会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ 第7課

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使用教材

会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ

トピック/目的

トピック
電話をかけて伝言を頼む

目的
・電話で適切に対応することができる。
・電話で伝言を正確に分かりやすく頼むことができる。

ウォーミングアップ

T:皆さん、こんにちは。 お元気ですか。
S:はい、元気です。
T:いいですね。 じゃあ、今日のレッスンを始めます。よろしくお願します。
S:よろしくお願いします。

1. 日本語で電話をかけたことがあるか質問する。

T:みなさんは、日本語で誰かと電話をしたことがありますか。
S:はい、ありますよ。
T:どんなことを話しましたか?
S:(体験談を話す。)

T:じゃあ、日本語で電話をして何か失敗したことはありますか。
S:(あれば、体験談を話す。)

T:そうですか。じゃあ、電話で伝言を頼んだことがありますか。
S:あります。
T:伝言を頼む時、何か注意しましたか。
S:丁寧な言葉を使いました。
T:例えば何ですか?
S:敬語とか。
T:いいですね。

T:(プリントを配って)、はい、今日のトピックは「電話をかけて伝言を頼む」です。伝言を頼む時、何と言って頼みますか。どのように頼みますか。今日は、それを勉強しますか。

T:じゃあ、はじめに今回の目的をチェックしましょう。みなさん、読んでください。
S:(目的を読む)


ロールプレイの実施(1回目)

T:じゃあ、今から、ロールプレイをしましょう。S1さんとS2さんはペアです。S3さんとS4さんはペアです。・・・・。今からタスクカードを配ります。見てください。お互いに見せないでくださいね。

(タスクカードを配る。)

T:はい、じゃあ、タスクカードを声に出さないで、読んでください。後で、やってもらいます。
S:(タスクを確認する。)

T:読み方がわからない言葉や、意味がわからないところはありませんか。

●ロールプレイで使う語彙(必要に応じて説明)

語彙意味
失敗failure
伝言message
頼むto ask a favor
寄るto stop by
場合によってはdepending on circumstances
担任homeroom teacher
状況circumstance
事務office work

T:じゃあ、今からペアで練習しましょう。
S:ペアでロールプレイを実施。

 Tは机間巡視してSの発話に注意する。

T:はい、みなさんどうでしたか?
S:難しかったです。
T:じゃあ、S1さんS2さん、前にきてやってください。
S:(ロールプレイ実施)
T:みなさんどうですか。どんなところがよかったですか。
S:声が大きかった。発音が綺麗だったなど。

他、2、3グループ発表する。

会話を考えよう

<会話を考えよう>のプリントを配布し、下線に入る言葉や表現を学習者と考える。

T:プリントを見てください。誰が話していますか。
S:先生と学生です。
T:そうですね。先生と学生が話しています。じゃあ、はじめに、私が文章を読みますから聞いてください。

(Tが文章を読む。下線部は飛ばす。)

T:みなさん、意味がわかりますか。
S:だいたいわかります。
T:どんな会話でしたか。
S:(内容について話す)

T:じゃあ、線のところにどんな言葉を入れますか。書いてみてください。

T:書けましたか?
S:はい。
T:①はどんな言葉を入れましたか?
S:先生ですか。

他の回答も少し確認して、CDで答え合わせ。

T:じゃあ、CDを聞いてみましょう。どんな言葉が入るか聞いてください。
S:(CDを聞く)

T:はい、じゃあ、①はどんな言葉でしたか。
S:山川日本語学校ですか。
T:そうですね。
(他の答えもチェックする。)

●会話にでてくる単語・表現

語彙意味
伝言をお願いしてもよろしいでしょうか。 Can I leave a message
診る to examine
欠席する to be absent
伝える to convey / to tell
遅刻 to be late

 
教科書の答えが一番いいというものではない。学習者の意見も大切にすること。

T:じゃあ、もう一度、会話を聞いてみましょう。今度はイントネーションや話し方を聞いてください。
S:(CDを聞く)

CDを聞いた後に、Sに意見を求める。
・何か気づいたことばありますか。
・会話の流れはどうでしたか。
・学生や事務員の話し方はどうでしたか。 など。

オーバーラッピング/シャドーイング/ペア練習

教科書の練習項目には無いが、時間があれば実施する。

①オーバーラッピング
CDの音に合わせて、教科書を見ながら音読させる。

②シャドーイング
CDの音に少し遅れて、復唱する。教科書を見ずに復唱すること。

③モデル会話を使ってペアで練習



表現・語彙

プリントを配布して、練習する。

語彙意味
流れ flow
相手 partner
かけ直す to call back
後ほど later
失礼します Thank you for calling

ロールプレイの実施(2回目)

T:じゃあ、もう一度、ロールプレイをしましょう。1回目と同じトピックでもいいし、トピックを変えたい人は、他のタスクカードをあげます。
S:(各自タスクカードを見る)

T:じゃあ、ペアで少し練習しましょう。後で発表してもらいます。

S:(各々練習する。)

T:はい、じゃあ、S1さんとS2さん前でやってください。
S:(前で発表する)
T:よくできました。

他のグループも発表する。
発表が終わったら、どうだったか見ていた生徒からコメントをもらう。

まとめ

T:はい、みなさんどうでしたか?
S:難しかったです。
T:そうですか。今日のトピックはなんでしたか?
S:電話をかけて伝言を頼む。
T:そうですね。みなさん、できましたか?
S:難しかったです。まぁまぁ、できました。など。
T:そうですか。じゃあ、電話をかけたとき、始めに何をしますか?
S:相手を確認します。
T:そうですね。それから何をしますか。
S:名前を言って、相手がいるか聞きます。
T:相手がいないときはどうしますか。
S:いつ帰るか聞きます。
T:どうやって聞きますか。
S:いつお戻りになりますか。
T:そうですね。伝言を頼みたいときは何と言いますか。
S:伝言をお願いしてもよろしいでしょうか。
T:はい、いいですよ。S1さん、どんな伝言ですか。
S1:すみませんが、S1から電話があったとお伝えください。
T:わかりました。S2さん、どんな伝言ですか。
S2:後ほど、お電話いたします。
T:はい、いいですね。みなさん、これから、たくさん日本語で電話する機会があると思います。電話するとき、今日の言葉や話し方を使ってくださいね。
S:はい。
T:じゃあ、今日の授業は終わります。ありがとうございました。
S:ありがとうございました。

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