日本語教師にとって、絵カードは授業に欠かせないアイテムですね。
特に初級の授業の場合、日本語で理解できる言葉や表現、文法は限定されているので、絵カードを使いながら、わかりやすく導入していくことがとても大切です。
しかし、絵カードを作るのってかなり手間がかかりますよね。
それに絵が下手な人なら、文型導入の絵カードを作るなんて正直、無理ですよね。
そんな悩みを解決してくれるのが「絵で導入・絵で練習」です。
「絵で導入・絵で練習」ってどんな本?
「絵で導入・絵で練習」は日本語教師向けに開発された本で、日本語の導入や練習に必要な絵カードが700以上掲載されています。
文型の機能ごとに絵カードが整理されており、各文型で絵カードが10枚ほど用意されています。
以下は「Nをください」の文型のイラスト例ですが、絵が可愛らしく、またレストランで注文する場面であるということが容易にわかります。
学習者にはこういった絵を見せて「何と言いますか」と問いかけたり、絵を見せながら「コーヒーをください」といって導入します。
本書には中にはCD-ROMもついているので、クラスのサイズに合わせて大きく印刷したり、小さく印刷したり、調整が可能です。
また、巻末には絵カードを使った導入例も書いてあるので、これから日本語教師を目指す方や経験の浅い日本語教師の方には参考になるかもしれません。
口コミ
タイトル:文句なしです
付属のCD-ROMに、本の中の絵が全て入っているので、編集が非常に楽です。今までワークシート一つ作るのに沢山の時間を費やしていましたが、これはCDを使ってどんどん編集や印刷していくだけなので、サクサク作業が進みます。初級だけでなく中級の生徒にも、少し複雑な文を作らせる練習に使えますし、幅広いと思います。とにかくCD-ROMがとても役立ってます。コスパがとてもいいと思います。
タイトル:とてもいいです
絵カードは口頭練習に使い、その日の宿題に同じ絵で文を書かせています。
基礎練習ができるものが、新しく出なくなってきているけど、大事だと思います。
最後に
今回は日本語教師の必須アイテム「絵で導入・絵で練習」を紹介しました。
絵カード作りで困っている方や時間を消耗している方はぜひ利用してみてください。
また、以下の記事で「絵カード作りに役立つサイト」も紹介しているので、興味がある方はこちらも読んでください。