目次
使用教材
できるようになること (Can-do)
・目的地と、そこへいく交通手段が言える。
・乗り物を利用して、目的地へ行ける。
- <場所>へ行きます
- <乗り物>で行きます
- <人>と行きます
- <日時>に行きます
- 誕生日は〜月〜日です
準備物
以下の絵教材を利用する。
<場所>へ行きます
導入1:現在形
T:ゴホッゴホッ・・・ゴホッゴホッ・・・。(病院の絵カードを指して)病院、行きます。
T:(病院に向かっていくジェスチャーをして)病院へ行きます。
T:(空の財布を見せた後、銀行の絵カードを指して)銀行、行きます。
T:(銀行に向かっていくジェスチャーをして)銀行へ行きます。
T:(切手がまだ貼ってない封筒を見せた後、郵便局の絵カードを指して)?
S:郵便局へ行きます。
T:(場所の写真を見せて、「行く」ジェスチャーをして)S1さん?
S1:私は銀行へ行きます。
他のSにもQ&Aをしてから、板書する。
練習
●場所の名詞を入れ替えて、「~へ行きます」の練習
T:(図書館の写真を見せて)S1さん?
S:図書館へ行きます。
●教科書の問題(Bー1)
●絵を見せて文を作らせる
「〜へ行きます」練習用絵カード Download (PDF)
導入2:過去形
T:(スーパーの写真を見せて)スーパーへ?
S:行きます。
T:(銀行の写真を見せて)昨日、銀行へ?
S:行きます。
T:行きました。
T:(スーパーの写真を見せて)S1さん、おととい?
S1:おととい、スーパーへ行きました。
練習
●「昨日」、「明日」、「来週」など、時を表すことばを使って練習
T:昨日・図書館。S1さん?
S1:昨日、図書館へ行きました。
導入3:〜へ行きましたか / はい、いいえ
T:S1さん、昨日、銀行へ行きましたか。
S1:はい、私は銀行へ行き・・・
T:はい、行きました。
T:S2さんは、昨日、銀行へ行きましたか。
S2:いいえ、行きませんでした。
他のSにも質問する。
・・・はい、いきました。
・・・いいえ、いきませんでした。
導入4:どこへ行きますか。
T:S1さんは日曜日、スーパーへ行きますか。
S1:はい、スーパーへ行きます。
T:S1さんは日曜日、スーパーへ行きます。私は日曜日、デパートへ行きます。S2さんは日曜日、(?カードを見せて)どこへ行きますか?
S2:デパートへ行きます。
他のSにも質問する。
T:私は先週の土曜日、デパートへ行きました。S1さんは先週の土曜日どこへ行きましたか?
S:スーパーへ行きます。
T:スーパーへ行きました。
他のSにも質問する。
・・・デパートへいきました。
練習
●教科書の問題(B−2)
導入5:どこへも行きません。
T:日曜日どこへ行きますか?
S1:デパートへ行きます。
S2:大阪へ行きます。
T:私はデパートへ行きません。スーパーへ行きません。大阪へ行きません。日曜日はどこへも行きません。
T:先週の土曜日、どこへ行きましたか?
S1:レストランへ行きました。
S2:京都へ行きました。
T:私はレストランへ行きませんでした。京都へ行きませんでした。コンビニへ行きませんでした。どこへも行きませんでした。
・・・どこへも いきません。(I don't go anywhere.)
・・・どこへも いきませんでした。(I didn't go anywhere.)
練習
●Q&A
T:先週の土曜日、どこへ行きましたか。
S:どこへも行きませんでした。
T:来週の日曜日、どこへ行きますか。
S:デパートへ行きます。
行きます / 来ますの違いの説明
英語で「行きます」は"go"、「来ます」は"come"だが、英語で「行きます」を表す表現でも"come"が使われるケースがある(例:I'm coming )。そのため、時々使い方を間違える学生がいる。
説明に加えて、補足資料も配布しておくと良いだろう。
T:(写真を見せて)何ですか?
S:行きます。
T:みなさんは今どこですか?
S:学校です。
T:はい、今、学校です。S1さんは毎日、8時に学校へ来ます。
S:???
T:皆さんは、今、中国ですか?香港ですか?韓国ですか?
S:日本です。
T:そうですね。皆さんは先月、日本へ来ました。
絵を書いてそれぞれの意味をイメージさせる(話してから遠ざかるのが、「行く」、話し手に近づいてくるのが、「来る」)
fa-arrow-circle-right行きますのイメージ
fa-arrow-circle-right来ますのイメージ
私は<乗り物>で行きます。
導入1:(乗り物)で行きます。
●乗り物に関する語彙を導入しておく。
T:(デパートの写真を見せて)これは何ですか?
S:デパートです。
T:そうですね。デパートへ行きます。
T:(自転車の写真を見せて)自転車でデパートへ行きます。
T:(タクシーのしゃしんを見せて)タクシーでデパートへ行きます。
T:(車のしゃしんを見せて)S1さん?
