめの本
1. みんなの日本語 初級で読めるトピック25
初級の段階から「読む」練習ができる教材です。
学習者が触れる機会の多い身近な生活情報から、日本事情に関するものまで、トピックが幅広く、かつ内容もおもしろいものが多く、学生からの評判もいいです。
各課の読み物は「みんなの日本語」の各課の文型と紐付いているので、文型がどのように使われているのか読み物を通して確認することができますし、多読の練習にもなるので、かなりオススメです。
2. 小説 ミラーさん
初級修了後から読める、マイク・ミラーさんが主人公の小説です。
基本的に「みんなの日本語 初級1」を踏まえた内容なので、「みんなの日本語」を使って勉強した学生にはおすすめです。
3. レベル別日本語多読ライブラリー
多読用に作られた教材で、レベル0(入門レベル)〜レベル4(中級)まであるので、学習者のレベルに応じて、教材を選ぶことが可能です。
語彙や文型・表現などはコントロールされていて、漢字には全てふりがなが付いています。
また、イラストもあるので、そこから難しい語彙や表現が類推できるように工夫もされています。
内容は「昔ばなし」から「小説」まで、多種多様で、楽しく読むことができます。
さらに、朗読CDも付いているので、リスニングやシャドーイングといった練習にも使うことができます。
4. どんどん読める! 日本語ショートストーリーズ
世界中で愛されている「心に残るストーリー」20話をN3レベルの日本語にリライトした、日本語学習者向けの短編集です。
N3レベルであれば、タイトル通り「どんどん読める」ように工夫がされているし、いい話が詰まっています。
多読の練習にもなるので、N3合格した学生やN3を目指す学生におすすめです。
最後に
今回はリーディング練習や多読におすすめのサイトや本を紹介しました。
今後も役に立ちそうなサイトやおもしろそうな本があればこちらのページに追記していきます。