目次
使用教材
できるようになること (Can-do)
・行為の目的や目的を達成するためにすることを表明できる。
・物の用途、評価が述べられる。
・何かをするのに必要な時間、経費が言える。
- 〜ために、〜
- . 〜は〜のに、〜
- 〜のに〜かかります
文型1:〜ために、〜
導入:V(辞書形)ために
T:みなさん、毎日、日本語を勉強していますね。
T:どうして日本語を勉強していますか。目的は何ですか。
S1:日本で仕事をしたいですから
S2:日本人と結婚したいですから。
T:S1さんは日本語を勉強しています。目的は日本で仕事をする。です。
T:S1さんは日本で仕事をするために日本語を勉強しています。
T:S2さんは日本語を勉強しています。目的は日本人と結婚する。です。
T:S2さんは日本人と結婚するために日本語を勉強しています。
にほんじんと けっこんするために にほんごを べんきょうしています。
T:「日本で仕事をするために」、「にほんじんと結婚するために」日本語を勉強しています。「〜ために」は目的を言う時に使います。
T:ためにの前は名詞、形容詞。動詞、何ですか?
S:動詞です。
T:動詞の形はなんですか。
S:辞書形です。
T:そうですね。
練習
●教科書の問題(B1)
●変換練習
T:食べます
S:食べるために
●結合練習
T:自分の店を持ちます。貯金しています。
S:自分の店を持つために貯金しています。
導入:Nのために
T:みなさんは何かスポーツしますか。
S1:ジョギングをします。
T:どうしてジョギングをしますか。
S1:健康ですから
T:S1さんは健康のためにジョギングをしています。
T:みなさん、貯金していますか。
S:はい。
T:どうしてですか。
S:将来使うために貯金しています。
T:いいですね。「将来使うために貯金しています。」他の言い方があります。
T:「将来のために貯金しています。」です。
=しょうらいのために ちょきんしています。
T:将来は名詞、動詞、形容詞、何ですか。
S:名詞です。
T:そうですね。ためにの前が名詞の時、「名詞のために」になります。
練習
●教科書の問題(B2/B3/B4/C1)
●Q&A(TがQ、Sが「〜ために」を使って答える)
・どうして日本語を勉強しているんですか。
・皆さんは健康のために何かしていますか。
・将来のために何かしていますか。
・家族のために何かしていることがありますか。
・日本の会社で働くために必要なものは何だと思いますか。
文型解説と例文
文型2:〜は〜のに、〜
・「評価」について述べる場合、後ろは「いいです」、「便利です」などの言葉をよく使う。
導入:用途
T:これは日本語で風呂敷と言います。
T:いつ使うと思いますか?
S:包むとき?
T:そうですね。風呂敷は物を包むのに使います。
T:じゃあ、これはどんな時に使うと思いますか。
S:おにぎりを作るとき?
T:そうですね。これでおにぎりが作れます。
T:これはおにぎりを作るのに使います。
T:じゃあ、これはどうですか?
S:知ってます。頭をマッサージします。
T:そうですね。これを使うと、頭をマッサージできます。
T:頭をマッサージするのに使います。
T:「のに」はいつ使いますか、どんな時に使いますか、使い方を説明するときによく使います。
T:「のに」の前は?
S:動詞の辞書形。
T:そうですね。でも、3グループの動詞を使う時は、
練習
●教科書の問題(B5 / C2)
●物を見せ、「〜のに」を使って用途を答えさせる
導入:評価
T:皆さんは学校を卒業したら、東京と田舎とどちらに住みたいですか。
S:東京です。
T:どうしてですか?
S:東京は便利ですから。
T:何が便利ですか。
S:たくさんお店があります。田舎はありません。
T:そうですね。買い物ができますね。買い物するのに便利です。
T:田舎は買い物するのに不便です。
T:買い物だけですか?
S:レストランもたくさんありますから、食事もできます。
T:そうですね。すぐに食事ができますね。東京は食事するのに便利です。
T:田舎は食事するのに不便です。
T:他にありますか?
S:東京は電車が多いですから、便利です。田舎は電車が少ないですから不便です。
T:そうですね。会社に通うとき、電車がたくさんあると便利ですね。
S:はい。
T:東京は電車が多いので、会社に通うのに便利です。
T:田舎は電車が少ないので、会社に通うのに不便です。
とうきょうは しょくじするのに べんりです。
とうきょうは でんしゃが おおいので かいしゃに かようのにべんりです。
T:この「のに」は「いいです」、「悪いです」を言うときに使います。
T:後ろは「便利です。」、「不便です。」、「良いです」、「悪いです」、「役に立ちます」などの単語を使います。
T:「のに」の前は?
S:動詞の辞書形。
T:そうですね。でも、3グループの動詞を使う時は、
練習
●教科書の問題(B6)
文型解説と例文
文型3:〜のに〜かかります
導入:時間
T:みなさんは毎日学校へ来ます。どのくらいかかりますか。
S1:1時間。
S2:30分。
T:S1さんは学校へ来ます。1時間かかります。
T:S1さんは学校へくるのに、1時間かかります。
T:S2さんは学校へ来ます。30分かかります。
T:S2さんは学校へ来るのに、30分かかります。
他のSにも質問する。
T:(WBに漢字を書いて)じゃあ、今からこの漢字を覚えてください。覚えた人は行ってください。
S1:覚えました。
T:はい、S1さんはこの漢字を覚えました。2分かかりました。
T:S1さんはこの漢字を覚えるのに2分かかりました。
T:学校に来ます、漢字を覚えます。何かをします。どのぐらい時間がかかるかを言うときも「のに」が使えます。
導入:経費
T:パスポートです。
T:日本人がパスポートを作ります。1万6,000円掛かります。
S:高い!
T:高いですね。
T:日本人がパスポートを作るのに、1万6,000円掛かります。
T:皆さんの国はどうですか。「のに」を使って言ってください。
S:答える。
T:何かをするときに、いくらかかるかを言うときも「のに」が使えます。
練習
●教科書の問題(B7/C3)
●結合練習
T:パソコンを修理します。1万円かかります。
S:パソコンを修理するのに1万円かかります。
●Q&A
・学校に来るのに、どのぐらい掛かりますか。
・昨日の宿題に、どのぐらい掛かりましたか。
・このページの単語を全部覚えるのに、どのくらい掛かりましたか。
・学習者の国へ行くのにいくら掛かりますか。
●日本と学習者の国の物価について話し合う
・映画を見るのにいくらかかるか。
・電車に乗るのにいくらかかるか。
・大学に行くのにいくらかかるか。 など