【教案】みんなの日本語初級2:第36課

使用教材

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できるようになること (Can-do)

・到達目標や努力目標を述べることができる。
・人の能力及び物事の状況の変化を述べることができる。

学習項目(文型)
  1. 〜ように、〜
  2. 〜ようになります
  3. 〜ようにしています
  4. 〜ようにしてください



文型1:V1ように、V2 / V1ないように、V2

導入① :V1ように、V2(目的・目標)

メモ
・目標や目的を達成するために行う行為を表す表現。(V1:目標、V2:目標達成のための行為)
・V1は無意志動詞が用いられる。
・導入の前に可能動詞の復習をしておく

T:みなさんは今、日本語を勉強していますね。
S:はい。
T:どうしてですか。
S1:日本の会社で働きたいですから。
S2:漫画が読みたいですから。
T:(Sの発話を板書する)

板書
にほんの かいしゃで はたらく。
まんがを よむ。

T:これは皆さんの目標(goal)ですね。
S:はい。
T:S1さんは日本の会社で働きたいです。だから、頑張って毎日日本語を勉強します。
T:S1さんは日本の会社で働けるように、毎日日本語を勉強しています。

T:S2さんは漫画が読みたいです。だから、頑張って毎日、日本語を勉強します。
T:漫画が読めるように毎日日本語を勉強しています。

*その他、学生が何か目的を持ってやっていることをピックアップし、導入する。

板書
にほんの かいしゃで はたらけるように まいにち にほんごを べんきょうして います。
まんがが よめるように まいにち にほんごを べんきょうしています。

T:「日本の会社で働く」「漫画を読む」これはゴールです。このゴールをしたいです。頑張って日本語を勉強しています。

T:「働ける」、「読める」の形は何ですか。
S:可能動詞です。
T:そうですね。可能動詞のます形?辞書形?
S:辞書形です。
T:いいですね。

補足:意志動詞・無意志動詞について

T:「〜ように」の前の動詞は可能動詞の辞書形ですが、スペシャルもあります。みんなが知っている単語です。
T:例えば、海が?
S:見えます。
T:声が?
S:聞こえます。
T:答えが?
S:わかります。
T:風邪が?
S:なおります。

板書
スペシャル
・見えます
・聞こえます
・わかります
・なおります  など

T:これらの動詞は無意志動詞と言います。
S:意志は英語で何ですか?
T:willです。

T:無意志動詞は意志が無い動詞、自分でコントロールできない動詞です。
T:例えば、(板書)「病気がなおります」。今すぐ病気になれますか?
S:できません。
T:できませんね。自分でコントロールできない動詞は無意志動詞です。

練習

●教科書の問題(Bー1)

導入②:V1ないように、V2

ポイント
・V1(悪いこと)が起きないように、V2をする。

T:皆さん、風邪をひきたいですか。
S:ひきたくないですよ!
T:そうですよね。じゃあ、風邪をひきたくないです。何をしますか。
S1:野菜をたくさん食べます。
S2:家に帰ったら手を洗います。
T:いいですね。風邪をひきたくないです。手を洗います。
T:風邪をひかないように手を洗います。
T:風邪をひきたくないです。野菜をたくさん食べます。
T:風邪をひかないように野菜をたくさん食べます。

板書
かぜを ひかないように てを あらいます。
かぜを ひかないように やさいを たくさん たべます。

T:風邪を引かないように手を洗います。これは風邪を引きたくないですから、気をつけますね。どうやって気をつけますか。
S:手を洗います。野菜を食べます。
T:そうですね。(前件を指して)これがあ嫌です。だから(後件を指して)をして気をつけます。

T:動詞の形は何ですか。
S:ない形
T:そうですね。

練習

●教科書の問題(Bー2 / Cー1)

●Q&A
・日本語が上手に話せるように、どんな練習をしていますか。
・漢字が早く覚えられるように、どんな練習をしていますか。
・毎日、学校に遅れないように、何をしていますか。
・習った単語や文法を忘れないように、何をしなければなりませんか。


文型2:〜ようになります / 〜ようになりましたか

導入①:〜ようになります(能力)

T:2年前、皆さんは平仮名、カタカナが書けましたか。
S:いいえ。
T:今は?どうですか?
S:書けます。
T:2年前、平仮名、カタカナが書けませんでした。
T:今、平仮名、カタカナが書けます。
T:ひらがな、カタカタが書けるようになりました。

板書
ひらがな、カタカナが かけるように なりました。

T:皆さんは、子供の時にできなかったことが何かありますか。
S1:泳ぐことができませんでした。
T:今はどうですか。
S1:泳げます。
T:S1さんは子供の時、泳げませんでした。今、泳げます。
T:S1さんは泳げるようになりました。

板書
S1さんは およげるように なりました。

T:前、ひらがなが書けませんでした。今、書けます。ひらがなが書けるようになる。
T:前、泳げませんでした。今、泳げます。泳げるようになる。
T:前、できません、今、できます。これを言いたい時、「〜ようになる」を使います。

T:「ようになる」の前の動詞は何形ですか。
S1:可能動詞
S2:辞書形
T:そうですね。

練習

●変換練習
T:食べます。
S:食べられるようになる。

●文作り
絵カードを見せて、文を作らせる。

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●教科書の問題(Bー3)

