目次
使用教材
第3課の学習項目
型 | 語句と表現 |
〜でしょうか 〜と思いまして・・・・ 〜(て)いただきたい お / ご 〜なく 〜ております | ・「おいでになる」 |
1. できますか
・文章を読んで、主人公「アレックス」が使っている敬語について、どこが変か、どういえば良いのかを考えさせる。
ウォーミングアップ
T:今日のトピックは「誘う」です。
T:皆さん、年上の人をパーティーや食事に達に誘ったことがありますか。
S:はい、あります。
T:誘った時、どのように誘ういましたか。
S:パーティーにきていただけませんかと言いました。
T:いいですね。
T:じゃあ、初めに、教科書の文を読みましょう。S1さん最初の文を読んでください。
S:(教科書を読む)
T:アレックスさんはどこにいると思いますか。
S:会社
T:そうですね。何をしようと思っていますか。
S1:金子部長を送別会に誘います。
T:そうですね。
T:はい、じゃあ、教科書を読みましょう。
会話を読む
T:じゃあ、S1さんはアレックスさんです。S2さんは金子部長です。
T:S1さん立ってください。
S1:立つ。
T:じゃあ、読みましょう。
読んだ後に・・・
T:アレックスさんと、金子部長の会話はどうでしたか。何か変なところがありましたか。ペアの人と相談してみてください。
S:(相談する。)
T:相談できましたか。
S:はい。
T:じゃあ、何が気がついたことはありますか。
S1:「ちょっと」が少し変です。
S2:おいでになる?
Sの回答を確認した後・・・
T:じゃあ、1つずつチェックしましょう。
T:S1さん、最初の文を読んでください。
S1:部長、ちょっと。
T:はい、これはいいですか。
S:変です。
T:じゃあ、どんな言葉がいいと思います。
S:ちょっと、いいですか。
T:もっと丁寧な言い方があります。
T:ちょっと、よろしいでしょうか。です。
T:誰かに話かけるとき、始めに、「ちょっとよろしいでしょうか」と聞きます。
T:じゃあ、S1さん次のアレックスさんの言葉を読んでください。
S1:日曜日は暇ですか。
T:はい、この言葉はどうですか。
S1:いいと思います。
T:どうしていいと思いますか。
S1:「です」を使っていますから。
T:「です」を使っていますね。でも目上の人に「暇ですか。」はちょっと失礼な言い方です。
S:じゃあ、何といいますか。
T:日曜日はご都合いかがでしょうか。ご予定がありますか。といいます。
S:部長も来たいですか。
T:これはどうですか。
S:少し失礼です。
T:そうですね。目上の人に「Vたいですか。」は使えません。
T:誰かを丁寧な言葉で誘う時、どんな言い方が良いと思いますか。
S:来ていただけませんか。
T:そうですね。
T:他にも、「来ていただきたいんですが」や「来ていただけないと思いまして」、「いらっしゃいませんか」、「いかがでしょうか」という言い方もあります。
T:じゃあ、次を読んでください。
S:もしいらっしゃりたいなら、ご遠慮なさらないでください。
T:はい、これはどうですか。
S:いいと思います。
T:どうしてですか。
S:敬語を使っていますから。
T:敬語を使っていますね。「いらっしゃりたい」はどんな意味ですか。
S:来たい
T:そうですね。目上の人に「Vたい」は使えませんね。
S:あぁ。
T:「いらっしゃりたい」はダメです。じゃあ、どんな言葉がいいと思いますか。もし・・・?
S:・・・。
T:「来てくださる。」や「来ていただける。」を使います。
T:ご遠慮なさらないでください。これはどうですか。
S:敬語を使っていますからいいです。
T:敬語を使っていますね。でも、遠慮しないでくださいはあまり良くないです。
S:じゃあ、なんと言いますか。
T:ご遠慮なく。と言います。
T:じゃあ、次を読んでください。
S:では、楽しみにしています。
T:はい、これはどうですか。
S:少しダメです。
T:じゃあ、どうやって言いますか。
S:楽しみにしております。
T:そうですね。
・ひまですか → ご都合いかがでしょうか。 / ご予定はありますか。
・楽しみにしています → 楽しみにしております。
単語 | 意味 |
誘う | to invite |
控えめ | reserved / restrained |
印象を与える | to give consideration to |
当日 | on that day |
推薦状 | reference letter |
気遣う | to give consideration to |
構う | to bother onself |
遠慮する | to be reseved |
2. 敬語で行ってみよう
・確認できたら、もう一度、文章を正しい敬語を使って読む
T:はい、全部読めました。
T:誰かをパーティーや食事に誘いたいとき、最初になんと言いますか。
S:ちょっとよろしいでしょうか。
T:そうですね。
T:じゃあ、S2さんはS3さんにパーティーに来て欲しいと思っています。S3さんが忙しいかもしれ前んから、予定を確認します。何と言って、確認しますか。
S2: S3さん、今度パーティーをするんですが、ご都合はいかがでしょうか。
T:そうですね。そして誘いたいです。なんと言って誘いますか。
S2:S3さんにも来ていただきたいと思っているんですが。
T:そうですね。そして、S3さんは、「お土産を持って行ったほうがいいですか」と言いました。S2さんは何と言いますか。
S:お気遣いなく。
3. 練習しましょう
②慣れてきたらCDを一時停止して、リピートしてもらう。
③さらに慣れてきたら、聞く前に想像して言わせる。
④最後にもう一度、CDと、一緒に言わせる。
T:じゃあ、もう少し練習しましょう。始めに、聞いてください。
S:(CDを聞く)
T:じゃあ、今度は、リピートしましょう。
S:(CDを聞いてリピートする)
T:じゃあ、次は、聞く前に言いましょう。S1さん、1番は?
S:明日はお忙しいでしょうか。
T:じゃあ、もう一度、CDを聞きながら、言いましょう。
S:(CDを聞きながら、言う。)
4. これでOK!
→また、宿題として、何回も家で読ませる。
T:はい、じゃあ、次のページを見てください。
T:アレックスさんは敬語の勉強をしました。そして、金子部長を送別会に誘います。
T:じゃあ、今から、CDを聞きます。教科書を見ながら、聞いてください。
CDを流す。
T:どうですか。意味がわかりましたか。
S:はい。
T:じゃあ、CDをもう一度、聞きましょう。今度は、CDと一緒に読んでください。
CDを流し、Sは一緒に読む。
CDのスピードが速い場合は、Tが読んで、Sがリピートする。
T:はい、OKです。
5. チェックしましょう
・チェックシートに書かせて答えを確認する。
T:じゃあ、問題にチャレンジしましょう。
T:ノートに答えを書いてください。
S:(問題を解く)
T:じゃあ、1番の答えは何ですか。
S:おかまいなく
T:いいですね。
他の問題も答えを確認する。
6. スタイルを変えてみましょう
・それから、CDを聞かせて、リピートさせる。
T:展覧会、田中さんも見に来てください。敬語スタイルで?
S:展覧会、田中さんもいかがかと思いまして・・・・。見にいらっしゃいませんか。
T:いいですね。じゃあ、友達スタイルで何と言いますか?
他の文も確認してから、
T:今度は、CDを聞いて、リピートしましょう。
S:(CDを聞いてリピートする)
7. やってみましょう
T:はい、じゃあ、最後にロールプレイをしましょう。
T:(ロールカードを配布)
T:はい、じゃあ、ペアで練習してください。後で、前でやってもらいます。
T:今日勉強した言葉を使ってくださいね。
S:(練習して、発表)