「初級の授業が終わったのに全然話せない」、「どの文型を使って話すのが適切なのかわからない」。
初級の授業が終わっても、こういった悩みを抱えている学生は少ないくないですよね。
そこで、今回は初級が終わった学生の会話練習にオススメの本を紹介します。
目次
会話練習にオススメの本
先に、オススメの本をまとめて紹介すると、次のようになります。
1. 日本語おしゃべりのたね
初級後半から使えるテキストで「食べ物」や「旅行」、「仕事」など20のトピックが用意されていて、そのトピックについて楽しくおしゃべりしながら、語彙や表現を学ぶテキストです。
ちょっと、難しい語彙が出てくることもありますが、語彙力アップにもなってオススメです。
2. 日本語生中継 初中級
物を借りたり、予定の変更を頼んだり、日常生活で身近に起こり得る場面で話される生の日本語を聞いたり、話したりして練習することができる本です。
初級を一通り学習した人を対象としていますが、CDの会話スピードが結構早く、難しい語彙も登場するので、難易度は高めです。
でも、この1冊と続編の「初中級編 2」がマスターできれば、かなり力が付きます。
3. にほんご語彙力アップトレーニング
初級を終えた段階でも、「授業で習った語彙・表現だけでは言いたいことが十分に言えない」、「自分で辞書で調べてみるが、適切な語彙が選べない」、そんなもどかしさを感じている学習者は少なくありません。
この本では、初級終了後、中級へのステップアップとして、「料理」や「病気」などの各テーマに沿った語彙を増やし、学習者の「これが言いたい!」という悩みに応えることを目的に作られました。
「語彙力アップ」なので、語彙を増やすためだけの本のように思えますが、各テーマにロールプレイがあるので、語彙を単に暗記するだけでなく、使えるようになるまでをゴールをしている点がとても良いです。
4. 会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ
「手伝いを申し出る」、「先生を誘う」、「誘いを丁寧に断る」など場面ごとの会話練習に特化した会話教材です。
22のテーマが用意されていて、各課は次のような構成になっています。
- テーマについて話し合う
- ロールプレイにチャレンジしてみる
- 会話例を読んだり、CDを聞いたりして表現を学ぶ
- もう一度、チャレンジしてみる
国内の学習者向けに作られていますが、海外でも工夫すれば十分に使える内容です。
使い勝手がよく、内容も楽しいものばかりなので、学生からの評判もいいです。
最後に
今回は、初級が終わった後の会話練習にオススメの本を紹介しました。
いくつか教案もこのサイトで紹介しているので、興味がある方はぜひ使ってみてください。