「みんなの日本語」や「げんき」などで文型中心に授業を進めて行くと、「教えたはずのに話せない」という学生が必ずいると思います。
そこで、私たち教師は「話す活動」を増やして、文型を定着させる必要があるわけですが、いちいち0からアイデアを考るなんて、普段忙しい私たちには不可能ですよね。
そんな時に役立つのが活動アイデアをまとめた活動集なのですが、今では色んな物が出ているので、どれを買ったらいいかわからないという人もいると思います。
そこで、今回は市販の活動集の中でおすすめの物を紹介します。
1. クラス活動集101
クラス活動101は「みんなの日本語1」の前身の「新日本語の基礎1」に準じた活動集です。
少し古い本ですが、役立つ活動例が101紹介されており、「みんなの日本語」を使う場合の必須アイテムと言ってもいいでしょう。
各文型で使える活動例が紹介されており、「新日本語の基礎」文型提出順で活動が紹介されているので、探したい活動を容易に見つけることができます。
本書の続編として「続・クラス活動集131」という物がありますが、こちらは「新日本語の基礎2」に準じた活動集となっています。
2. おたすけタスク 初級日本語クラスのための文型別タスク集
初級クラスで会話の活動をさせたい時におすすめの本で、ペアワークやクラス活動など色々あります。
活動とそれに必要な絵教材やワークシートが掲載されているので、普段の授業準備に忙しい方はこちらを利用すると時間短縮できます。
文型別にタスクが提示されているため使いやすく、CD-ROMもあるので、絵カードを印刷したり、プロジェクターに映して使うことができます。
3. イラスト満載! 日本語教師のための活動アイディアブック
本書では学習者のレベル別に活動のやり方が紹介されてい流ので、クラスのレベルに応じて進め方を調整できる点がとてもいいです。
各ユニットの初めに、レベルチェックのためのイラストが用意されているので、そのイラストを利用して学習者のレベルがチェックできます。
また、活動では指示文が英語・中国語で書かれているので、何をすれば良いのか活動内容が明確になり、スムーズに授業を進めることが可能です。
まとめ
今回は「日本語初級クラスの会話活動におすすめの本」を紹介しました。
他にも色々と会話活動の本がありますが、「何を買ったらいいかわからない」という人は今回、紹介した本をチェックしてみてください。