みんなの日本語 第45課

使用教材

みんなの日本語 初級2

できるようになること (Can-do)

・ある事態を想定し、その対処のし方を述べることができる。
・期待はずれの結果に対する話し手の意外感や不満の気持ちを表すことができる。

〜の場合は、〜

●色々な可能性の中から一つの事態を取り上げ、その条件下で必要な対応や想定される結果を言い表す時に使う。

導入①

[V場合]

①V(た)場合
T:(写真を見せて)これは何ですか。
S:地震です。
T:そうですね。地震です。みなさんの国では、地震が多いですか?
S:あまり多くないです。
T:じゃあ、日本はどうですか?
S:多いです。
T:じゃあ、地震が起きました。何をしますか。
S:机の下に入ります。
T:地震が起きた場合は、机の下に入ります。

T:皆さんは、国に帰ったら、よく車を運転しますか。
S:時々、運転します。
T:そうですか。じゃあ、S1さんは車を運転しています。事故を起こしました。どうしますか。
S:警察に電話します。
T:事故を起こした場合は、警察に電話します。

板書

じしんが 起きた場合は、つくえの下に 入ります。

じこを 起こした場合は けいさつに 電話します。

②V(辞)場合
T:学校は何時からですか?
S:9時からです。
T:そうですね。今、8時半です。S1さんは今、起きました。学校に遅れますね。
S:はい。
T:学校に遅れる時、何をしなければいけませんか。
S:連絡しなければいけません。
T:そうですね。学校に遅れる場合は、連絡しなければいけません

板書
学校に おくれる場合は、れんらくしなければいけません。

T:今、9時半です。S1さんは遅れました。何をしなければいけませんか。
S:先生に謝らなければいけません。
T:そうですね。学校に遅れた場合は、先生に謝らなければいけません。


③V(ない)場合
T:みなさん、授業が分かりません、どうしますか。
S:質問します。
T:授業がわからない場合は、質問します。

T:来月、私の家でパーティーをします。みなさん、来れますか?
S:まだ、わかりません。
T:そうですか。じゃあ、来れる場合は、連絡してください。来れない場合は、連絡しなくていいです。

板書

授業が わからない場合は、質問します。

これない場合は、連絡しなくてもいいです。

  「〜場合は」は実現の可能性が低い仮定文や確定条件を示す文で使用できない。

練習①

●Q&Aで練習
・熱がある場合、どうしますか。
・朝寝坊した場合、どうしますか。
・財布を落とした場合、どうしますか。
・彼女とレストランへ行って食事しました。お金がありませんでした。どうしますか。
・言葉がわからない時、どうしますか。
・鉛筆を忘れた場合、どうしますか。
・地震が起きた場合、どうしますか。
・台風が来た場合、どうしますか。

導入②

[いA場合]
T:みなさんは今、日本語を勉強していますね。
S:はい。
T:月曜日から金曜日まで、毎週、学校へ来なければいけませんね。
S:はい。
T:じゃあ、体調が悪いです。学校へ来なければいけませんか?
S:いいえ、来なくてもいいです。
T:そうですね。休んでもいいです。体調が悪い場合、休んでもいいです。

板書
体調が悪い場合は、休んでもいいです。

[N場合]
T:風邪の場合は、休んでもいいですか?
S:はい、休んでもいいです。
T:そうですね。風邪の場合は、休んでもいいです。

T:寝坊の場合は、休んでもいいですか?
S:いいえ、休んではいけません。
T:寝坊の場合は、休んではいけません。

板書
かぜの場合は 休んでもいいです。

[なA場合]
T:みなさんはもうすぐ、大学生ですね。大学について、いろいろ調べたいですね。でも、寮にパソコンがありません。コピーもできませんね。
S:はい、とても不便です。
T:大学の資料が必要な場合は、わたしに言ってください。コピーしますから。

板書
大学の資料が必要な場合は、わたしに言ってください。

練習②

●結合練習
・パソコンの調子が悪いです。使わないでください。
・風がとても強いです。家にいてください。
・風邪です。この薬を飲んでください。
・地震です。エレベーターを使わないでください。
・コピーが必要です。お金を払ってください。