S1:車でデパートへ行きます。
T:(バスの写真を見せて)S2さん?
S2:バスでデパートへ行きます。
T:S1さんは学校へ来ます。
T:バス?電車?車?
S1:いいえ。(歩くジェスチャーをする)
T:歩いて学校へ来ます。
練習
●乗り物と場所の写真を見せて、文を作らせる。
「〜で行きます」練習用絵カード Download (PDF)
導入2:何で行きますか
T:日曜日、どこへ行きますか?
S:京都へ行きます。
T:(?カードを見せながら)何で行きますか?
S:電車で行きます。
他のSにも質問する。
・・・でんしゃで いきます。
練習
●教科書の問題(B−3 / Cー1)
●文作り
T:電車、新宿。電車で新宿へいきます。
T:飛行機、アメリカ。S1さん?
S:飛行機でアメリカへ行きます。
バイク、デパート
バス、学校
歩いて、喫茶店
タクシー、駅
自転車、映画館
飛行機、中国
自転車、図書館
歩いて、本屋
京都、電車
<人>と行きます。
導入1:(人)と行きます。
T:(友達の写真を見せて)これは私の友達です。私は土曜日、USJへ行きます。
T:(友達の写真を見せて)友達とUSJへ行きます。
T:(家族の写真を見せて)これは私の家族です。私は昨日、デパートへ行きました。
T:(家族の写真を見せて)家族とデパートへ行きました。
T:(写真を見せて)これは田中さんと鈴木さんです。田中さんは?
S:田中さんは鈴木さんとレストランへ行きました。
練習
●絵を見せて文を作らせる
導入2:だれと行きますか / 一人で行きます。
T:S1さん、日曜日、どこへ行きますか?
S1:デパートへ行きます。
T:(人の顔に?が書かれたカードを見せながら)誰と行きますか?
S1:友達と行きます。
T:S2さんは?
S2:スーパーへ行きます。
T:誰と行きますか?
S2:alone
T:一人で行きます。
・・・ともだちと いきます。
・・・ひとりで いきます。
練習
●Q&Aで練習
・日曜日どこへ行きましたか?
・誰と行きましたか?
・何で行きましたか?
●教科書の問題(B−4 / C−2)
<日時>に行きます。
導入1:カレンダー
月の導入
T:(カレンダーを見せて)1月
S:1月
T:2月
S:2月
12月まで繰り返していく。
日の導入:11〜20日、21日〜31日、1日〜10日の順で
T:(カレンダーを見せて)11日
S:11日
T:12日
S:12日
同じように繰り返していく。
T:(予定表を見せて)私のです。5月15日に京都へ行きます。5月20日にUSJへ行きます。
T:(予定表を見せて)タワポンさんのです。(日付を指して)S1さん?
S1:5月15日に奈良へ行きます。
練習
●カレンダーを見せて日付を言わせる。
●カレンダーを日付を指し、行き先を与えて文を作らせる。
T:(5/12)、東京。5月12日に東京へいきます。
T:(5/17)、京都。S1さん?
S1:5月17日に京都へいきます。
導入2:いつ行きますか。
T:(カレンダーを見せて)田中さんは京都へいきます。
T:何月何日に京都へ行きますか?
S:5月24日に行きます。
T:そうですね。
同じように質問を繰り返す。
=いつ京都へ行きますか。
練習
●Q&Aで練習(いつの練習)
T:Sさん、いつ国へ帰りますか?
S:10月に帰ります。
●教科書の問題(B−5 / Bー6 / Bー7 / Cー3)
誕生日はー月ー日です。
導入
T:私の誕生日は1月1日です。S1さんの誕生日はいつですか?
S1:10月9日です。
他のSにも質問する。
・・・10月9日です。
練習
●絵と誕生日を見せて「誕生日はいつですか」、「〜月〜日です」の文を作る練習
●教科書の問題(B−8)
まとめ練習
教科書の「問題」を使ってリスニング、文作りなど、第5課の総まとめ問題を解かせる。
サントスさんの手帳を参考に学生の1週間、1日のスケジュールを書かせても良いだろう。
会話練習
教科書の会話
②サントスさんのセリフを考えさせる。
③スクリプトを見せて、会話をチェックする。
④ペアで練習。練習後、前で発表する。
②Tがもう一度読む、Sはリピートする。
③意味をチェックする。
④ペアで練習。練習後、前で発表する。
この課の会話で終助詞「ね」と「よ」が登場するので、意味を説明すること。終助詞「ね」は確認したい時、「よ」は聞き手が知らない情報を教えてあげる時に使われる。
第5課について
・この課で「(場所)へ行きます」を教えるが、「(場所)に行きます」という表現もある。助詞「へ」は「方向」を、助詞「に」は「目的地」を表す。この課で「(場所)に行きます」は扱わないが、会話では「(場所)に行きます」がたくさん使われるので、ここで導入するのもアリだと思います。(「げんき」では、2つを同じ課で教えます。)
・第4課の練習Cでも、終助詞「ね」が使われているが、こちらは相手に同情する時に使われる。