日本語の練習法で、パターン・プラクティスという練習法がありますよね。

例えば、以下のような物です。

パターンプラクティスの例

T:て形で答えてください。
T:飲みます
S:飲んで
T:食べます
S:食べて

文の型(パターン)を何度も声に出して練習することから、「パターン・プラクティス」と名付けられたこの練習法は、主に初級の文型導入後の口慣らし練習としてよく行われています。

上の例は「変形練習」や「変換練習」という物ですが、この他にも色々な種類のパターン・プラクティスがあります。

そこで、今回はパターン・プラクティスにはどういった練習法があるのか、紹介します。

日本語教師養成講座を修了された方は、既に一通り学習していると思いますが、もう一度おさらいしておきましょう。

パターン・プラクティスの種類

日本語学校でよく使われるパターンプラクティスには以下のものがあります。

パターン・プラクティスの種類
  1. 反復練習
  2. 変形練習
  3. 代入練習
  4. 拡張練習
  5. 完成練習
  6. 応答練習

1. 反復練習

反復練習は教師が言った言葉をそのまま繰り返す練習法です。一人ずつリピートしたり、クラス全体でリピートしたりします。

反復練習の例:形容詞の単語
T:大きい
S:大きい
T:小さい
S:小さい

2. 変形練習

変形練習は教師が提示した言葉をあらわじめ決めておいた形に変形することです。

変形練習の例:て形の練習
T:行きます
S:行って
T:見ます
S:見て

3. 代入練習

代入練習は教師が提示した言葉を使って文の中の単語を入れ替える練習法です。入れ替える場所は目的と難易度により、一箇所にしたり、複数箇所にしたりします。

代入練習の例:(場所)へ行きます
T:明日、公園へ行きます。郵便局
S:明日、郵便局へ行きます。
T:本屋
S:明日、本屋へ行きます。
T:会社
S:明日、会社へ行きます。

4. 拡張練習

拡張練習は教師が提示した言葉をつなげて長い文を作っていく練習法です。

拡張練習の例
T:読んでいます。
S:読んでいます。
T:雑誌を
S:雑誌を読んでいます。
T:車の
S:車の雑誌を読んでいます。

5. 完成練習

完成練習は教師が提示した不完全な文を学習者が補って文を完成させる練習法です。

完成練習の例
T:ワンさん レストラン 食事します
S:ワンさんは レストランで 食事します。

6. 応答練習

応答練習は教師が提示した質問について、指定された言葉を使って答える練習法です。

応答練習の例
T:パソコンが欲しいですか。はい。
S:はい、欲しいです。
T:時計が欲しいですか。いいえ。
S:いいえ、欲しくないです。



まとめ

今回は初級の文型の口慣らし練習でよく行われるパターンプラクティスについて紹介しました。

最後に、今回紹介した内容を以下に表としてまとめておきます。

パターン・プラクティスの種類意味
反復練習教師が言った言葉をそのまま繰り返す練習法です。一人ずつリピートしたり、クラス全体でリピートしたりします。
変形練習教師が提示した言葉をあらわじめ決めておいた形に変形する練習法。
代入練習教師が提示した言葉を使って文の中の単語を入れ替える練習法。
拡張練習教師が提示した言葉をつなげて長い文を作っていく練習法。
完成練習教師が提示した不完全な文を学習者が補って文を完成させる練習法。
応答練習教師が提示した質問について、指定された言葉を使って答える練習法。

 

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