〜のに、〜

導入

[Vのに]
T:みなさん、風邪を引いた時、何をしますか。
S:薬を飲みます。
T:そうですね。薬を飲みますね。薬を飲んだら、どうなりますか。
S:よくなります。
T:そうですね。よくなりますね。
T:(写真を見せて)じゃあ、この人はどうですか。よくなりましたか?
S:いいえ、よくなりませんでした。
T:そうですね。薬を飲んだのに、よくなりませんでした。

T:みなさん、服が汚れたら、何をしますか。
S:洗濯します。
T:そうですね。洗濯しますね。
T:(写真を見せて)じゃあ、これはどうですか。洗濯しました。きれいですか。
S:いいえ、汚いです。
T:そうですね。洗濯したのに、汚いです。

板書

せんたくしたのに、 きたないです。

S1のに、S2:S1, but contrary to expectations, B too / B, despite the fact A

[いAのに]
T:(ステーキの写真をみせて)これは何ですか?
S:ステーキです。
T:そうですね。ステーキです。このステーキは1万円です。高いですね。
S:はい、とても高いです。
T:1万円ですから、美味しいと思いますか?
S:はい、美味しいと思います。
T:(写真を見せて)これは私です。ステーキを食べています。
T:顔を見てください。どうですか。美味しいですか?
S:いいえ、美味しくないです。
T:そうですね。このステーキは高いのに、美味しくないです。

板書
このステーキは高いのに、美味しくないです。

[なAなのに]
T:(写真を見せて)これは私の友達です。ハンサムですね。
S:そうですね。とてもハンサムです。
T:ハンサムですから、彼女がいると思いますか。
S:はい。
T:彼は彼女がいません。10年、彼女がいません。
S:えっ?10年も?
T:はい、ハンサムなのに彼女がいません。

板書
ハンサムなのに、彼女がいません。

[Nounなのに]
T:みなさん、どんな歌手が好きですか?
S:ワンオクロックが好きです。
T:そうですか。ワンオクロックは歌が上手ですか?
S:はい、とても上手です。
T:そうですね。歌手ですから、とても上手です。
T:(写真を見せて)じゃあ、この人はどうですか。歌手です。
S:下手です。
T:そうですね。歌手です。下手です。歌手なのに下手です。

T:みなさんは今、日本語の学生です。学生は何をしなければいけませんか。
S:勉強しなければいけません。
T:そうですね。勉強しなければいけません。
T:(怠けている外国人学生の写真を見せて)マーク君です。彼は学生です。学生ですから、何をしなければいけませんか。
S:勉強しなければいけません。
T:そうですね。勉強しなければいけません。でも、見てください。勉強していますか。
S:いいえ。
T:彼は学生です。全然勉強しません。学生なのに勉強しません。

板書
学生なのに、ぜんぜん勉強しません。
  「〜のに」は後に続く分が事実を述べるものしかこない。そのため「雨が降っているのに出かけません」、「会社は休みなのに、出勤してください」、「熱があるのに、アルバイトに行こう」といった文は正しくない。

練習

●結合練習(後件作成としても代用可)

・この会社はお金がたくさんあります。給料はやすいです。
・家にいます。電話にでません。
・薬を飲みました。よくなりません。
・Aさんはまいにちケーキを食べています。太りません。
・Bさんはまいにち運動しています。やせません。
・Cさんはお金がありません。いつも高い服を買います。
・Dさんは勉強しませんでした。JLPTに受かりました。
・ボタンを押しました。パソコンが動きません。
・洗濯しました。きれいになりませんでした。
・きのう勉強しました。わかりません。
・すずきさんはあしたテストがあります。勉強しません。
・田中さんは歌が上手です。歌いません。
・あの店は値段が高いです。おいしくないです。
・マークさんはハンサムです。彼女がいません。
・寒いです。泳いでいます。
・日曜日です。働かなければなりません。
・部屋が汚いです。掃除しません。

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