
目次
文型:〜か〜ないかのうちに
[意味]
"~するのとほぼ同時に"
前の事象が起こる直前で、後ろの事象が起こることを表す。
[接続]
V(辞書形 / タ形) + か + V(ナイ形) + かのうちに
※Vは同じ動詞
[JLPT レベル]
N2
[備考]
実際に起こったことに対して使うため、意志や依頼の文、否定文や命令文は後ろに来ない。
例文
・会社に着くか着かないかのうちに雨が降り出しました。
・電車が駅に着くか着かないかのうちに、たくさんの人が降りる準備をした。
・映画が終わるか終わらないかのうちに、観客は席を立った。
・息子はベッドに入るか入らないかのうちに寝てしまった。
類似文型
「〜か〜ないかのうちに」と「〜たとたん」の違い
「〜か〜ないかのうちに」は動作やイベントが発生する直前を表す。一方で、「〜たとたん」は動作やイベントが発生した直後を表す。
よって、次のような場合は置き換えることができない。
置き換えできないケース
⭕️ 電話を切ったとたん、またかかってきた。
❌ 電話を切るか切らないかのうちに、またかかってきた。
❌ 電話を切るか切らないかのうちに、またかかってきた。
この文型が登場する教科書
できる日本語 中級15課:情報社会に生きる