げんき1 初級日本語 第2課

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使用教材

げんき1 初級日本語

できるようになること (Can-do)

・値段を聞いたり、言ったりできる。
・買い物ができる。
・レストランで注文ができる。

準備物

・練習問題

文法を教える前に

げんきの教科書では文法解説がセットになっているので、事前に読んできてもらうとスムーズに授業を進めるできるだろう。また、授業の開始時に第2課の会話ビデオを見せて、この課でどういったことを学ぶのか考えさせると、学習者のゴールが明確化されて、いいと思います。

動画はこちらからダウンロード可能

語彙の導入

新出語彙は事前に宿題として、読む練習+暗記をしてきてもらう。ただし、数が多く学習者の負担になる場合は、必要最低限覚えてきて欲しい単語をこちらから提示する。

授業のはじめに、絵カードを見せて、Tのリピート、 Sだけといった流れで習熟度を確認する。絵カードは自作が面倒な方には、教科書準拠の絵カードが出版されているので、こちらを使うことをオススメする。

げんきな絵カード1

1. これ、それ、あれ

導入

T:(ペンを持って)これ
T:(生徒のカバンを指して)それ
T:(時計を指して)あれ

上記を繰り返して、Sに意味を推測させる。

T:(生徒のペンを指して)???
S:これ
T:(Tのペンを見せて)???
S:それ
T:(時計を指して)???
S:あれ

「これ」、「それ」、「あれ」がきちんと言えるまで繰り返していく。

2. これは<物>です。

導入

●事前に絵カードを使って、単語を導入しておく。

T:(本の絵カードを見せて)これは本です。
T:(Sの持っているものを指して)それは鉛筆です。
T:(遠くにある時計を指して)あれは時計です。

何度か繰り返したのち、Sに発話を促す。
T:(S1の近くにある物を指して)S1さん?
S1:これは本です。

T:(ペンを見せて)S1さん?
S1:それはペンです。

T:(遠くにある時計を指して)S1さん?
S1:あれは時計です。

板書

これは ほんです。

それは ペンです。

あれは とけいです。

練習

●Sに絵カードや物を渡して、「これは●●です。」の文で答えさせる。

●Sに絵カードや物を見せて、「それは●●です。」の文で答えさせる。

●遠くにあるものを指して「あれは●●です。」の文で答えさせる。難しい場合は、WBに絵カードを貼って、練習する。

3. これは<物>ですか。 はい / いいえ。

導入

T:(?カードを見せながら)これは、S1さんのボールペンですか?
S:はい、これはわたしのボールペンです。
T:はい、ボールペンです。

T:これは、消しゴムですか?
S:はい、消しゴムです。

板書
これは ボールペンですか。
・・・はい、ボールペンです。

T:これは本ですか?
S:はい、本です。

T:これはペンですか?
S:はい、ペンです。

T:はい、本です。(OKのジェスチャーをして)OK。
T:はい、ペンです。(OKのジェスチャーをして)OK。
T:はい、ボールペンです。(OKのジェスチャーをして)OK。
T:はい、そうです。(OKのジェスチャーをして)OK。

板書
はい、ボールペンです。
はい、本です。
はい、ペンです。
=はい、そうです。

T:(WBに「1」、「7」/「わ」、「れ」/「コ」、「ユ」/「ナ」、「メ」を書く)
T:(「1」を指して)これは「1」ですか?
S:はい、そうです。
T:(「わ」を指して)これは「れ」ですか。
S:いいえ、「わ」です。

他のひらがなを使って、同じような質問を繰り返す。

板書
これは れ ですか。
・・・いいえ、 れ じゃありません。

T:(もう一度)これは「れ」ですか。
S:いいえ、「わ」です。

練習

●Q&Aで練習

T:これは本ですか。
S:はい、そうです。

S1:これはボールペンですか。
S2:いいえ、シャープペンシルです。


4. nounじゃありません。

導入

T:(椅子を指して)これは本ですか。
S:いいえ、 I don't know that name...
T:When you just want to negate, you can say 「いいえ、本じゃありません。」

T: Repeat after me 「いいえ、本じゃありません。」
S:いいえ、本じゃありません。

板書
これは ほんですか。
・・・いいえ、ほんじゃありません。

T:S1さんは韓国人ですか。
S:いいえ、韓国人じゃありません。

練習

●イラストを見せて、答える練習

T:これはペンですか?
S:いいえ、ペンじゃありません。

5. これは何ですか。

導入

T:(ノートにブックカバーをかけて)これは本ですか?
S:はい、そうです。
T:いいえ、本じゃありません。
S:???
T:これは雑誌ですか?
S:はい、雑誌です。
T:いいえ、雑誌じゃありません。
T:これは(?カードを見せながら)何ですか?
T:(ブックカバーをとって)ノートです。

T:(シャーペンを見せながら)これは鉛筆じゃありません。これはペンじゃありません。これは(?カードを見せながら)何ですか?
S:これはシャープペンシルです。
T:シャープペンシルです。

板書
これは なんですか。
・・・ノートです。

練習

●イラストを見せて、答える練習

T:これは何ですか?
S:ペンです。

T:それは何ですか?
S:ノートです。

S1:これは何ですか?
S2:消しゴムです。

6. これは<人>の<物>です。

導入

T:これは何ですか?
S:本です。
T:これは私の本です。

T:(S1のペンを借りて)これは何ですか?
S:ペンです。
T:(S1を指して)誰ですか?
S:S1さんです。
T:これはS1さんのペンです。

同じように他の生徒の物を使って、質問し導入する。

板書
これは わたしの ほんです。
これは S1さんの ペンです。

練習

●生徒が持っているものを使って、文を作る。

7. これは誰の<物>ですか。

導入

T:(人と鞄の写真を見せて)ミラーさんです。ミラーさんの鞄です。マイクさんです。マイクさんの鞄です。タワポンさんです。タワポンさんの鞄です。鈴木さんの鞄ですか?
T:(鞄だけ見せて)ミラーさんの鞄ですか?マイクさんの鞄ですか?タワポンさんの鞄ですか?鈴木さんの鞄ですか?(?カードを見せて)誰の鞄ですか?
T:(答えを見せて)マイクさんの鞄です。

板書
これは だれの かばんですか。

練習

●イラストを見ながら、持ち主を尋ね、答える練習。

8. この / その / あの / どの

導入

●「これ」と「この」の違いを説明してから導入する。

T:(目の前にペンや本を並べて、それを指差しながら)これ、これ、これ・・・。
T:(ペンを指して)このペン、(本を指して)この本。

T:(生徒の鞄やペン、消しゴムなどを指して)それ、それ、それ・・・。
T:(鞄を指して)その鞄、(ペンを指して)そのペン。

T:(遠い場所にある物を指して)あれ、あれ、あれ・・・。
T:(時計を指して)あの時計、(辞書を指して)あの辞書。

T:(ペンを持って)これは私のペンです。このペンは私のです。
T:これは私の本です。この本は私のです。
T:(生徒が持っている本を指して)S1さん?
S1:これは私の本です。この本は私のです。

同様に他のSにも質問する。「その」、「あの」も同じ方法で導入する。

板書
これは わたしの ほんです。
この ほんは わたしのです。

T:S1さん、あれは誰のですか?
S1:(「あれ」がどれかわからないような顔をする)
T:あの本は誰のですか。
S1:S2さんのです。

板書
あの ほんは だれのですか。
・・・S2さんのです。

練習

●物と所有者の名前を見せて文を作る練習

S:その鞄はタワポンさんのです。

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