導入②:〜ようになりましたか

メモ
この質問に対してNoで答える場合は、「いいえ、まだ〜ません」となる。

T:S1さんは、ひらがなが全部、書けるようになりましたか。
S1:はい、書けるようになりました。

T:じゃあ、これは何ですか。
S1:本です。
T:どんな本ですか。
S1:日本語の本です。
T:そうですね。日本語の本です。S1さんは、日本語の本が読めるようになりましたか。
S1:いいえ、読めるようになりませんでした。
T:いいえ、まだ読めません。

T:じゃあ、日本語の新聞が読めるようになりましたか。
S1:いいえ、まだ読めません。

板書
にほんごの ほんが よめるように なりましたか。
・・・いいえ、まだ よめません。

練習

●Q&Aで練習
T:漢字がたくさん話せるようになりましたか。
S:いいえ、まだ話せません。

・日本語で自分の意見が言えるようになりましたか。
・漢字を100個以上書けるようになりましたか。
・漫画の日本語がわかるようになりましたか。
・ニュースの日本語がわかるようになりましたか。

●教科書の問題(Bー4 / C−2)

導入③:〜ようになります(状況可能)

T:50年前、友達とメールができましたか。
S:いいえ、できませんでした。
T:そうですね。今はどうですか。
S:できます。
T:そうですね。昔は携帯やパソコンがありませんでしたから、メールができませんでした。
T:今は携帯やパソコンがありますから、メールができるようになりました。

T:30年前、海外旅行に行くのはとても高かったです。飛行機のチケットは高かったので、簡単に海外旅行にいけませんでした。
T:でも、今はどうですか。時々、飛行機のチケットは?
S:安いです。
T:安いですね。昔は簡単に海外旅行にいけません。今はいけます。S1さん?
S:今は簡単に海外旅行に行けるようになりました。

板書
いまは、かんたんに かいがいりょこうに いけるようになりました。

練習

●昔と今の状況を比較し、できるようになったことを考える。

●教科書の問題(Bー5)

文型3:〜ようにしています(習慣)

導入

メモ
習慣的あるいは継続的していることや、しないと決めてしていないことを表す。

T:1年前、私は決めました。毎日、本を読みます。それから、毎日、忙しくても本を読みます。大変ですが、毎日読んでいます。私は、毎日、本を読むようにしています。

T:1年前、私は決めました。朝7時に起きますそれから、毎日、朝7時に起きます。私は毎朝、朝7時に起きるようにしています。

T:(写真を見せて)トムさんです。私の友達です。トムさんは今、ダイエットをしています。
T:トムさんは決めました。エレベーターを使いません。階段を使います。
T:トムさんは毎日、大変です。でも、毎日、階段を使います。
T:トムさんは階段を使うようにしています。
T:トムさんはエレベーターを使わないようにしています。

板書
トムさんは かいだんを つかうように しています。
トムさんは エレベーターを つかわないように しています。

T:トムさんは、ダイエットをしています。
T:彼はチョコレートが大好きです。チョコレートを食べます。いいですか。
S:ダメです。

T:ダメですね。ダイエットをしていますから、チョコレートを食べてはいけません。
T:トムさんは決めました。チョコレートが好きですが、チョコレートを食べません。

T:トムさんはチョコレートを食べないようにしています。

板書
チョコレートを たべないように しています。

T:「〜ようにしています」は「決めました。Vをします。大変ですが、続けます。」という意味です。
T:「〜ないようにしています」は「決めました。Vをしません。大変ですが、続けます。」という意味です

練習

●変換練習
・毎日、7時に起きます。
・毎日、野菜を食べます。
・嘘をつきません。
・できるだけ残業しません。
・1ヶ月に1回、親に電話します。

●後件作成
T:ダイエットをしていますから
S:毎日、運動するようにしています。


文型4:〜ようにしてください(習慣的な行為の指示・依頼)

導入

メモ
・間接的で「〜てください」よりも丁寧。
・日頃から、気をつけて欲しいこと、心がけて欲しいことを言う時に使う。

T:みなさん、授業の時、何を使いますか。
S:教科書です。
T:そうですね。明日、教科書を使いますから、忘れないでください。明後日、教科書を使いますから、忘れないでください。
T:毎日使います。いつも使います。教科書を忘れないようにしてください。

T:皆さんは日本語が上手になりたいですね。
S:はい。
T:じゃあ、どうしたらいいですか。
S:毎日、日本語を話します。
T:そうですね。今日、日本語を話してください。明日、日本語を話してください。明後日、日本語を話してください。毎日、日本語を話すようにしてください。

T:(写真を見せて)ここはどこですか。
S:学校です。
T:そうですね。今日、学校の中で走ってもいいですか。
S:ダメです。
T:ダメですね。明日、学校の中で走ってもいいですか。
S:ダメです。
T:毎日、走ってはいけませんね。私はみなさんに言います。
T:学校の中で、走らないようにしてください。

板書
学校の中で走らないようにしてください。

T:「忘れないようにしてください」、「話すようにしてください」「走らないようにしてください」は明日も、明後日も、いつもしてください。と言う意味です。今日だけじゃありません、明日だけじゃありません。

 「〜てください」との違いを質問された場合は、「S1さん立ってください」、「ペンを貸してください」など、1回の動作で終わる例を出して、違いを説明すると良い。

練習

●変換練習
T:勉強する
S:勉強するようにしてください

●Q&A
T:ここはどこですか。
S:図書館です。
T:図書館の人はどんな注意をしますか。

その他の質問例
・動物園の人はどんな注意をしますか。
・美術館の人はどんな注意をしますか。
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