
目次
文型:〜出す
[意味]
① 動作の開始を表す。
② 中や隠れたところから外へ移動することを表す。
③ 存在しなかったものを新たに作ったり出現させることを表す(創出・創造)。
[接続]
V(ます形)ます + 出す
[JLPT レベル]
N4
※N4では意味①のみ扱う。
[①の意味を表す場合に、よく一緒に使われる単語]
突然、急に、いきなり
例文
1. 動作の開始
・あ〜、ポテトチップスって食べ出すとどうして止まらないんだろう。
・突然、雨が降り出して、びしょ濡れになった
・友達の赤ん坊は私の顔を見ると、突然泣き出した。
・犯人は警察に気づきどこかに向かって走り出した。
・みんな揃っていないのに、ジョンさんが突然、食べ出してその場は変な空気になった。
・フィリピンでコンビニへ行った時、レジの人が突然歌い出してびっくりしました。
・車を運転している時、突然、子供が飛び出してきて、ひきそうになった。
・授業中に、ライアンさんが急に隣のアンナさんと話し出したので怒った。
2. 中や隠れたところから外への移動
・急に男の子が飛び出してきて、危うくひきそうになりました。
・ATMからお金を引き出しました。
・男はカバンから銃を取り出した。
・彼の目から涙が溢れ出した。
3. 創出・創造
・素晴らしいアイデアを生み出すには素晴らしい環境が必要だと思います。
・今年入った新入社員がバンバン新製品のアイデアを生み出している。
・この会社は毎年、画期的な商品を作り出している。
「〜始める」と「〜出す」の違い
①どちらも動作の開始を表す文型ですが、「〜出す」は意志文では使えない。
例文
❌ 来年から、英会話学校に通い出そうと思っている。
⭕️ 来年から、英会話学校に通い始めようと思っている。
②「出す」のほうが、突然その動作が始まるニュアンスがあり、「始める」は徐々に始まっていくニュアンスがある。
例文
- 雨が降り出した。
- 雨が降り始めた。