目次
使用教材
第2課の学習項目
文型 | 語句と表現 |
れる・られる 〜って お/ご〜します お/ご〜ましょうか | ・「おはようございます」と「おはよう」 |
1. できますか
・文章を読んで、主人公「アレックス」が使っている敬語について、どこが変か、どういえば良いのかを考えさせる。
ウォーミングアップ
T:今日のトピックは「簡単にあいさつする」です。
T:皆さん、学校の人や友達にあった時、どんな挨拶をしていますか。
S:おはよう、こんにちは。
T:はい、じゃあ、教科書を見てください。
S:(教科書を見る)
T:じゃあ、S1さん、最初の文を読んでください。
S1:(読む)
T:はい、会社や学校の人と会った時、どんな挨拶をしますか。アレックスさんと金子部長の会話を読みましょう。
会話を読む
T:じゃあ、S1さんはアレックスさんです。私は金子部長です。
T:S1さん立ってください。
S1:立つ。
T:じゃあ、読みましょう。
読んだ後に・・・
T:二人は今、どこにいると思いますか。
S:会社にいると思います。
T:そうですね。じゃあ、アレックスさんと、金子部長の会話はどうでしたか。何か変なところがありましたか。ペアの人と相談してみてください。
S:(相談する。)
T:相談できましたか。
S:はい。
T:じゃあ、何が気がついたことはありますか。
S1:「何時に帰りましたか」は敬語じゃありません。
S2:「手伝ってあげましょうか」は敬語じゃありません。
Sの回答を確認した後・・・
T:じゃあ、1つずつチェックしましょう。
T:S1さん、最初の文を読んでください。
S1:昨日は何時に帰りましたか。
T:はい、これはいいですか。
S:良くないです。
T:どうして良くないとわかりますか。
S1:金子部長が「え?」と言っています。
S2:丁寧じゃありません。
T:そうですね。丁寧じゃありませんから、金子部長がびっくりしていますね。
T:じゃあ、どんな言葉を使いますか。
S1:お帰りになりましたか。
S2:帰られましたか。
T:そうですね。
S:お帰りになる、帰られるは尊敬語ですか、謙譲語ですか。
T:尊敬語です。
→お帰りになる / 帰られる
S1:(文章を読む)
T:はい、この文はどうですか。
S1:いいと思います。
T:どうしてですか。
S1:部長が話していますから。
T:いいですね。
S1:大変ですね。もっと早く帰ったほうがいいですよ。
T:これはどうですか。
S:いいと思います。
T:どうしてですか。
S:「です」を使っていますか。
T:そうですね。「です」を使っていますから丁寧ですね。でも、金子部長は昨日、資料を作らなければいけませんでしたから、早く帰ることができないですね。
T:早く帰ることができないのに、「もっと早く帰ったほうがいいですよ」と言わない方が良いです。
T:はい、これはどうですか。
S:丁寧じゃないから、ダメです。
T:はい。じゃあ、どんな言葉がいいと思いますか。
S:お手伝いしましょうか。。
T:そうですね。お手伝いしましょうかが良いですね。これは尊敬語ですか。
S:謙譲語です。
T:はい、いいですね。
→お手伝いしましょうか。
・手伝ってあげましょうか → お手伝いしましょうか
2. 敬語で行ってみよう
・確認できたら、もう一度、文章を正しい敬語を使って読む
T:はい、全部読めました。
T:金子部長が昨日何時に帰ったか知りたいです。何と言いますか。
S1:昨日、何時にお帰りになりましたか。
S2:昨日、何時に帰られましたか。
T:そうですね。
(学生のレベルが低ければ、尊敬語の形を復習する。)
T:じゃあ、金子部長は忙しそうです。S1さんは手伝ってあげたいです、何と言いますか。
S:お手伝いしましょうか。
T:はい、いいですね。
(後で、謙譲語の形を復習する。)
T:じゃあ、金子部長が「おはよう!」と言います。何と言いますか。
S:「おはようございます」
T:じゃあ、友達が「おはよう!」と言います。何と言いますか。
S:「おはよう」
T:いいですね。
T:じゃあ、仕事が終わって、帰るとき上司に何と言いますか。
S:「失礼します」
T:「お先に失礼します」と言いましょう。
T:じゃあ、仕事が終わって帰るとき、同僚に何と言いますか。
S:「お先に失礼します」
T:いいですね。でも、仲がいい友達なら、「じゃ、お先に」と言うことが多いです。。
T:じゃあ、上司が「ありがとう!」と言ったら、何と言いますか。
S:「いえ、どういたしまして。」
T:そうですね。
T:じゃあ、上司が「今日はいい天気だね」と言ったら、何と言いますか。
S:そうですね。
T:じゃあ、今日は謙譲語の復習をしましょう。
謙譲語の形や、いつ使うのかを確認する。
3. 練習しましょう
②慣れてきたらCDを一時停止して、リピートしてもらう。
③さらに慣れてきたら、聞く前に想像して言わせる。
④最後にもう一度、CDと、一緒に言わせる。
T:じゃあ、もう少し練習しましょう。始めに、聞いてください。
S:(CDを聞く)
T:じゃあ、今度は、リピートしましょう。
S:(CDを聞いてリピートする)
T:じゃあ、次は、聞く前に言いましょう。S1さん、1番は?
S:社長のカバンをお持ちします。
T:じゃあ、もう一度、CDを聞きながら、言いましょう。
S:(CDを聞きながら、言う。)
4. これでOK!
→また、宿題として、何回も家で読ませる。
T:はい、じゃあ、次のページを見てください。
T:アレックスさんは敬語の勉強をしました。そして、会社に行く途中に金子部長に会いました。
T:じゃあ、今から、CDを聞きます。教科書を見ながら、聞いてください。
CDを流す。
T:どうですか。意味がわかりましたか。
S:はい。
T:じゃあ、CDをもう一度、聞きましょう。今度は、CDと一緒に読んでください。
CDを流し、Sは一緒に読む。
CDのスピードが速い場合は、Tが読んで、Sがリピートする。
T:はい、OKです。
5. チェックしましょう
・チェックシートに書かせてもいいが、まずは、声に出して言わせる。
T:次は、謙譲語の形を復習しましょう。
T:ノートに答えを書いてください。
S:(問題を解く)
T:じゃあ、1番の答えは何ですか。
S:参ります。
T:いいですね。
他の問題も答えを確認する。
6. スタイルを変えてみましょう
・それから、CDを聞かせて、リピートさせる。
T:じゃあ、傘を貸しましょうか。敬語スタイルでで?
S:傘をお貸ししましょうか。
T:いいですね。じゃあ、友達スタイルで?
S:傘を貸そうか。
他の文も確認してから、
T:今度は、CDを聞いて、リピートしましょう。
S:(CDを聞いてリピートする)
7. やってみましょう
T:はい、じゃあ、最後にロールプレイをしましょう。
T:(ロールカードを配布)
T:はい、じゃあ、ペアで練習してください。後で、前でやってもらいます。
T:今日勉強した言葉を使ってくださいね。
S:(練習して、発表)